香子さんのレビュー一覧

てのなるほうへ 小説

栗城偲  小椋ムク 

恋することで視界が開けた

小椋ムクさんの表紙に惹かれて買いました。初めて読む作家さんです。文章が読みやすく、展開もさほど無理なく進むので最後まで安心して読めました。

攻めはなんと、妖怪“のっぺらぼう”
人外や妖怪モノは数あれど、メインキャラがのっぺらぼうというのは、私が読んだ中では初めてです。
対する受けは中途失明者のサラリーマン。
彼は職場の人と接するときには、当たり障りなく少し控えめに話すのに、草枕の周りの…

4

恋するインテリジェンス 3(表題作 数式は鷹に恋をする 2 前後編) コミック

丹下道 

キリっとしたとき

いや〜、今回もエロ満載でございました。
武笠と深津カップルのその後が気になってたのですが、最初にちょこっとしかなかったので残念です。
円ちゃんの過去の話、良かったです。おもちゃかえして、のシーンはうるっときました。
新カップルは40目前でありながら、美人で色気たっぷりの楚和とその部下の話です。密かに想いを寄せながらも打ち明けられず、恋愛経験もないからエスコートクラブのお世話になる楚和さんが切…

9

プルメリアのころ。 小説

尾上与一   

千歳、まじヒロイン

大好きな1945シリーズの最後を締めくくる作品なので、“神”評価をつけたかったのですが、今回は登場人物に感情移入ができず…。
すみません、なにより千歳があまり好きになれませんでした。なんちゅーか…坊っちゃんを通り越して、深窓の令嬢みたいな感じで、とても軍人さんには見えないんですよ。
全然関係ないですが、某図書館を戦場とした作品に出てくるヒロインの方が、よほど男らしいと思いました。
怪我をした…

4

二月病 小説

尾上与一  黒沢要 

じわりと痛い命がけの恋

文章がやや拙く、ところどころ読みにくいところもありますが最後まで退屈させない展開で、一気に読んでしまいました。
ストーリー自体が似ているわけではありませんが、中原みすずの「初恋」的な雰囲気です。(10年くらい前に宮崎あおい主演で映画化してます)

読み始めは千夏は嫌な男だと思ってました。が、読み進めていくうちに考えが変わった。人を好きになることを覚えた彼はとても素敵でした。奇しくも拉致事件を…

2

センチメンタルガーデンラバー コミック

小椋ムク 

愛くるしい短編集

表題作の猫ちゃんのストーリー、とても可愛いです。比呂を守りたいが為に人間になって、彼に尽くす姿は健気です。シマは愛らしいルックスのわりに知的なんですよ!
猫ちゃんズの話も、他の作品ももちろんよかったのですが、私は『いつもわらっていてほしい』が一番好きです。
普段はポーカーフェイスでお堅い敏腕秘書が、大好きなスイーツの前では、目尻が下がってるのが可愛すぎます!!
それから、「恥かしい」の一言に…

1

きこえる? 通常版 コミック

橋本あおい 

樹、激カワ!

ピュアピュアな大学生とラジオDJのもどかしいラブストーリーです。展開は少女マンガ的かな?
ラジオを聴くのが趣味の大学生樹はある日、憧れのDJユノと出会ってしまいます。お互いに惹かれつつ少しずつ距離を詰めていく二人ですが、なかなかラブに進んでくれんのですわ。樹の方は、いちリスナーの自分が相手にされるわけないと考え、ユノがやっている番組に最後のお別れともとれるメールを送ります。
とはいえ、ここでバ…

2

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

平和って大事だよな。

あとがきで凪良さんも書かれてたように、永遠の命=永遠の幸せではないのですが、南里とシンは幸せなのだとおもいます。
アンドロイドものはあまり好みではないし、ましてセックスドールなんて凪良さんの作品でなかったら手を出さなかったと思います。
ですが、やっぱり凪良さんの表現は素晴らしいですね。
血の通わないはずのシンが、まるで産まれたての子供の様に可愛いんですよ。南里が見せてくれるもの全てに興味を示…

2

きみが終着駅 コミック

ロッキー 

しっとりとした雰囲気

ロッキーさんの作品の雰囲気は、フランスのモノクロ映画みたい。『僕の幸福〜』の登場人物もそうでしたが、こちらの作品のカップルも、落ち着いて見えて実は情熱的な部分を隠し持っているふたりです。
他人に無関心でノンケで、そのくせ一人で食事をするのが苦手な沙樹が、たまたまゲイバーで会った幸村には興味を示す。だが、幸村の方も厄介なコンプレックスがあった。
惹かれ合ってはいるのに、なかなか恋人同士にはなれな…

6

画家と音楽家 コミック

  ARUKU  

人の弱さ、理不尽さ、哀しさ、健気さ

ハッピーエンドで甘々なストーリーがお好きな方や、結末が白黒はっきりしない作品が苦手な方にはちょっとオススメできないかもです。
ARUKUさんの描く世界は、ときに薄情だったりします。
特に印象が深い以下の作品についてレビューしてみました。
『画家と音楽家』
本来なら交わるはずのなかった二人の出会いから別れまでのはなし。アル中で売れない画家とスランプ気味の音楽家は、ある日偶然出会いやがて惹かれ…

2

飴とキス コミック

秋平しろ 

わたあめみたいな話

最初は絵に抵抗があったのですが、読んでるうちに「あぁ、絵も含めて愛くるしい…」と思いはじめました。
甘くてふわふわな話です。

自分に自信のない前田は自分のこと不細工だと思っていますが、小動物みたいでめっちゃ可愛いんですよ!
しかも、トイレの個室で「触っていいですか?」って……!!
そら、楊井もびっくらこくわ。
お付き合いが始まってからも順風満帆とはいかず、楊井の異動があったり、離れて…

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