Sakura0904![]()
ハイエナ族というのが登場し、なかなか波乱に富んだ続編でした。王であるゼンの周囲に認めてもらいたい気持ちが強いシーアは、最終的には単独で彼らの群れに乗り込むことに。無鉄砲と勇猛さは違うので、シーアは獣たちと人間の違いを理解して、獣に無理に近づこうとするのではなく、人間にできることをやればいいんだということを今回の件で分かってほしいですね。まだ何かあったら飛び出してしまいそうな危うさを秘めている気が…
どうしてこんなに低評価が多いんだろうと不思議でしたが、なるほど、読み始めたらすぐに理由が分かりました。確かに、前作でロウと佳乃が大好きになり、その糖度高めな後日談を求めて買ってこれだったら、ロウは何してるの?となるしあまり満足度は高くないだろうなと。予想以上に第三者である仁瑚の比重が大きいんですよね。幸運にも私個人は仁瑚の見た目も性格もドンピシャタイプで、彼メインの物語を読みたい!と感じたので、…
幼馴染同士で片方の家で一緒に過ごす時間も多く、いろいろ勝手知ったる間柄の銀河と琉叶。銀河の方は長い片想いをしていますが、それが実る時は今まで悩んでいたのは一体何だったんだと思うほど呆気なく訪れます。琉叶というキャラクターがもやもやした気持ちを溜め込まない、何でもオープンな性格なおかげですね。じめじめしていない受けは貴重なので、彼のようなキャラは大歓迎です。あっさり事が運んでいくのであまりドキドキ…
メイン2人のキャラが個人的な好みからは少し外れていたのでこの評価に落ち着きましたが、ストーリーと栗原のようなタイプの人間の解像度の高さは素晴らしかったです。こういう人、リアルにいるんですよ。悪い奴じゃないし、ビッチともちょっと違う。社会性や対人スキルにも問題がないからメンヘラと一言で片付けるのにも違和感がある。ただ、やはり家庭環境にあまり恵まれない幼少期を過ごしていて、孤独への不安や抵抗が大きく…
このシリーズって熱狂的なファンの方がたくさんいらっしゃいますよね。私もその熱の根源を知りたくて読み始めた1人。7年前くらいに初めて読んだ時は魅力が分からず2巻辺りで離脱しましたが、そこから2年経って改めて読んでみたら最初の頃と感覚が変わったのか、萌える余裕も出てきて毎巻結構楽しんで読んでいました。
ただ、今回は前巻を読んでから間が空いたせいもあるかもしれませんが、あまり萌えは感じられませ…
連れ子同士の義兄弟の関係性ということで、本当の兄弟よりで恋に発展するよりはずっと現実味がありました。幼い頃からならともかく、ある程度物心ついてからの再婚なら子供といえどお互い多少は気を遣う。やっぱりどこまでいっても他人だからこそ、こうして好きになってしまうんじゃないかなと思います。miso先生の作品にしては毒気というかシリアス成分がそこまで多くはなく、兄の雄飛の方はもっと病んでいるのかと思いきや…
この2人はこれからもキスに重きを置いて恋人としてやっていくのかな?と思っていましたが、当然透はそこから先の行為への欲求も強いし、普段も恋人らしい日常を送りたいと考えていて。キスは上手でもまともな恋愛経験のない真白は、いつでもキスに持ち込んだり、透以外ともキス上手の噂をきっかけに仲良くなったりする自分を客観的に見つめ直します。2人が出会ったきっかけでもあるし、真白の1つの個性でもあるから我慢する必…
なかなか面白い攻め受けの組み合わせでした。イケメンで性欲も強いのに、キスが下手な透。大学で噂になるほどキスが上手いのに、そこから先に進みたい欲がまったくない真白。前半はキスをレクチャーする真白が押していましたが、相手に触りたいと思えないのは本気で好きになった相手とシていないからでは?と透が真白の歪な性欲の原因に気付いてからは、透の方が押すように。そういう所に気付けるのって、やはり人をよく見ている…
題材、ストーリー展開はとても良かったです。誰かに理不尽に苦しめられた時、暴行や刃傷沙汰に遭った時、苦痛を受けている人を助けたい一心で犯す罪というのは、私はけっして軽くはないけれど、人間らしい感情を持つが故のごくごく誰にでも起こり得るものだと思っています。亮の行動も楓の行動も、十分に理解の余地があるものでした。
一方で、2人の互いへの執着というか強い結び付きの基盤となる、事件が起こる前の関…
今の鴫原が形成された背景が見えてくる3巻。彼が自分で語らないから、知り合ったばかりの第三者から情報を引き出そうとした陸の行動力はもちろん向こう見ずな勢い任せなものではあるけれど、北白河の言う通り特別な情がなければできることではないし、嫌いじゃないと思いました。流されたり萎縮し過ぎたりせずちゃんと自分で抜け出して、その足で鴫原の家へと向かう芯のぶれなさも受けとしてはとても好みです。
鴫原は…
