Sakura0904
史朗は普段の食事作りが上手いだけでなく、甘味もさらっと作ってしまうところが憎いなぁと思います。さっさと切り上げるとはいえ、弁護士というハードワークをこなしながらこれだけレパートリーがあることが本当にすごい。
そして、ちょっとだけ史朗の元カレの話も出てきましたね。元カレ、典型的なモラハラ男。それでも好きだったという史朗に意外とダメ男製造機?と思いながらも、元カレとは大分タイプの違うケンジに…
いやぁ読んでいるとお腹が空いちゃいますね。ちょうど今秋で、作中でも秋の味覚がいろいろ登場したので、作ろうと思えば作れてしまうなと。でも史朗のように副菜を何品も作るのは絶対無理です(笑)。仕事で疲れた体にそんな気力はないし、週末も料理に時間をかけたくない。せいぜい2品が限界です。料理が好きな人、料理することでリラックスできる人って本当に羨ましいなぁ。
ゲイとして生きる苦悩にもさらりと触れて…
この3巻は2巻の続きではなく、2人の出会いや再会の辺りを貴宏視点で丁寧に辿っていく構成でした。過去の男への未練と現状の自分への苛立ちで燻っていた貴宏が、レオと少しずつ関係を深めていくのと共に、じわじわと日々に楽しみを感じられる瞬間が増えていく様子が分かり、相変わらず濡れ場多めではあったのですが、なんだかほっこりしてしまいました。嘘や見栄を纏わず、いつでも素直な自分を晒け出しているレオみたいな人っ…
1巻よりは波乱も少なめで、何かすれ違いが起きても心の底ではちゃんと相手に愛されていることを2人とも理解している印象でした。そして、相変わらず濡れ場が多め。貴宏は結構責めるけれど、毎回レオに奉仕している方が多いですね。相手を気持ち良くさせることに喜びを感じるタイプなんだなと。レオは普段もセックス中も泣いてばかりな印象だったので、3巻では彼も貴宏に奉仕したり、どんと男らしい所を見せてくれると嬉しいで…
akabeko先生の作品で初めて読んだのが『落果』だったなぁと懐かしく思います。あちらでも表題作以上に店長とレオの話に惹かれたので、3年を経てまた2人を世に出してくださったことが嬉しいです。同棲もしてすっかり落ち着いたように見える2人だけど、実はお互いまだまだ相手の気持ちを理解できてない部分があって。そもそもきちんと恋人宣言をしたわけでもなく、セフレの延長として始まった関係。でも、相手への好意は…
◆淫魔くんデリバリー(表題作)
100ページ弱で終わる作品でありながら、エロもストーリーも満足できるバランスで詰まっていて、初っ端からがっつりおわる先生ワールドに引き込んでくれました。淫魔コスのすばるがとにかくエロ可愛いんです。すらっとした体格だけどお尻とか要所要所がむっちりしているので、濡れ場も目に楽しい。序盤から積極的に貴明に迫るけれど、初めての売り子には緊張したりと年相応な一面もあり、ま…
ホストのような見た目に反して、本命である木菜となかなか関係を深められない春日。クズ男時代の産物で、木菜に心からの好意をまったく信じてもらえない彼はもちろん自業自得ではあるのですが、さすがに10年経ってこの進み具合なのは可哀想になってきました(笑)。簡単には彼を幸せにしたくない桃月の気持ちも分かるけれど、結局それは木菜を悩ませることにも繋がるので、やはり極力早く収まるべき所に収まってほしい。初々し…
いやあ、久々にこの2人のやりとりを読めて嬉しいです。相変わらずこの巻でもケンカップルでしたが、根底に相手への好意が変わらずあるのは透けて見えて安定感は増しましたね。虎谷が獅子倉を見る目がいつも優しいなぁと。獅子倉も虎谷の言動にカチンときても、嫌いになったわけではなく、むしろ好きだからこそ彼の読めない言動に傷付いているんだなぁというのがすぐ分かって、なんだか微笑ましくて。虎谷の父親はザ・頑固親父で…
ヤンキーなつぐみが時折Ωらしい振る舞いを見せるのももちろん可愛いけれど、エリート家系で常識人の恵が並の高校生らしく、つぐみの一挙手一投足に喜怒哀楽を振り回されるところが本当に可愛いなと思います。つぐみが何の駆け引きもするタイプではないからこそ、すべての言動がストレートに直撃する。ストーリー展開は王道でしたが、悶えたり、むらむらしたり、嫉妬したりと忙しい恵の初恋のような感情を存分に楽しめました。
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受けの安藤が綺麗な顔に似合わずなかなか性癖を拗らせているのですが、音は聞かれたくても見られたくはないなど、けっしてオープンではなく常に恥じらいは持っているので、寺崎と同じく彼の我慢する表情に萌えました。でも、一旦寺崎が自分を受け入れてくれる人だと分かると積極的に迫り、ギャップがあります。
一方、突然そんな安藤の性癖に付き合わされることになった寺崎。一見、ライバルを蹴落とすことに燃えるちょ…