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18/30(合計:299件)
和泉桂 円陣闇丸
fandesu
うーん……やはりこのシリーズ、私には合わないのではないかと思い始めてきた二作目。 一作目同様、電子書籍版にはイラストがありません。 無理目と知りつつ、必死で手を伸ばそうとする登場人物は好きです。出来ないことを「出来る出来る」と頑張る姿があれば、結果がどうであろうと、もっと言っちゃえば、多少アンモラルであろうと良しとしちゃう所があります。 なのに、なんで和貴はダメなんかなぁ…… 「本…
水原とほる 兼守美行
ネタバレ
「いやいや、スリリングな終わり方をするもんだな」と感心した完結編。 こちらも、電子書籍には、あとがきはあれども挿絵なし。 事件は相変わらず起きるのですが、そちらがむしろ添え物的な感じです。 なんと言っても驚きなのは、正田にもいましたよ。因縁のお相手。 「はぁ……(溜息)そういう人ね」ってなもんです。 なかなかこの絆は断ち切れんでしょう。 おまけに今作では、バーバーとして生きていくこ…
2014年5月発行の電子書籍で読みました。あとがきはありますが、挿絵はなし。兼森さんの美麗な表紙絵に惹かれて『ジャケ買い』したものですから、ひじょーに寂しかったです(このイラスト、最高ですよね?美しいだけではなく、ドラマが感じられるのが良い)。 これからお読みになる方は関連作の『The Barber(2) The Cop -ザ・コップ-』も一緒にお求めになって、続けて読まれることをお勧めしま…
夜光花 笠井あゆみ
事前知識なしに電子で読了。 こちらに来たら、なんとレビューの多いことよ! 人気作だったんですね。 なんとなく解る気がします。 まず初っ端に感想を一言で。 「夜光さんの新境地?」 描いている世界観は夜光さんなんです。『眷属を身に宿す一族の悪霊退治のお話』なので、まさしく。 でも、お話の手触りがちょっといつもと違う感じなんですよ。 『バグ』の時にすごく感じちゃった、おどろおどろ…
間之あまの 蓮川愛
4年前に出版された作品の新装版だったのですね。作者あとがきを読んで知りました。 私は今回が初読みです。 もう、甘い、甘い。 旧叛に大変多くのレビューが寄せられている人気作ですので、感想のみで。 小鳥遊くんにとっては、初恋が『美しい思い出』のまま凍結してしまったわけですよね。 明らかに『悲恋』として始まるのですけれども、悲恋風味はとても控え目。 相手がいなくなってしまった理由をきちん…
ナツ之えだまめ 黒山メッキ
電子書籍で読了。挿絵、あとがきあり。 「わー、パニック小説だ」と(何故か)嬉々としたのですが、パニック小説風味は冒頭だけでした。 『死』と『善悪』について、考えさせられるお話です。 キリスト教の教会組織が出てきますけれど、宗教についてのお話ではないと思います。 良い悪いというものは、立場によって判断が異なります。 だからこそ、良い判断をしたからといって、良い結果が訪れるとは限りま…
栗城偲 コウキ。
電子書籍で読了。挿絵、あとがきあり。ただし、marilynさんが前のレビューで教えてくださっている『カバー下ss』は収録されていません。 栗城さんらしい、可愛らしいオメガバース。 可愛らしいと同時に「正しい」と思いました。 適切な言い方かどうか判りませんが「政治的に正しい」って言うか……読んでいて私の中の女性的な部分が傷つきません。 私の中に『学校図書館に置くべきBL』というジャンルが…
宇喜田紅 九重シャム
『そのキャラが好きで好きで、もうすべてを追っかけていたら、当然のごとく中の人まで好きになってしまった』という経験をお持ちの姐さま方は多いかと思います。 このお話は『それ』です。 ああ!まさしくドリームではないか! 大手広告代理店(社名が『白凰堂』って……笑)に勤め、仕事も出来る男、木野一は軽い接触恐怖症です。両親が多忙なため寂しかった子ども時代、大切にしていたクマのぬいぐるみを母親に捨て…
鳥谷しず 小山田あみ
雑誌を読まないものですからあまり情報がなくて。 「でも、捜査官って言うからには警察ものだよね」と『新世界恋愛革命』が大好きな私は実に楽しみに待っておりました。 そしたら……続き物でした。完結は12月発売とのこと。 それも、これから波乱が起きそうな部分で終わっています。 政略結婚(いつの時代だ!)の末、離婚した両親を持つ刑事の篠森は、恋愛をする気がありません。刑事の仕事と、可愛がっている…
西野花 笠井あゆみ
電子書籍で読了。挿絵あり。あとがきなし。 美しいのですが、何と言ったら良いのかもうよく解らない笠井画伯のイラストにやられて購入。 カラーイラストがもう1作あるのですが、こちらもやたら凝った構図がすごい。 そんでもって、司くんの肋骨が禍々しくエロい。 「魔女は性的に奔放」であるのならば、やはり「性的に奔放な女性というのはダメな存在とされているのだろうなぁ」と思いつつ読み終えた本作。 …