フランクさんのレビュー一覧

元カレが教育係だったんですが 小説

海野幸  麻々原絵里依 

両視点がいい!

タイトル通り、新入社員として入社したら元カレがまさかの教育係で…というやつです。
別れた理由によっては、なんだそいつ?!そんなやつとヨリを戻す必要はない!!となるけれど、攻め視点があることによって納得いく仕上がりとなってました。
超〜未練たらたらだし、まぁ、それなら受けとくっつくのも許してやる!ってな感じです。

すれ違いまくるかなと思ってたら、思っていたよりも難なく元鞘に戻ったのは雑誌掲…

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月満ちる第四皇子の婚礼 小説

安西リカ  サマミヤアカザ 

お手紙シーンが萌える


受けのナランは、「わたしは歴史ある大国アスタイダルガの第四皇子」と己に言い聞かせ鼓舞することで矜持を保っているお方。
自己評価が低く小心者なのにプライドは高く意地っ張りなナランの姿に、好印象を抱けぬままのスタートです。

でも読み進めていくと印象が変わっていきます。
アランは多言語の古文書も読み解けるくらいの読み書きの才能を持っているのに、筋肉主義な王宮のなかではそれが評価されていない…

1

プラネタリウムの輝夜姫 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

竹取物語になぞらえて

綺月陣さんの作品は、「沼の竜宮城で、海皇様がお待ちかね」と「ランチボックスに恋を詰めよう ~ツンデレ俳優、唐揚げ最強伝説~」しか読んだことがないのですが、あちらが楽しく読めた方ならこちらも楽しく読めると思います。
(綺月陣さん作品はシリアス&痛いのが多めというイメージがあり、ビビってなかなか読めず、上記のような超〜〜偏ったセレクトになっています。)

竹取物語になぞらえた作品となっているけれ…

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偏食家のためのレストラン 小説

海野幸  蓮川愛 

私のオーダーも聞いてほしい。

読み始めたときの感想は、「あぁ〜海野幸さんの書く受けって感じ!」でした。
一癖あるというか、妙な拘りのせいで生きづらそうというか。

この作品の受け、千秋の拘りは食事なんですね。
味とかではなく「正しい食事」かどうかにめちゃくちゃ拘ってる。
彼の食事は、好きとか嫌いとか気分とか一切関係なく、栄養バランスが正しいかどうかを突き詰め、嫌いな食材でも栄養に必要とあれば機械的に口に運ぶ。
食事…

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BLゲームに転生したらサイコパス攻めに溺愛された 小説

夜光花  奈良千春 

こんな攻め、他にいてたまるか!

夜光花さんの作品は全作品、読んでいるわけではありませんが、
お気に入りの攻めは、不浄の回廊の西条、愛されたくないの三神、眷愛隷属の有生です。
ちなみに間違っても彼らは彼氏にはしたくないし、私の人生とは関わってほしくない。
だけど読んでる分には、ぶっ飛んでてイカれてて面白いやつらではあります。

眷愛隷属の有生もサイコパスみあるなーと思ってましたが、いやいやいやいや‥‥有生が甘ちゃんに思え…

2

ロマンチックバージョン 小説

安西リカ  羽純ハナ 

恋愛に無頓着だった攻めが、受けに出会って何かを自覚し、目覚め……

めっちゃ萌えた!とかではないけど、ディアプラスの安西さんらしい作品だなぁと思いました。

攻めの綾瀬は「恋人はいればなにかと便利だけど、いなくても別段困らない」と思ってる男なんですね。
外見派手で男女問わずモテるから去るもの追わずで、「自分勝手でいつもうまくいかなくなるけど、それで無理ってなったらそれまで」なんてことを、平気で恋人の淳史(受け)にのたまっちゃう。
淳史が玉砕覚悟の言い逃げの…

3

エンドロールは100年後 小説

月村奎  ミギノヤギ 

りっくんタイム

この作品の受けは脚本家なんだけどスランプ中で自己肯定感もダダ下がりで、月村作品でお馴染みのグルグル受けではあるけれど、それは自己肯定感が低いからというよりも、脚本家として想像力が豊かだからついあれこれ想像しちゃってといった印象を抱きました。
怜久の1人ツッコミも多く、文章も従来よりポップ?というか軽めというか、深刻ではない。

めっちゃ萌えるー!とか、このセリフ刺さる〜!とか、攻め好きぃ!!…

1

社長、取材を受けてください! 社長、会議に出てください! 2 小説

海野幸  ミドリノエバ 

面白かった

二巻も引き続き、安定のお仕事BLで面白かったです。

「社長、取材を受けてください!」というタイトルから、一巻のように取材の必要性を説くも、本人は乗り気ではなく……みたいなのを想像していたのですが、あらすじを見たら「当人はまさかの快諾で!? 」とありましたね。(あらすじは読まないので……)

この作品は攻め受けの恋愛模様に萌えるというよりも、リバースエッジで働く人たち、そして会社の行末がつ…

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社長、会議に出てください! 小説

海野幸  ミドリノエバ 

お仕事描写が読んでて楽しい

続刊が発行されたので、再読。

恋愛模様に萌え〜!とか、きゃー!!となる部分はぶっちゃけ少ないのですがいいんです。
お仕事描写が読んでて楽しいから。

黙っていると威圧感があるほどの美貌の持ち主である攻め(ベンチャー企業の社長)と、萎縮しまくりの社員たち。
そんな会社へ「場の空気を攪拌する力」を期待されて採用された鳴沢。

「他人のために爆心地に突っ込む」とまで言われる鳴沢の働きの…

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俺たちは恋人に向いていない 2 コミック

弘川コウ 

熊沢の笑顔

表情筋死んでて寡黙な熊沢と、くるくると表情が変わって思ったことツルッと言っちゃう晃一という対極にいるようなデコボコな二人の行く末を見られて良かったです。

でも正直いうと、一巻のほうが好きだった。
寡黙で表情死んでる熊沢だけど、実は晃一に巻き込まれて感情大忙しなところが一巻はめちゃツボだったんだけど、二巻の熊沢に対しては、少しは表情変化させんのかい!とか思ってしまったというか……。

だ…

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