フランクさんのレビュー一覧

どう考えても死んでいる コミック

雁須磨子 

お互いの想いの強さ

作家さん買い。

うーん、レビューが難しいわ、この作品。
まとまらないけど書きます。

死んで幽霊になって……というパターンのお話は何回か読んでるけど、このオチは初めてですね。
どう着地するのかわからなかったけど、予想外だったわー。

強烈な陰陽カプっていうんでしょうか。
闇を引き寄せる強大な力を持っている翼と、光の塊のような晋太郎。
そんな二人が出会ったことによって、まさかの…

5

春懸けて、鶯 コミック

那梧なゆた 

キャラ萌え

NUUDEの創刊号のレビューで
「那梧なゆたさんのヤンチャな男の子感さいこー。
ヤンキー×伝説の元ヤン先生ってことは、もしかして、この先生が受けになっちゃうんですか?
………狂喜乱舞&胸アツ!!!!

単行本もぜったい買う!!!
生きる楽しみ一つ増えたってくらい、もう今から楽しみ。
志摩先輩が好きなら、絶対この受けも好きだと思うな。」

と書いてた私。

もう待ってた!

4

黒猫閻魔と獣医さん 小説

安曇ひかる  猫柳ゆめこ 

ほんわかと、せつなさの塩梅がいい感じ。

元は黒猫で、今は閻魔大王の元で見習い修行中のロク(受け)がピュアゆえの天然というか、ちょいズレてて何とも愛らしいキャラで和みました。

攻めの桔平には、かつて黒猫だった頃とても可愛がってもらったのだけど、とある理由でその時期の桔平の記憶は封印されてしまっているんですね。
自分のことを思い出してほしいけど、それに伴って桔平にとって最も思い出したくない記憶も一緒に蘇ってしまうから、桔平と一緒に過…

0

純情タヌキ、恋に溺れる 小説

安曇ひかる  陵クミコ 

ピュアな受けの健気さに胸がきゅーんとする。

あらすじにも「一か月以上島を離れると身体に異変が起こる狸の宿命を抱え」とあるように、受けの鼓太郎は狸です。
でも、初恋の人である季史に会いたい一心で、離島から上京します。
一ヶ月という期間限定で。

おまけに長期間島を離れることができるのは、生涯にただ一度だけ。
島に帰ったら、もう二度と東京へは来られない。

季史と過ごす一ヶ月をめいっぱい楽しむ心の内には、このひと月の幸せな記憶を胸…

2

恋は甘くない? 小説

月村奎  松尾マアタ 

助演女優賞・ミコちゃん

流されるままにスイーツ部に入部する羽目になった睦月。
この睦月がノーとは言えない男で、あまりにもノーと言えない睦月に最初はイラっとしたんだけど、不平不満も言わずにその結果を楽しんでるので、まぁいっかなと。

それよりも、スイーツ部に在籍する巨漢のオネエ・ミコちゃん先輩の言動がかなり面白くてかなり笑わせてもらいました。
特に途中から入部した当て馬の沢渡と、ミコちゃんとのやり取りときたら、コン…

0

スターのマネージャーも恋してしまいました 小説

小林典雅  佐倉ハイジ 

樫原も人の子だった

タイトル見て、スターのマネージャーってことはあのノーデリカシーな樫原だよね、樫原の相手なんて出来る人いるの??と思ってました。
で、誰だろ??と思って読み始めたら、あの日暮さんじゃないですか!!あ゛〜納得!と。

実は、購入元(シーモア)のあらすじには、
「所属コントユニットが解散し、芸能人の付き人業をすることになった遼太。任されたのは、敏腕マネージャー・樫原のサポートだった。樫原は眼鏡の…

1

深窓のオメガ王子と奴隷の王 小説

小林典雅  笠井あゆみ 

シリアスに始まるけど……

オメガが当然のように虐げられる弱者設定が作家さんご本人もすごく苦手とのことで(さすが典雅さん!)、オメガが理不尽な扱いはされていないのでオメガバース苦手な人でも読めると思います。

それにしても「小林典雅さん×笠井あゆみさん」という組み合わせ。
発売当時、本当に三度見してしまった。

シリアス風味で始まるのだけど、蓋を開けてみれば、実に典雅さんらしい受けだと思います。
受けのキリルは、…

4

極道さんは青春時代もパパで愛妻家 小説

佐倉温  桜城やや 

よみがえる高校時代

内容は、あらすじそのまんまでした。
あとがきで「(新キャラの)月島と九条ですが、彼らは今回、添え物と言っては失礼なんですが、賢吾と佐知を学校に導くキャラとして作ったつもりでした。」とありましたが、その割にはなかなか月島は強烈なキャラでした。

天才レベルの図抜けた頭を持ってて、常にニコニコしてる月島。
人がいいからではなく、実は人に興味がないからニコニコ仮面を被ってるに過ぎない喰えない男。…

1

お側にいます いつまでも 小説

夢乃咲実  篁ふみ 

受けが聡くて健気で素直でかわいい!

あとがきによると担当さんから「MAX甘々で」と言われて頑張ってみたとのことですが、激甘とまではいかないと思います。
というのも、半分くらいすれ違ってるからかなぁ。

奉公先の主人である威史(攻め)は、周囲に見せつけるかのように志信(受け)を可愛がります。
手ずからご飯を食べさせたり、お膝抱っこしたりと、確かに甘いけどそれは人前限定で、二人きりになると途端にそっけない態度になっちゃうんですよ…

4

傷痕に囚われて 小説

義月粧子  周防佑未 

健気で潔い男前受け

愛し合っていたけれど、とある事情があって身を引かざるえなくなった。
そこで他の男と浮気しているかのように見せつけ、攻めから見切りをつけてもらう形で別れた。
攻めに幸せになって欲しいからこそ、自分に未練を一切残さないような形で別れるんですね。

「愛した男に憎まれる…」とあるように、攻めのことを愛するがゆえに、あえて憎まれ役になり身を引く‥‥。
ツラぁ……って感じの切なさ満載で楽しめました…

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