イラスト入り
作家買い。
夜光作品を、毎月のように読めるこの幸せ。読者としては嬉しい限りですが、夜光先生、お身体大事にしてくださいね。
ということでレビューを。
『眷愛隷属』シリーズの6作目となる今巻。前巻「恋する狐 -眷愛隷属-」で一人暮らしを始めた慶次ですが、その慶次くんの生活や如何に、というところから今巻はスタートします。続きものなので前作未読だと理解できません。未読の方は1巻目から読まれることをお勧めします。
一生懸命だけれどちょっぴり抜けたところがある慶次。
その彼の一人暮らし、と言えば…、と、多くの腐姐さまがイメージされるとおりの生活を送っている慶次。で、その彼の家に事あるごとに足を運ぶ有生だけれど―。
今まで一緒にいることが多かった二人が、慶次の一人暮らしと仕事の兼ね合いで共に過ごす時間が減ってしまった。けれど、その会えない時間、が慶次にもたらした自覚とは。
はじめに自分の恋心に気づいたのは有生。
あれ、もしかしたら自分も有生のことが好きかも?の状態だった慶次。
若干温度差があった二人ですが。
やっと、ですかね。
えー、ワタクシは声を大にして言いたいのですが、今巻の表紙を今一度じっくり見ていただきたい。
ハートですよ。
今シリーズの1作目にあたる「眷愛隷属 -白狐と狢-」、そして2作目の「きつねに嫁入り -眷愛隷属-」。この時の慶次のお顔と、今巻の2人の甘さとの違い。
さすが笠井さん。
可愛い、美しいだけではなく、中身まできちんと描き切っているその手腕に脱帽です。
一人の女の子の登場で、慶次が焼きもちを焼き、そしてそれに気づいて喜ぶ有生のデレっぷりに、こちらまで気持ちがほこほこしました。「あの」有生が慶次のためになりふり構わず行動するシーンがカッコ良いのなんのって、どうしようかと思うくらい萌えてしまった。
で。
今巻のキモは二人の関係だけに非ず。
タヌちゃんです。
慶次の眷属の、あの子狸ちゃんです。
あらまあ!
という感じ。
何が「あらまあ」なのか、ぜひとも手に取って確認されて欲しいです。
そして肝心のストーリーですが。
井伊さん登場です。はい、あの井伊直純さんです。
彼を軸に、ストーリーが大きく動きます。
ストーリー良し、キャラ良し、バックボーン良し。
もう、読み始めたら最後、一気にこの作品の世界観に引きずり込まれます。
今巻も最高な神作品でした。
もうね、待ちに待ったって感じで、既刊を脇に置いて読む体制を整えて読みましたよ。
しかし有生さんがこんな溺愛攻めになるとは!
慶次は甘え上手になっちゃって。
待針ちゃんが砂を吐きそうになるのも頷けますね。甘々ラブラブバカップル最高です❤️
有生さんの無敵感が凄まじいです。ある意味これで人格者だったら能力がこんな凄まじいわけがないのかもしれない。と思うの。
今回井伊家のごちゃごちゃに巻き込まれた感じですけど、当主の息子が気になるじゃありませんか!
先生、また続きが書けたらって言わずに書いてくださいよ〜。お願いします。
出版社さんもどうかお願いします!
もうすでに続きが待ち遠しいです。
今作も面白かった!有生にあんなに愛されてても、討魔師として土台が揺らぎ、自分に価値が見いだせず不安定になる慶次は、普段前向きな分辛かった。悩んだけど子狸が成長して戻ってきたし、有生の愛も再確認できたので良かったな。井伊家の悪行にはイライラしたけど、有生の戦いですっきり。すごくかっこよかった。まだまだ戦いは続くけど、楽しみです。
そして有生と慶次、凸凹カップルだけど、この2人じゃないとダメ。有生の想定を超える溺愛が気持ちいいし、慶次の気持ちが追いついたようで嬉しかった。この2人をまだまだ見守りたい。
あと笠井先生のイラストが美麗✧*。特に表紙とp229のイラストが大好き。めちゃくちゃ綺麗そして可愛い♡あと夜光花先生の書く日本の霊とか妖怪って凄みがあって怖い。こんな所も凄い!
有生のエッチに関する知識すごいです!
ネットで調べていろいろ勉強になりました!ありがとうございます!笑
有生は慶ちゃん好きすぎて感じます!
甘々ラブラブな二人を見て自分も幸せな気分になります!
この二人大好きです!
子狸も可愛かったです!
このシリーズはいつまでも続いてください!!
待ちに待った大好きなシリーズで、ようやく読めました。
タイトル通りに「狐の愛が重すぎます」でした。
有生には慶次しか無いことが、ありありと実感出来る回でした。愛がこれでもかってくらいに重いし強烈でした。
後半の慶次を傷付けた相手への仕打ちに、ゾッとしたしワクワクもしました。
そして、慶次の有生への愛情も追いついたようで、有生の相棒である嬰子への嫉妬とかするようになってて感無量です。まだ有生と慶次のペアが復活してないのが残念でした。
子狸も立派な眷属になったし、ちょっと大人びて寂しい感じもするけれど、ますますこれからの展開が楽しみになりました。
有生の力の凄さに舌を巻いたし、弟の瑞人も底が知れないし、井伊家の本家も残ってるし、もちろんまだまだ続いてくれますよね?
笠井あゆみ先生のイラストが今回も可愛いのに美麗で素敵でした。
leoLa
ポッチ様
とんでもないです~!変な質問をしてしまいすみません。ご丁寧に回答をいただき恐縮です。
私も読み返してみたのですが、付き合っていた記載はやはり見つけられず、もやっとしてしまい、詳細なコメントをされていたポッチ様についお聞きしてしまいました。お忙しいなか申し訳ありませんでした。
ありがとうございます。これからも、的確なコメントを楽しみにしております!
ポッチ
leoLaさま
こんにちは、初めまして。
コメントありがとうございます。気づくのが遅くなり、返信が遅くなりました。申し訳ありません。
さて。
leoLaさまのコメントを拝見して、あれ?確かに!と思い「狐の愛が重すぎます -眷愛隷属- 」と由奈が初登場した「狐の告白 狸の添い寝 ‐眷愛隷属- を読み直してみました。leoLaさまのご指摘通り、由奈が有生のストーカーだったという展開で、二人が付き合っていたというお話ではないですね。
ごめんなさい、もしかしたらこの2冊の間に刊行された「恋する狐 -眷愛隷属-」にその描写がある?と思って読み返そうと思ったのですが、このシリーズで「恋する狐」だけがどうしても見つけられず…。本棚に入りきらず積み重なった本の山のどこかにいると思うのですが、これだけどうしても見つけられずに読み返すことができません。
ということで、質問に対する明確な回答ができず申し訳ありません。
発掘でき次第、「恋する~」も読んでみますね。
せっかくご質問くださいましたのに、ふがいない回答でごめんなさい!
leoLa
はじめまして!
慶次のやきもちがばれてしまう場面で、有生が義母と一時期付き合っていたという描写がありましたが、読み返しても見つけられず…。ストーカーから逃れる為に何人かと付き合ったとはありましたけど、ゆなとも付き合っていたんでしたっけ?教えていただけると有り難いです。ポッチさんに聞いてしまいすみません。