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表題作狐の巣ごもり -眷愛隷属-

弐式有生,本家の次男でエリート討魔師,25歳
山科慶次,半人前の討魔師で有生の恋人,21歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ


魔を祓う力を持つ討魔師の慶次と恋人の有生は、ようやく同棲することに。久しぶりに一緒に仕事も行い、喜ぶ有生。四六時中一緒にいるせいか、いちゃいちゃラブラブすることも多いが、ケンカも絶えなくて…!! その上、有生が同居ルールに「他の人としゃべっちゃ駄目!」と言い出す始末。そんな嫉妬深い有生が、最近なぜか眠ってばかりいる。さらに高熱を出し始め、心配した慶次は必死で看病するが…。しかも謎めいた教団や、有生の力を欲しがる敵の一族・井伊家に、慶次が狙われて!?

作品情報

作品名
狐の巣ごもり -眷愛隷属-
著者
夜光花 
イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
眷愛隷属
発売日
電子発売日
ISBN
9784799764107
4.6

(106)

(83)

萌々

(16)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
16
得点
493
評価数
106
平均
4.6 / 5
神率
78.3%

レビュー投稿数16

徹夜してまで読んでしまう

シリーズ8冊目。
夜光先生の作品の中で、今のところ一番好きなシリーズ。

なんといっても有生がいい!
家族にさえも興味がない有生が、慶次にだけめちゃくちゃ甘いのですよ。
で、何だかんだいつも慶次を守って甘やかす有生が、今回はめちゃくちゃ甘えるわけ。
もうねー、萌えツボ連打でノックアウトされました。

珍しく調子を崩す有生。
弱って慶次に甘える姿が可愛すぎ。
看病イベント最高!
有生がそうなってしまった理由が後から判明するのですが、これがまた健気でギュンとなりました。

8巻は、それほど不安にならずに読めるお話でした。
中休み的な感じもありつつ、最後には有生の出自について大きな事実が発覚。
また、慶次にも転機が……?という、絶妙な引き。
とはいえ、ちゃんと完結しているので読後感は良いです。

同棲開始という点も、本家の離れという安心感がありました。(なんせ狙われていますからね)
エロの方もしっかりみせてくれて期待以上。
シリーズ重ねても独特の世界観は色褪せませんね。
続編も楽しみです。

19

読者のみなたま、新婚もどきの2人を堪能するでありマッスル

シリーズ8作目。
もう8作目なのか、まだ8作目なのか…いずれにしても、この作品の奥深さとストーリーの広がりには毎度舌を巻かれます。
どんどんどんどんどんどんどん面白くなっていくの何でって感じ。いや、それってすごく良いことなんですけど、1巻からずっと右肩上がりに面白いってバケモノ級だと思うんですよ。
イマイチな巻がないし、マンネリ感もない。発刊の度、心躍る展開に突き進むワクワク感。すっかりこのシリーズ作品の虜です。
書店で予約していたこの作品を受け取りに行ったとき、大事に抱きしめました(笑)


表紙の♡のYESクッションが最高の演出すぎて、読む前からテンション上がる〜!!
俗に言うYES・NOクッションなのに、YESしかない(笑)そりゃー、「慶ちゃん、エッチしよ。」に抗えるワケないですよね。答えはalways、all time、"YES"しかないんだもの。
同棲してるお陰で、すぐに抱けちゃうゼロ距離がシたい気持ちの盛り上がりをアシスト。
慶次も割とすんなり受け入れちゃうくらい、有生とするエッチは好きなんだろーなって感じなので、ラブラブロードまっしぐらです(//∇//)


不可抗力とはいえ、やっと実現した有生と慶次の同棲生活。8作目にしてついにここまでやってきましたね。待ちわびましたよ〜(パチパチ)

どんだけセックスまみれの怠惰な生活になるかと思いきや、「狐の巣ごもり」とのタイトルにあるように、有生の身体が不調に陥り、めくるめく愛の営みにどっぷり…の毎日とはいかないんですよねぇ。
でもセックスシーンはそれなりに。

慶次の可愛いさ故に手加減しない有生
慶次の狼狽に喜び溢れてメロメロになる有生
慶次に甘え倒す有生

キッカケは違えど、慶次とのラブシーンは衰え知らず。今巻も失神必至の結腸攻めプレイがお目見えです。
慶次のことが好きすぎるあまり手を緩めない有生ですが、慶次も慶次で有生のことを全力で受け止めてくれるから、セーブ効かなくなっちゃってんでしょうね。でもそれがこの2人のセックスプレイの醍醐味でもあり、愛情エキスを最も摂取できるシーンです。
相変わらず濃厚でエロティックで甘さマックス!快楽の指標である耳がピョコってるイラストも最高の仕上がりでした。


同棲に目がいきがちな今作ですが、またまた慶次と有生を始めとする討魔師たちを巻き込む事件、井伊家の策略、有生のメタモルフォーゼ、有生の母の謎…などなど、目が離せない要素がてんこ盛り。巷を騒がす信仰宗教の社会問題をサラッと作品に取り入れる作者さん、お見事です。

8作目ですが、シリーズ全体の全貌としてはまだまだ序盤なんじゃないかとも思えてきます。それくらい終わりの見当がつきません。井伊家との確執は今後も続きそうですし、井伊家のラスボス戦に備えてたくさんラブラブ補充して欲しいですね!


慶次は有生に守られているって言われているけど、有生の理性を失うほどの暴走具合をみると、慶次は有生を"有生"でいさせるための砦のような存在なんだなとしみじみ…。
慶次のピンチが有生のトリガーになっていることが、今後のストーリーにどう影響していくのか気になるところです。


まぁ…心配はさておき。トラブルホイホイな慶次への独占欲と溺愛でいっぱいの有生をこれからも応援していきます。
おしゃまで事情通な子狸のセリフ回しも楽しみの1つ。次巻の発売が既に待ち切れません♪

18

今巻も最高。

「眷愛隷属」の8冊目。
タイトルの『狐の巣ごもり』、とは、はて。
狐が巣ごもりするの?有生が巣ごもり???と、頭の中に?マークが飛び交いつつ手に取りました。


前巻で慶次を守るために一緒に住むことになった有生と慶次ですが、同居なのか同棲なのか微妙なところ。甘い理由で一緒に住むことになったわけではないからでして。でも、いつでも慶ちゃんに触れることができて(というかセックスできて)、しかも慶ちゃんは家に帰らない。いつでも慶ちゃんに会えるという状況から、有生は盛り始めるけれど…。

と話は続きます。

イチャイチャに持ち込みたい有生、ということで、今巻はエロ度が高いんではないかい?と思いつつ読み進めたわけですが、あれれ、なんだか不穏な空気が漂い始めてー。

有生、めっちゃ寝る。
そして高熱を出す。
慶ちゃん、一生懸命看病する。(慶次、優しい。可愛い)

のループに嵌ってしまう。慶ちゃんと一緒にいたい有生ですが、それが物理的にかなわない。「あの」毒舌大魔神、負のオーラまき散らす得意技が、今巻は鳴りを潜めていて、今までとはちょっと毛色の異なる展開でした。

有生が寝込むから「狐の巣ごもり」なのか、と納得。

そして、それと同時進行していくのが、不穏な空気満載の宗教団体「まほろばの光」とのやり取り。3年前に慶次と一緒に討魔師試験を受け、残念ながら落第してしまった従兄弟の健とのやり取りの中で、「まほろばの光」との接点が増えていくがー。

今巻は有生がダウンしていたこともあって、慶次が子狸ちゃんと一緒に様々な依頼をこなしていくという展開で、慶次と子狸ちゃんの成長が眩しい一冊でした。

が、それだけではないのがさすが夜光先生といったところか。

有生の体調不良を軸に、有生の亡き母の存在がクローズアップされてきます。
今まで存在感があまりなかった有生の生みの母。
が、えー、こんな展開とは!
と、めっちゃびっくりしましたです、はい。とはいえ、有生のお母さんについてはまだ入り口といった感じ。これから彼女の存在や、有生との関わりが描かれていくものと思われます。

そしてそこから、天敵・井伊家との決着がついていくのかな。楽しみです。

有生と慶ちゃんの関係は、というと、もう甘々。
有生の体調が悪かったこともあって(体調不良の理由も良き。パワーアップした有生を早く見たいです)、慶ちゃんが優しいの。

表紙の、「YES」と描かれたハートのクッション。これは俗にいう「YES/NO枕」ではなかろうか。で、これがすべて「YES」になっているという…。ということで、はい、濡れ場がエロいです。ヤバいです。夜光先生の描かれる濡れ場がとんでもなくエロいです。

ワタクシ、受けちゃんにだけ優しい攻めさんって大好物でして、それがイケメン・有能な討魔師という有生で(←最高)、しかも慶ちゃんもツンツン度がさがり、二人の間に流れる空気は甘々でめっちゃ萌えました。

毎度レビューで書きますが、笠井さんは言うまでもなく最高すぎるので、エロと可愛いとカッコいい、の大洪水でした。表紙をめくってすぐのカラーの口絵がヤバいです。有生の部屋の天井に、私はなりたい。

ということで、今巻も面白かった。
次巻も楽しみに待っていようと思います。

16

やっと読めた!

周りには買い忘れないようにと言っておいて、自分はまんまと予約したつもりでした。泣
コミコミさんからの荷物に入って無くて慌てて注文して届いてはいたのですが、諸事情によりやっと読み終わりました。今回も最高でしたね。

夜光花先生の他シリーズが立て続けに終了してしまい、残ったのはこちらと新しく始まった「無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です 」でしょうか?全く違うテイストなのにどちらも面白くて脱帽です。

今作ではやっと念願叶っての同棲でしたが、何やら慶ちゃんの想像してた生活と全く違っていて…というお話でした。

ただ有生が寝てばかりいた理由を知ると、どんだけ慶ちゃんの事を好きなのよと熱く感動してしまいました。それと誰もが恐れる有生の秘密の一端も明らかにされていてそこはとても驚きました。

でもね、慶ちゃんが居る限りどんだけ有生を狙っても、井伊家はレベルアップした有生に滅されてしまうのではと期待してしまいます。

今回は子狸の成長に驚くとともに的確なアドバイスに爆笑でした。そして個性的な子狼たちがシンパシーを感じた相手がそれぞれ強烈で、これからの展開が更に楽しみになってしまいました。

慶ちゃんが意外な面で才能を発揮していて、夜光花先生のアイデアに更に爆笑でした。ずっと続いて欲しいシリーズです。

8

徹夜で読みました

シリーズ全8作目にして初レビュー。
今回も安定の面白さと萌えです!

有生の不調、有生の出生の秘密、そしてまた今回も有生を引き入れたい井伊家の策略…
有生の不調の原因にある程度予想はしつつもキュンとなり、出生の秘密に慶ちゃんと驚いたり、井伊家の罠や討魔師たちのピンチにハラハラしたりしました。慶ちゃんが成長してるのであまり不安にならずに楽しませてもらいました。

そして今回の萌えポイント。
有生を甘やかす慶ちゃん、甘やかしてくれる慶ちゃんにとことん甘える有生に非常に萌えました。他にも萌えポイントはたくさんあるのでお確かめください。
喧嘩しつつもバカップルぷりは健在です。



以下だいぶネタバレになると思うので↓







次回への引きの慶ちゃんのモ◯期到来(ただし変な人限定)との子狸ちゃんの情報にとても胸が躍りました!!ただでさえ独占欲が強い有生だけど本格的に慶ちゃんにモ◯期が到来したらどうなるか非常に気になります♡妄想するだけでニヤニヤしちゃいます。
新人くんに勘違いされて厄介そうなフラグが立ってる?感じでしたよね。黙ってれば顔が良くキラキラしたオーラを放つ慶ちゃん、童貞も惹き寄せてしまいます。次回に引き続くのかわかりませんが、動向も気になるところです。
そして柊也は今巻どう動いたのか…?
本編でお確かめください!


あと地味にサプライズだったこと。
私が覚えてる限り瑞人のイラスト見たの初めてでした(過去にあったらすみません)。気になる方は是非確認してみてください。子狼達が生き生きしてて面白かったです♪


次巻も非常に楽しみにしてます!

6

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