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天禅桃子
hepo
ネタバレ
オルタナティブ。 いろいろな意味がありますが、この作品では「身代わり」的な意味と、そのときどきの「選択肢」のダブルミーニングなのかな?と感じました。 会社の後輩の結婚式で、後輩がずっと好きだったという友人・志田と出会った水原。 知り合いのいない二次会に参加したことを後悔していた水原に、志田が近付いてきて…。 という始まり。 バイだけどゲイ寄りな水原は、そのまま志田をお持ち帰り、と…
理原
この作者さんの作品を2作品ほど立て続けに読んで、こころがやられておりました。 人間の黒い部分や、知らない方がしあわせに生きていける類の感情に、精神が抉られまくりで…。 この作品もタイトルに「ビッチ」とあるので、読むか迷ったのですが、結果、読んでよかったです。 父子家庭と母子家庭で、アパートの隣同士。 両親が再婚したことで兄弟になった久希と譲だったが、しあわせな家族生活は長くは続かず、久…
藤田カフェコ
金メダリストになって侑を迎えに行ったところで終わった本編。 その続きが2話と、描き下ろしが収録されています。 本編で気になっていた侑の体質、改善されてなかったんですね。 でも特に取り沙汰されることはなく、今回のメインになるのは広瀬のメンタル。 メダリストになるという侑の夢をかなえるためだけに、メダルを獲ったら会いに行けるという自分の中の区切りのために、きつい練習にも耐えて来た広瀬。 …
しあわせなオメガバースは、いくらでも読めますね。 メダリストだった叔父に憧れて、水泳に道を進んできた侑。 叔父の母校であるαばかりの高校に転校してきたものの、同じクラスで水泳部の広瀬に、侑がΩであることがバレてしまって…。 という始まり。 広瀬が問答無用に良いです。 侑の匂いにだけ反応する自分の体と、侑の様子から「運命の番」を意識し始めるものの、侑の了解を得ないうちは噛まない。 …
説得力がすごい。 「カッコいいなあ」から「好き」になる過程が、「そう!そういうものだよね!」ってヘドバンばりに頷けてしまう作品。 同性でも目を引く存在感。 同じ会社に勤めているのは知っているけれど、名前も部署も知らない相手が気になっていた営業の浅田。 そんな中、新規プロジェクトで制作部を訪れた浅田は…。 プロジェクトのチームを組む観月が、自分が見ていた相手だと知ります。 仕事絡…
攻める!! みなさまの中で「攻め受けの暗黙のルール」ってあると思うんです。 「好きな攻め受けのタイプ」ではなくて、あくまで「暗黙のルール」。 たとえば「美人は受け!」とか、「短髪は攻め!」とか、「体格大きい方が攻め!」とか。 暗黙のルールっていうより、固定概念って言った方がいいかもしれません。 この「固定概念」を打ち破ってくる作品に出会うと、ひとは驚いたあとに「受容」と「拒絶」のどち…
よく「魔性の男」って出てきますよね、創作作品には。 だけど実際、実社会で会ったことある!っていう方はあんまりいないような…。 わたしの周辺にいないだけなのかな。 人たらしはふつうにいるけど、「魔性」ってまた別物って感じ。 「魔性」を持つと噂される永嶺が所長を務める営業所に異動が決まった赤江。 「異動」とは名ばかりで、海外赴任までした彼が地方の営業所に行かされることになった理由は「不倫…
この表紙に惹かれて、『ブーランジェリーの恋人』と一緒に購入したのが、天禅先生の作品との出会いでした。 食いしん坊ゆえ、食べ物が出てくる作品ばかり探し求めていたので、純粋なジャケ買いはこの作品が一番最初だったかも。 初読のときはだめでした。 頭が硬すぎて、松嶋の「誘われたら誰でも」設定が受け入れられず。 好きな相手を一途に思えないくらいなら、好きとか言うな!って思ってしまって。 ええ、…
天禅先生の作品って、最後のページの言葉でどっかーんと萌え度が上がるものが多い。 この作品も例に漏れず、最終ページで「おわー!」って鳥肌が立ちます。 担任の先生からいきなりダブりの比嘉の勉強を見てほしいと頼まれた(脅された?)野波。 面倒だと思っていたのに、いざ話してみると比嘉といるのは案外居心地が良くて…。 訳あり優等生と訳ありダブりくんです。 2人とも抱えている闇が結構深い。 …
真っ直ぐな恋愛を読むと心が洗われます。 余計なもだもだなしで、表紙のようなスカーっと晴れた青空のような気分になりたいときに最適です。 小学校の常勤講師になった杉浦秀(サカエ)。 新任教師紹介のときに、小学校の恩師・リュウ先生と再会して…。 再会もの、そして年の差です。 父親が母親や自分に暴力を振るうようになって、自分の無力さに傷付いていた秀に気付いて、手を差し伸べて、寄り添ってく…