hepoさんのレビュー一覧

うさぎとロープ コミック

鉢野うら 

じわじわ萌え度が上がっていく

今もやっているのか分かりませんが、TVでやっていた某仮装大賞。
あれの得点表示器を思い浮かべてください。
ある程度まで光ったところで、じわじわと焦らしながら増えていくあの感じ。
あれをBLで味わえるとは思いませんでした。

出会ったときは19才と7才。
ボーイスカウトのお兄さんと新入りだった2人。
10年経って護は社会人に、聖司は高校生になったけど、相変わらず聖司は護にべったり。

0

店長、恋です。 コミック

中田アキラ 

寡黙好きにはメシウマ

ずっと好きだった相手に気になる人ができる。
しかも男。というのは、よくある設定ながら、長年片思いしている方に肩入れしてしまって読むのがつらいものですが、この作品は初読のときからすごく好きで、定期的に読み返したくなります。

コンビニの店長、SV、バイトくんというオムニバス。

【店長、恋です。】(前後編) 萌2
新米コンビニ店長の西山と、きつい言葉遣いと冷たい表情のせいで周囲に怖が…

0

木陰の欲望 コミック

暮田マキネ 

執着も 双方向なら 無問題

爽やかな新緑の中で、手を取り見つめ合う美少年2人。
暮田先生の作画ファンとしては、オランジュリー美術館の「モネの睡蓮の部屋」にこの表紙を混ぜてもバレないんじゃないかと…、言い過ぎか。
あの心地よい眠気を誘う1室を思い出しました。

喘息持ちのせいで家族から見離され、幼い身でありながら親元から離れて療養する鼎。
「誰にも必要とされないなら…」
そう思っていた彼に、笑顔を向けてくれたのは庭…

2

ネコにはいぬを ワンもあ コミック

ぴい 

天然ゼロ距離を恋人に持つと…

おおお、続編が出ていたことに気付きませんでした。
hontoのクーポンを使おうと物色していたときに気付いて良かった。

イケメン激モテ男の犬飼くんと、盛り上げピエロで女子に本気にされない上にEDの根古が出会って、紆余曲折あって、あまあまになった前作も好きですが、こちらも面白かった!
途中のヤキモキが半端なかったものの、ヤキモキはときめきのスパイス。

根古は相変わらずのお調子者。
お…

1

囀る鳥は羽ばたかない 7 コミック

ヨネダコウ 

純粋に面白い、けど…

7巻購入記念に1巻から再読しつつレビューを入れて来ましたが、5巻からは先が気になり過ぎて、レビューを書く時間がもどかしくて、一気に7巻まで読んでしまいました。

平田の起こした内部抗争から4年。
闇カジノ運営で儲けた金を洗浄しつつ、三角が組長となった道心会に貢献はするものの、組を持つことは固辞し続ける矢代。
一方、百目鬼は天羽のツテで、綱川のところに預けられていて…。

「百目鬼のこと…

16

囀る鳥は羽ばたかない 1 コミック

ヨネダコウ 

巧みな構成に唸る

7巻購入記念に、レビューを書いてみようと思いまして参上した次第です。
既に100近いレビューが上がっているのでアレですが、自分の足跡的に末席を汚させていただきまする。

893にならざるを得ない道を辿ってきた矢代。
高校時代からの腐れ縁の医者・久保。
借金のカタに連れて来た久我。

矢代を通して知り合った2人が一緒に過ごすうちに…という【Don't stay gold】から…

3

彷徨うビッチは恋を知る コミック

靴川 

2度目の「初恋」

その昔、「全宇宙ビッチ撲滅委員会」委員長を名乗っていた時期がありました。
たぶんその頃に書いたレビューのいくつかに痕跡が残っているはず。
悲しいかな、BLって純愛ばかりではないと言うか、純愛な方が珍しい。
そしてそうじゃない作品の方が圧倒的に萌えや感動が待っている。
幸い雑食読みだったので場数踏んで、ついにタイトルに「ビッチ」とついた作品を購入するまでに至りましたよ。

ところがどっこ…

8

ことのはころり コミック

暮田マキネ 

物足りないけど…、好き

今回、改めて分かったことがあります。
暮田先生の作画が好きすぎる。
くちびるのぷるぷる具合が伝わってくる描写も、眉間からまっすぐ伸びた鼻が美しい横顔も、見ているだけでサラサラ感が分かる髪も、全部好きだ!
その思いに引っ張られて、つい「神」ボタンを押したくなってしまう。
作画が神。好き。

作画愛は横に置いておいて、本編について。

大学入学で上京した直後、甲州弁を揶揄われたり、直し…

2

肉食組曲 1 コミック

ダヨオ 

「食べること」は「生きる基礎」

今でこそ「モッパン」や「ASMR」で「食べるシーン」を見ることが普通になってきましたが、昔の日本ってそうじゃなかった。
「食べるところを見られるのが嫌」というひとがたっくさんいた。
あと「何を食べているか」を知られたくないひともいた。
お弁当を器用に蓋で隠しつつ、サッと口に運ぶクラスメイトが1人はいた。
かく言うわたしも、人生初デートでココアを一口も飲めなかった人間です。
口を開けること…

3

一人暮らし、させてください! コミック

夏乃あゆみ 

一緒にごはんを食べたいと思えるって素敵なこと

先ほど長いレビューを入れたのですが、お恥ずかしい。
完全に読み間違えてました。

口うるさい兄とわがままな弟から解放されて、念願の一人暮らし。
大学に入学したての市川にとって、ひとりの時間は夢と希望に満ちた宝物。
しかし隣人の江ノ島と関わったことで、ひとりの時間が侵食されて…。

この作品のテーマを「誰かと一緒にいる心地よさを知ること」だと思い込んでしまって。
過干渉な家族が鬱陶し…

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