chikakumacoさんのレビュー一覧

溺愛龍神と生贄花嫁 コミック

DOGA 

ハチャメチャに乱暴者の一途な恋。

古き因習に囚われた村の生贄、龍神の花嫁。という設定には惹かれたのですが。
100年に一度、龍女と呼ばれる金髪、金眼の子供は、必ず龍神の生贄とされる。
和歌は幼ない頃に親に捨てられ、村長の家で龍女となるまで育てられた。
儀式を数週間後に控えたある日から、花嫁修行と称して、和歌は村中の男共に犯され続ける。身体の自由は無く、抵抗も出来ず、監禁されて、毎日毎日犯され続ける。地獄の日々。
和歌の目が…

0

純愛カリカチュア コミック

茶渡ロメ男 

これは純愛なのか。

果たして純愛とは何か。カリカチュア(風刺)としたタイトルの意も良く分からない。
栢山さんが変態化した理由も、詳しくは書かれて無い様に思う。自分の気持ちを素直に吐露出来ないから。いたいけな螢田くんをブンブン振り回して、翻弄して、身体で物言わせて。栢山さんは一体何がしたかったのか。
分からないまま物語は急転直下。
螢田くんのバイク事故の一報を受けて、やっと。栢山さんは、彼を失いたく無い、という自…

4

恋の管理はできません! コミック

私屋カヲル 

表紙の零一は美しかったんだけど。パワーワードに呑まれます。

まず絵が、好みの分かれるところ。
これは、なかなか。表紙は鮮やかで、好み!と思ったのですが、扉絵でむむむ?と、感じて。さらに最後まで安定しない。テンポが良くて爆走して行くので、気にならないと言えば気にならないかもしれません。どちらかと言うと、ラブコメというより、これはもはやギャグでしょう。
『塞いで、僕のセキュリティホール…!』
『これが写経セックス!』
などと思わず吹いてしまうパワーワー…

0

ボクたちはまだ青く コミック

黒井つむじ 

手放しの無警戒に手を伸ばしたら。

ちるちるのインタビューを読む限り、このモノローグ多めの主人公、七種のキャラクターは意識されて、そう設定されているみたい。本っ当ーに、よく喋るのだ。心の中で。
自分が新内に心惹かれている様子を、時に焦れったく、時に冷静な傍観者のフリをして。
淡々と虎視眈々と。そこに、男子高校生のワチャワチャは無い。え⁈ 無いの⁈ってなもんである。
相当ソレを期待してたものだから、少々残念に思う。
ザックリと…

0

0パーセントの花束 コミック

三上志乃 

寄る辺ない子供たち。

とにかく子供達が不憫で。不憫で。
寄る辺ない子供たちが、寄り添いあって生きて行く、ささやかで温かい物語の様に、粉砂糖をまぶしているいるかの様だけど。
結構不穏な、ネグレクトのお話なのだ。
巴は、ほんの幼ない頃に「出来損ない」の烙印を押されている。後継者には優秀な兄が居るので、そもそもお呼びではない。しかも巴を迎えに来る途中で、優しい母が亡くなった。父の悲しみは幼ない巴に向けられる。
巴は広…

6

泣いてる君が1番大好き コミック

ともち 

人はそんなには強く無い。

えーっ⁈ 大丈夫⁈ と思ってしまう。私にとっては充分ダークな。これはメリバに入れてしまっていい物語。

強面で武闘派チンピラの一葉は実は甘いもの好きのヘタレ。同じ組の稼ぎ頭で、ヤクザなのに美形の王子様・四季に夢を見て、7年もの片想いをしている。四季に頭ポンポンされればテンション爆上がり。超低燃費で、盛り上がれる。ジタバタする一葉が可愛くて。これは、コワモテのギャップを楽しむラブコメディだと油断…

0

はじめまして、触って下さい。 コミック

せんみつ 

悪い大人。とても悪い大人。

以前から電子単話版をポツポツ読んでいたのですが、纏まったものが電子で出たので購入しました。
薄青い表紙と、控えめな「受け」を思わせるタイトル。きっと、儚げで危うい思春期の恋を綴ったものだろうと期待していました。
実際には表紙の爽やかさを裏切る、鬱屈した性を巡る物語。溽暑という言葉がピッタリで、まさにじめじめと蒸し暑い気持ちになってしまう。梅雨時に読んだら、もしかしてキツいかもしれない。

0

Daisy Jealousy コミック

おげれつたなか 

無防備なジェラシー。

デイジーの花言葉を検索してみたら、無意識とか、無邪気とか。平和とか希望とか。およそ穏便な言葉が並んでいて。私はてっきり「嫉妬」とか「羨望」って言葉が並ぶのかと思っていたので、ちょっとビックリしてしまう。作者がこのタイトルに込めた真意は分からないけれども。三咲が要の才能に惹かれながらも嫉妬に苦しんでいる事を知らずに。要は実に「無邪気」に三咲に恋をしている事を思えば、これは何となく意味付いてくるのでは…

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報われない恋の占い方 コミック

小木カンヌ 

大きなお世話かもしれないけど。心配しかないよ‼︎

占いをする男 VS 直感を信じる男。というか、直感頼みの男。

学生時代から北原に叶わぬ片想いをしている美波は、その恋を胸の奥に秘めて、北原の友達である事を選んだ。側にいられたら、それでいい。ずっとそう思っていたのに。
3度の結婚に失敗したというだけでも相当のダメンズだと思うのだが、北原の事を好き過ぎて、目が曇っているとしか言い様が無い美波は、止せば良いのに戯れに「男にすれば?」と言ってしま…

14

ジェラシー 4 コミック

スカーレット・ベリ子 

自由に生きるという事は、それだけでジェラシーを煽るのかもしれない。

前巻は、浅生田の、卯一に対するジェラシーを描いていたんだけど。
嫉妬の伝播はそれに留まらず。
本作は、弥生組組長、松見の、明虎へのジェラシーが描かれて行く。
何とビックリ。大和会会長の実子はもちろん明虎なんだけど。
ただの側近の様な顔をして。その実、彼もまた明虎とは腹違いの実子であったのだ。
おそらく。決して愛されなかった子供。会長は明虎の反抗的な態度を叱りこそすれ、
ただ明虎のことし…

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