chikakumaco
終わらせられないこの恋は、奇跡によって成就するものでは無くて。
自身で不幸にもなり、幸せにもすることが出来る。
烏堂が、そのままならない恋に疲れて。哀しくて。人を呪って。生きてきたこと。
そのまま、面倒くさい烏堂を受け入れてくれる、どこまでも男前な清竹。
烏堂のその面倒くささには呆れます。イケメンで、オシャレで、キャンパスでも知らない者がいないほど目立つ彼のこのひねくれ具合。せっかく歩み寄…
惜しい‼︎ とっても惜しい‼︎ おそらく、次男の嫁になるであろうと、冒頭で直ぐに分かってしまう。
読み進むにつれ、冒頭の突然の嫁宣言とは別に、この次男坊・陽介との出会い、前日譚がちゃんと描かれているので。長男と三男はそもそもお呼びじゃ無かったんだなぁー、っていうね。
私は、ちょっと寂しげな翳のある、美人の帰一さん贔屓なのだ。身体の弱い彼は長男でありながら、前殿家の後継者にはなれず、その任を次男…
端正なスーツ姿で、その欲情を押し込めた、執事攻め。執事攻めはいい!
それだけで「萌」ですね。無駄な肉のおよそ無い、骨格のしっかりしたスレンダーな躰。
学生だったという、岩瀬の昔の姿も美しくて。その線の細さ。この頃から、岩瀬は妙な執着を、坊ちゃんこと、譲さまに抱いていたろうか。と、思われるほどに。その執着は病的で、痛ましい。
預けられた親戚の家を出奔して、爛れた生活を送っていた譲さまは、「お可…
年に一度、隆史の誕生日を祝うという名目で、会う約束をする颯。
突然の男からの告白にビックリした颯の、けれど大切な友人である隆史への精一杯の友情。
振ってしまったことへの譲歩。
颯の10年の間にも、この1/365日が、とても大切な日になって行ったこと。
その時々で、付き合っている彼女よりも大切にしている日になっていたこと。
小さなエピソードですが、挟み込まれたその描写にグッと来ます。
隆…
本日、相葉キョウコ先生、お誕生日おめでとうございます!
仲良し4人組がそれぞれ2カップル。それぞれ攻めがヘタレワンコ。受けのジレジレが止まりません‼︎っていう、オムニバス形式のあまあまラブストーリーです。
せっかく二人きりの旅行、お膳立てもバッチリなのに手を出して来ない航にヤキモキする詩織。
夢うつつで、ようやく想い繋がったが、日常に戻ると詩織は塩対応。俺のエッチが下手だったからだぁー(…
表題作が可愛いので、短かすぎて残念。
黒髪攻めのイケメンが色っぽくて、「やらしくて、イジワル。」
アパートの壁一枚を隔てて、意識してたのは幹也くんの方だけでは無かったっていう。
嬉し恥ずかし、ひとりエチの声も丸聞こえ。幹也くんの切なそうな声をひっそり聞いている(聞こえちゃっている)寿さんの顔が、今思うとムッツリで笑えます。
幼馴染に尋常じゃない執着を見せる「君への独占欲」
あんなに憧…
3巻の終わり、別のクラスのイッちゃってる奴の呼びかけに応じて、不穏な空気に包まれたラスト。
そいつが本作の主役かと思いきや。冒頭にちらっと出て来ただけで、彼の暗躍は次巻へと持ち越される。彼はエノと呼ばれていて、諸悪の根源では無いが、このゲームを楽しんでいる側の人間らしい。
私は「仙崎 × 巽」編の怒涛のストーリーに胸を引き絞られたので、それを上回ることを期待していたのに。ちょっと肩すかし感もあ…
タイトルの甘やかな響きとは反する様な。とにかくドエロい‼︎ とにかく結合‼︎ とにかく汁だく‼︎
といった、これでもか‼︎ というエロさにお腹いっぱいです。
もちろん、キスもしてますけどー。その唇が柔らかくて好きー!的なセリフもありますけども‼︎
もっと、キスだけでダメになっちゃう様な。そこはかとなくエロい、という様な。
出し惜しみ? みたいのも欲しいよね。そりゃ理久は若くてガッついてるし…
電子分冊版からの合本版なので、多分、ブツ切り感が否めない。次号を期待させて終わってたんだと思う、その一話ずつの期待が回収しきれて無いようなこの気持ち。
特に後半の従兄弟が出て来たあたりからは、バタバタとして。熊谷がクラスメイトから遠巻きにされていた理由も明らかになりますが、最初とトーンが違い過ぎて戸惑います。
「わからずやの恋愛方程式」の後半にも出ていましたが、あきらには年の離れた幼ない弟がい…
何かにつけて低体温な穂貴を巡る、ぬるい三角関係を描いたストーリー。
優しいのか、無関心なのか。およそ子供の頃から、本気を出すことの無かった穂貴は、付き合ってという周史を受け入れる。
それをただ見ている将人。将人は将人で、何となく結婚をして、不満は無いが、情熱も無い。
大学の先輩だった女性と子供が出来たからと言って、結婚し、入り婿として収まっている。
この二人が穂貴に執着しているのは、子供の…