終わらない不幸についての話

owaranai fukou ni tsuite no hanashi

終わらない不幸についての話
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神297
  • 萌×2102
  • 萌52
  • 中立21
  • しゅみじゃない14

189

レビュー数
64
得点
2070
評価数
486
平均
4.3 / 5
神率
61.1%
著者
緒川千世 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
BL漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS ~ガッシュコミックス~
発売日
価格
¥620(税抜)  ¥670(税込)
ISBN
9784796407694

あらすじ

彼の好みは、小さくて可愛らしい女の子。
彼より長身で男の自分は、何もかもが理想にはほど遠い──絶望的な恋だった。
中学の頃に密かに好きだった清竹と、予期せず合コンで再会した烏童。
昔と変わらず清竹はまっすぐで、すっかり遊び人になった自分はやっぱり彼に相応しくない。
けれど燻る想いに突き動かされ、烏童は清竹と強引に身体を重ね…。苦い片恋の行く先は──。
「誤算のハート」の短編も収録。

表題作終わらない不幸についての話

清竹 誠司(大学生・バスケ部)
烏童 隆之(大学生・烏童兄)

同時収録作品誤算のハート

烏堂 隆太(高校3年生・烏童弟)
三城 俊久(高校3年生)

その他の収録作品

  • これからの幸せについての話(描き下ろし)
  • 「誤算のハート」ドラマCD収録レポ

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数64

鳥童お兄ちゃんが可愛い!

誤算のハートに出てきた鳥童兄のお話です。
単体でも楽しめると思いますが、先に読んでおいた方が数倍楽しめます+゚。*(*´∀`*)*。゚+
誤算のハートでは弟カップルにちょっかいかけて楽しんでた捻くれ者の鳥童お兄ちゃんが「まさかまさか・・・こんなんだったのー!?!?っ(///Д///)」で、終始ギャップ萌え発動しまくりでニヤニヤキュンキュン♡
弟カップルもチョコチョコ顔出してるし短編も収録されてるので、前作先読みをオススメします(^ ^)
鳥童お兄ちゃん可愛い過ぎて萌えの荒波でした( ´艸`)


以下ネタバレ注意です


チャラくてバイでモテ男の鳥童お兄ちゃんには忘れられない引きずってる恋がありました。相手は男。その片思いの相手・清竹の好みは小さくて髪の長い女の子。反して背が高くて男である鳥童兄は想いを伝えることなく、清竹から彼女を奪い嫌われ、清竹との関わりを断ちます。
それから8年が経ち、偶然再会してーーーーー。

鳥童お兄ちゃんの片思いが切なくてキュンキュンするー!(つД`)ノ
酔った清竹を介抱しつつ「起きないよな」って確認し、口でして上に乗っかって(←え)涙零しながら体繋げて・・・。
まさかの「受け」にビックリしたけど、イジらしくて健気で萌える!
お兄ちゃん、こんなに泣き虫だったの!?ってぐらい泣くのが可愛い。
涙ボロボロ零しながら想いをぶつけるシーンは胸がキュウってくる。
清竹からキスされて目に涙溜めて潤ませて可愛すぎるっ(///Д///)

でもいざ清竹が振り向いてくれたら怖くて逃げちゃう弱さをみせ、幸せそうな弟カップルが羨ましくて八つ当たりして、弟に殴られてまた涙を溜めてるし。
逃げまくってた清竹に捕まった時は小さくなって丸まってるし。
清竹に攻められて顔真っ赤にして「かわいい」って言われて涙零して。
翌朝、幸せ噛み締めて涙零して。

前作ではそんなに弱くて繊細な人だと思わなかったから
「「「ギャップあり過ぎだろーーー!!!(叫萌)」」」

鳥童お兄ちゃん可愛い過ぎて凄く良かった。
このギャップを楽しむには是非とも前作から読んで欲しいなー。

◆誤算のハート

相変わらずラブラブの2人。先のことを真面目に考えたい鳥童に対して三城はなんとかなるなるで軽い。そんなある日、母親に鳥童との関係を咎められ鳥童兄には意地悪な事を言われ(本編とリンクしてます)、ブチ切れた三城はーーー。

いやー三城は単純で素直で真っ直ぐで可愛いですね。でも鳥童弟×三城より、この話で出てくる鳥童お兄ちゃんが可愛い!!
プンプンツーン( *`ω´)ってしてるのに、清竹に「鳥童」って言われただけでシュンとなってゴメンナサイと素直になるお兄ちゃん!可愛い過ぎるよ…

◆これからの幸せについての話

本編後日談。というか清竹のためにご飯作ってる流れからラブラブエッチ。
やっぱり涙溜めてるお兄ちゃん可愛い+゚。*(*´∀`*)*。゚+ そんでエロイ。


鳥童お兄ちゃん可愛いしか言ってないレビューになりましたが、前作からのギャップが本当に可愛いかったのです!!!っ(///Д///)
誤算のハートではあまり好きになれなかったキャラだけに、お兄ちゃんの健気な部分とか弱い部分とか意外な一面がたくさん見れて大満足ですヾ(*´∀`*)ノ

10

感情移入し過ぎました。。

烏童兄の気持ちがわかり過ぎて、ほんと切なくんてたまんなかったです。
烏童兄の心情が、過去に私が持った心情とすごく似ていて、烏童兄の気持ちに寄り添えば寄り添うほど、泣きたくなるほど切なくなりました。

好きな人が好きになった相手は、自分と全く正反対の人。

これ、結構キツイです。
烏童兄の場合、相手が同性ってことでハードルの高さは異性相手の何倍も高いんでしょうけど、好みって変わるものじゃないし、自分を殺してまで好きな人の好みに合わせる訳にもいかないし(ましてや背を小さくすることなんてできないし)、自分が相手の好みの範疇にないと気づくことは本当に辛くて苦しいものです。

強がって、平気なふりして、時には茶化して、でも実はすごく辛くて、泣きたくなるのを堪えて、どうにか誤魔化して生きて行く。

でも、やけっぱちであったとしても、抑えきれなくなった自分の気持ちを清竹にさらけ出せたことが、烏童兄の勝因ですよね。
素直になった烏童兄は本当に可愛い。
強がってても弱い部分が垣間見えて、それがすごくいじらしくて愛おしいです。
学生時代のカッコイイ烏童兄しか知らない清竹にとっては、衝撃であると同時に愛しさを感じるのも必然なように感じました。

付き合うことになった後も、素直に幸せを受け入れられない烏童兄のお蔭で紆余曲折あるんですが、清竹がどんどん烏童兄を好きになっていくのが手に取るようにわかるので、烏童兄の心穏やかな未来を信じずにはいられませんでした。
本当に良かったね、烏童兄。
清竹の前だけで見せる、照れたようななんとも言えない烏童兄の表情がたまらなく可愛い☆
清竹に叱られると素直に謝っちゃう烏童兄が本当に可愛い☆

好きな人がいると、不安は必然的につきまとうものです。
でも、そんな不安を感じる隙も与えられないくらいの大きな愛で清竹には烏童兄を包み込んでほしいな☆

私ももっと素直に自分の気持ちを出すことができていれば、少しは違った運命を歩むことができたのかな…。
でも私の代わりに烏童兄が幸せになってくれればそれで良いか、と思わせる素敵なお話でした。
読んで良かったです☆

10

そのいじらしさが堪らない

「誤算のハート」のCDを既に聴いて、
烏童兄と清竹の話を知っていても十二分に楽しめる1冊でした。
CDに収録されている部分は、この本の半分弱くらいです。

わたしはCDを先に聴いていたので、
遊び人の攻めキャラに見えた烏童兄が、まさかの健気受け!なのは、
知りつつ読んだのですが、それでも、
実際に絵で描かれると改めてグッとくるものがありました。

狭い車内の中、
180センチもある大きな身体で痛みを堪えながら後ろをほぐして、
身体を折り曲げて清竹の上に乗っかる…
不自由な動きしかできなかっただろう、その一方的なカーセックスは、
素直になれない烏童兄の清竹への想い、そのものに見えました。
貫くような激しい痛みを感じてるはずなのに、
烏童兄の顔には満足気な笑み…その表情がすごく、いじらしい。

素直になれない臆病者で、
会えばキツイ態度をとってしまうひねくれ者でもあって、
他人の幸せを妬んでしまう…、そんな烏童兄が、
清竹のまっすぐさが眩しくて、自己嫌悪に陥いりまくりながらも、
それでも清竹に愛されるという奇跡を求め続けてしまう…
その姿が切なくて、愛おしくて、堪らなかったな。
烏童兄の流す涙は、
素直に言葉にできない清竹への想いが溢れ出ているかのようで、
すごく胸に響いてきました。

バスケのボールを、
願をかけるようにゴールに投げるシーンもよかった。
恋の奇跡はひとりでは起こせないんですよね。
清竹の何気ない言動や笑顔が、
これからも何度も烏童兄に幸せを降らせて、いつかそれが積もって、
不安を感じずに烏童兄が笑える…そんな奇跡が起きますように。

誤算のハートの烏童弟CPの方も、
前はただただ好きで好きで身体を繋げて~~という感じだったけれど、
今回は衝動的にではなくて、ずっと一緒にいる将来を見据えて…
というところがとても好きでした。
彼氏と親がグルっていいな、とっても微笑ましい。

兄弟同士でグループ交際のようになっているのも、
兄が反面教師になったのかな?と思うような烏童兄と弟の性格の違いも、
それでいて、意外と正直な気持ちを漏らして頼ってるのも、
すごくツボにはまりました。

緒川千世さんの本で今のところ一番好み、CDも早く聴きたいです。

9

これわ☆

どっかで見たカップルがいるなと思ったら
誤算のハートのお二人でしたか( *´艸`)
とはいえ、誤算のハートがあんまり好みじゃなかったので
この作家さん据え置いていたわけですが。。。

さて、今回は素直になれないこじらせチャンが主人公ですね。
見目麗しく、身長も金もあって。
男も女も入れ食い。だけどほんとは・・・なところにノックアウトされてしまいましたwww
初恋のあの子の好みは小さくて髪の長い女。
自分とは正反対の相手。
8年の時を経て1センチ身長を追い越されて泣いてしまうあたり。
複雑な胸の内に思わず乗せられてしまいました。

相手がその気になったのに
相手の好きなタイプの女の子をホテルに派遣してみたり。
何につけてもかわいくて
キュン(´艸`*)
バカップル万歳☆お幸せに

8

終わらない不幸とは。

初回封入ペーパーが欲しくて発売日から買ってたけど、時間がなくて最近やっと読みました!!
緒川先生の作る物語はラブコメもシリアスもエグいのも好きですが、これは”切ない”部類に入ると思います。最終的にハッピーエンドなんですけど、幸せなのにそこはかとなく切ない後味が残ってて読後の余韻に浸れました!あと、ナレーション部分の言葉遊びや使い回しが映画みたいで素敵でした……さすが緒川先生!
前作では、ただのヤリチンのチャラい男だった烏童兄。こんなに健気な一面を隠してたなんて!!清竹も言ってたけど、あのギャップはないよなぁ。あんなに一途な気持ちを寄せられたら落ちてしまうのも当たり前だ…
まぁ健気とはいえ烏童兄は世間一般的に見たら酷いやつだと思います。好きな男の彼女を奪い取る、自分が上手くいかないからって人に八つ当たりして傷つける。やってることは最低なんだけど、清竹がすごく真っ直ぐな性格なので、捻くれた烏童兄が逃げても逃げても追いかけ回します(笑)逃げきれなくなった烏童兄が素直に本音を晒すまで♡ラストは今作で泣いてばっかりだった烏童兄が幸せな涙を流せて本当に良かった。そして最後の最後まで読んだところで”終わらない不幸についての話”の”終わらない不幸”の意味がわかって、胸がきゅ〜んとしました。切ないBL、きゅーんとくるBLが好きな方は是非〜♪

好きなシーン
*烏童兄のバイト先のバーに清竹が来ることになり、そわそわする烏童兄。
*その夜いい雰囲気になって、ホテルでそわそわと烏童兄を待つ清竹(でも…ホテルに来たのは…)
*三城(烏童弟の彼氏(受け))に八つ当たりしたのがバレて弟に殴られて半泣きな烏童兄。(ダメっぷりがかわいい)
*清竹から逃げるも風呂場に追い詰められ、ケリをつけるぞと清竹に言われて「いやです」って三角座りして顔隠す烏童兄(ここ本当にかわいい!)
この好きなシーンほとんどラスト付近だ(笑)前半にもあるんだけどキリがないのでやめときます(笑)

7

ほんと不器用でひねくれてて 健気な奴

※ネタバレしかないです

『誤算のハート』のスピンオフ作品になります。
わたしは『誤算の~』をさらっと一読しかしていなかったので、スピンオフと聞いて楽しめるかなと若干緊張していました。ところがどっこい。

めっっっっっちゃくちゃおもしろい!!!!
『誤算の~』の二人を知っていても、たとえ知らなくても、面白く読める作品でした。

中学の頃から一途に、かつひねくれながら、同級生の清竹に8年間も片思いを続ける烏童視点で物語は進みます。(なので清竹くんの気持ちの推移はあまりよく分からない)
この烏童くんが、ものすごくおしゃれでイケメンで、まさに「何の苦労もしてない」「何でも持って」そうな人生勝ち組みたいな人なんです。頭も家柄も容姿も良い!男も女も引っ掛け放題!
でも、本気の恋愛ではずっと負けっぱなし。
女の子にとってイケメンの烏童くんは、小さくてかわいい女の子がタイプな清竹くんにとっては恋愛対象「外」。報われない片想いに胸を焦がし続けながら、それでも諦めきれない恋を抱えて8年間を過ごします。

8年前の中学の頃、烏童くんは清竹くんから彼女を奪い絶縁状態になってしまいます。そのことを自業自得だと自覚しながらも、好きだから清竹くんに彼女が出来ることに耐えられず、好きだから絶縁状態になっても諦めることが出来ず……と、とにかく、烏童くんは自分では諦められない・終わらせられない恋に振り回されます。
8年後再会してからも、烏童くんはずっと恋を「諦めること」を行動の指針として、決して幸せになりたいとは願わないんです。ただ臆病に、清竹くんが離れていく心の準備をするだけ……。体だけ奪ったりすることすら、気持ちが手に入らないのは分かっているから、という前置きを感じさせて切なさに拍車がかかります。こんなにかっこよくて何でもできそうなイケメンが、一番ほしいものに対しては怖がりというギャップにすこぶる萌えました……!

わたしがこの作品を読んで「最高に好き!」と思ったのは、烏童くんが迫ってくる清竹に対して

「信じない」

と拒絶するシーン。
好きになってもらえないとずっと思っていた清竹くんがやっと烏童くんに向き合ってくれたのに、それを「信じない」と完全拒否!
お互いに好き合って、そこでハッピーエンドにならないところが、この物語のリアルというか、共感できるところなんじゃないのかなと思います。

手に入ったら、いつかは失う日が来るんじゃないか、いつか気の迷いだったと気付く日が来るんじゃないか、そしたらまた自分だけが終わらない片想いの中に閉じ込められて苦しむだけなんじゃないか。余計に傷つくくらいなら最初から手に入らない方がマシ。……という思考回路なのかな、と。

「奇跡は起こらない」と諦めたり、「俺なんかがよがって気持ち悪い」と自己嫌悪したり、清竹くんの言う通り烏童くんは「自分の気持ちばっか」なんです。でも、怖いとか嫌われたくないとか、そういう気持ちでいっぱいいっぱいになってしまうのはすごく分かります……。怖さを乗り越えるためには、他者(清竹くん)と言葉と気持ちをやり取りするしかなくて。でも、烏童くんは傷つくのが怖くてコミュニケーションを取るのを拒絶していたんだと思います。どうでもいい人には勝気でいられるのに、清竹くんの前では小さくなって怯えるのは、やっぱり傷つきたくないからなんだろうなと。

「いつ捨てられてもいいように 捨てられた日を想像しては傷ついて そうやってこれからを過ごしていくんだろう」

付き合うようになってからも烏童くんの「不幸」は終わらないようです。でも、きっとこの「不幸」はいつもしあわせと隣り合わせなんですね。清竹くんが傍にいるからしあわせで、だから「不幸」でもある。
あとは、烏童くんが「不幸」が訪れる日なんて来ない、と清竹くんと自分を信じるしかないのだと思います。実際、不幸0・しあわせ100みたいな内訳にはなり得ないからこそ、しあわせでありたいと願えるのかもしれないです。
巻末のその後のお話で、烏童くんが心から幸せそうに笑えていて、こんな日をこれからもずっと積み重ねて、「不幸」が頭を過ることがないくらいしあわせに満ちた生活であってほしいなと思います。烏童くんにはめちゃくちゃしあわせになってほしい……!!

好きになってほしいけどフラれる日が怖いから好きにならなくていい。でも恋しいから好きになってほしい。でもやっぱりいい。だけど、嫌いにはならないで。
……と、とにかくひねくれてて面倒くさくて、でも誰より清竹くんのことを一途に愛していて、烏童くん最高にかわいい人でした!そんな烏童くんに出会えた感謝を込めて神評価です。

6

面白かったー

緒川千世さんは全作読んでますが、今回の本が個人的にはいちばんよかった。
『誤算のハート』の烏童くんのお兄ちゃんが今回の受けです。背も高く、金持ちでイケメンで、女の子にモテモテの遊び人。そんな彼が中学の頃から好きで好きでたまらないのが、背の小さいバスケ部仲間。受けくんはその小さい友人の隣に似合う、その友人よりもっと小さな可愛い女の子になりたかったのです。

誰もがうらやむ優れた容姿を持ちながら、好きになった人の恋愛対象には絶対になれない。そんな絶望から厭世的、露悪的に日々を送っています。
どうでもいい女の子をもてあそび、幸せなカップルに苛立ちのまま波風を立てる。
まあかわいそうとはいえ、他の人を傷つけてもいいって道理はないのですが、そこまでグダグダになるほど好きなんだねーと切なくなります。受けが泣くところでは一緒に泣いてしまいました。

ちょっと気になったところは、攻めと一瞬付き合っていたっぽいナツミちゃんの行方と、攻めの家に押しかけてきていた遊び相手の扱いでしょうか。
遊び相手には、受けか攻めが刺されるはず、と思ってドキドキしていました。

6

圧倒的緒川千世ワールド

泣きました。
緒川千世 先生の世界観というか作品の雰囲気は“静”というイメージで、今回もそのような感じでした。その静かな時の流れのなかで、主人公の烏童の心模様はけっして穏やかではありません。8年前に終わらせたかった恋.....隣にいれる嬉しさを感じると同時に好きな人の理想とかけ離れた自分への絶望に押しつぶされたあの恋...。その昔の想いびとに再会するのです。
一見、完璧で自信家な烏童。それはただの見せかけで本当はおそろしく悲観主義で自信が無いただの青年でした。好きで好きでしょうがない人への想いを自分にごまかすために繕った“好きな人の理想とは違う完璧な自分” しかし、 そんな張りぼては本当に好きな人の前ではすぐにくずされてしまいます....

いままで読んできたBL作品のなかでも3本の指に入るくらいの受けの病みっぷりでした。ヤンデレという訳じゃなくて、攻めの竹清にはけっして見せないけど心の中で依存してる感じ。共感はできないけどすごく理解はできます。烏童の心境を考え、感じる度に涙があふれてしかたありませんでした。

6

涙したい人必見。

一言で、泣けます!
前作『誤差のハート』では結構嫌味な役どころ。どちらかと言うと傍若無人っぽい雰囲気が強めでした…が、今作ではまさかの展開!
「あんな風に愛されたいなぁ」はしっかり伏線でしたね。ただ、前作とのギャップが強すぎて、個人的には「キャラが定まってなかったのかな?」とちょっと疑問。
愛しているのに恐怖心から何もできない烏童兄。そんな烏童に苦しめられた過去を持ちながらも、彼に愛された清竹。悲観主義な烏童ですが、恋心が募って爆発するシーンも。そういう描写から、ずっと想っていたことの重みが伝わります!一途に愛してます。
ただ、清竹の心情がいまひとつ読み取れませんでした(私の読解力の問題かもしれませんが)。烏童にされたことに関して完全に吹っ切れた、という描写がないまま烏童を好きになってしまいますね。でも、そんな清竹が無限の器で抱きとめてくれているからこそという感じも。
二人ともある意味で純情にできています 笑
タイトルはバッドエンドを連想させますが、緒川先生らしい綺麗なハッピーエンドです!ハッピーエンド好きもおすすめの一作!

6

烏童お兄ちゃんがこんなに可愛かったなんて!

前作「誤算のハート」では男女問わず遊んでいて本気の恋をした事がなさそうで、でも心の底では愛されたい気持ちが滲んでいたお兄ちゃん。 スピンオフが出ると聞いて攻のようだけど実は受だろうなぁと思っていたので受で嬉しかったです。

中学時代に清竹の事が好きで、清竹の彼女を奪ってしまってから疎遠になっていたのに大学の飲み会で再会します。酔ってしまった清竹を介抱しながら上に乗っかったのにはビックリしましたが、すごく痛いのに平気なフリをして何も覚えてない清竹に接しているのが健気で…お兄ちゃん可愛い!
もう恋を終わらせないと…と思いながら清竹がバスケをしているのを見て泣いちゃったお兄ちゃんも私まで泣きそうになりました。
理由がわからないながらに追いかけてくれる清竹も男前でした。
その後、やっと想いを伝える時もお兄ちゃんぼろぼろ泣いているし今までさんざん遊んできたみたいなのに本気で好きな相手にはこんなに健気でいじらしいなんて清竹の気持ちが少しずつお兄ちゃんと同じくらいになっていくのも納得です。

お付き合いするようになってからもいつか来る(と思っている)終わりの事を考えたり、小さくも可愛くも女の子でもない自分を見てマイナス思考になっているお兄ちゃんですが清竹も言ってますが本当に可愛いです! 何度もしつこくてごめんなさい。

泣きすぎる男の子が苦手な方もいらっしゃると思いますが、そんなに気にならず可愛いなぁと思いながら読みました。
書き下ろしでは受ける側に慣れてきてとてもエロい表情を見せていて清竹も嬉しそうでした。「幸せ」を受け入れられるようになったのを見て安心しました。
切なさもあり甘さもありとても面白かったです。皆さんにもぜひ読んで頂きたいです!

5

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