• 紙書籍【PR】

表題作不器用な恋のスタンス

工藤征司,24歳,私設議員秘書
一ノ瀬湊,23歳,旅行社勤務

あらすじ

湊は留学先で知り合った工藤に淡い恋心を抱いていた。帰国後に再会した工藤はさらに男らしく魅力的になっており、今は地元の北海道で議員秘書をしているという。湊は東京の旅行会社勤務で、直接会う機会はあまりないが、連絡を取り合ううちに工藤への気持ちは益々募っていく。そんなある日、送るつもりのなかった工藤への告白メールを、手違いで本人へ送ってしまう。工藤の反応を恐れた湊は、一切の連絡を絶とうとするが…。

作品情報

作品名
不器用な恋のスタンス
著者
宇宮有芽 
イラスト
笹生コーイチ 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
ラピス文庫
発売日
ISBN
9784829654187
3.2

(7)

(1)

萌々

(3)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
21
評価数
7
平均
3.2 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数3

未送信ボックスに、くすぶっていた恋心・・・事故で送信☆

甘かったですv
1つ年上の工藤と、湊。
留学先で知り合ったふたり。
工藤の第一印象は悪かったのに、いつのまにか恋に落ちてて・・・
湊は帰国するときに工藤に想いをしたためたメールを書くけど
それを送信できないまま未送信ボックスに置き忘れてしまうんです。

恋心に蓋をして友人としてつきあっていたのに
帰国した工藤と友人の結婚式で再会して
湊は未送信ボックスのメールを
もう一度開いてしまうんですよ。

手紙じゃなくってメールという手段。
未送信ボックスに、くすぶっていた恋心v
もっかい自分でそれを読む恥ずかしさwww
そんなことしてたらハプニング!!!
メールが送信されちゃうんですっ。
(*´艸`)やっちゃったwww
ここからニヤニヤが止まりませんでした。

送ってしまったメールにあわてふためく湊。
とにかく工藤がメールを読むのは時間の問題w
そーなると返事を聞きたくなくって
ケータイもメールもOFFで
工藤からの連絡をシャットアウトするんです。
そんなの数日だけしか続かないんだけどもwww
聞きたくないっていう気持ちが、非常によくわかる。

地方議員私設秘書の工藤と東京在住の湊
ふたりの距離は携帯がつなぐんですよ。
携帯の使い方は、わりと定番ではありましたが
妙にリアルで、すごくしっくりきたんですよね。
と、いうのもテレフォンセックスw
物語ではありがちですが、実際はこんなもんでしょ?っていう
共感がありました。湊の素直な反応がよかったですw

恋愛経験のない23歳の湊が
男である工藤とのセックスにおびえるところとか
おびえる理由が、セックスが怖いっていうのと
工藤に嫌われるのが怖いの二重なんですよね。
こういうドキドキってあるよね!

受けも攻めもわりと、さらっと普通の人。
でも工藤は、なにかいろいろありそうv
工藤の過去のお話なんかも知りたいなぁ。

挿絵、絡みとかすごくよかったですv
評価、萌えか神かどうしよっかなぁと迷ったのですが
読みはじめの期待を裏切る萌えをもらったので神とさせてもらいました。

1

惹かれ合う過程をもっと詳しく読みたかった

二人が互いを好きになるのが現在ではなく過去の時点で
回想や台詞の中で語られるだけなので
二人が相手の想いを知り、結ばれてもイマイチ萌え!になりませんでした
惹かれ合う過程をもっと詳しく読みたかった
当て馬の受けの後輩くんは結局受けに惚れてたのかな
受けが結構押しに弱いというか無防備に後輩くんに距離を詰められてたので
攻めがいなかったらこの二人がBLな関係になってたかもしれないと思いました
攻めと受けは遠距離だから後輩くんの方が物理的にも近いですし
わんこ年下攻めも有り得たかも
しかし終盤の受けの攻めへのデレっぷりというか必死ぶりには萌えました
気持ちを一生懸命相手に伝えようとするところは受けでも攻めでもいいものです

あと個人的な趣味になりますが
作中、受けが一瞬攻めの乳首を口に含むシーンがあり
攻めの乳首を攻める受け萌え属性ゆえに
この一点に大変萌え、萌え萌え評価としております

1

クールな受けの意外な弱点

表面クールで動揺なんてしそうもない受けが、好きな人に対してだけは不器用になっちゃうというのに萌える方にお勧めです。

私設議員秘書・工藤征司(大人強引攻め)×旅行社勤務・一ノ瀬湊(クール天然受け)
好きな人に告白しようと思って書くだけ書いて下書きを保存していたメールを、PCのフリーズが原因で、うっかりと送信してしまう。
これは、誰にもわかりえる恐怖だなと共感しました。
その後の受けの逃げっぷりが凄かったです。携帯電源OFF、メール無視、何かを言われるのが嫌で、とにかく会わずに逃げるの一手。
もちろん、攻めがとっ捕まえてはくれますが、すごく逃げます。

湊は仕事は出来るのに、恋愛や人間の感情については超がつくほどの不器用。
努力型で、人前で恥をかきたくないというタイプ。だけど、恋愛もSEXも練習は出来ない。だから、怖い。
ずっと好きだった人だからこそ、嫌われたくないし、がっかりされたくない。
個人的には、山が足りなくて物足りなかったんですが、理解できる感情でした。
受けの不器用さが可愛かったです。

『純情コンプレックス』とリンクしていて、湊と友達なので犬飼真人も出てきます。
不器用な~の二人は、純情コンプレックスにも頼りになる人と友達として少し出てきます。
この作品では二人が恋人になる為に、真人が橋渡しの役をしています。

エロ:★2 テレフォンセックスすら、微笑ましい感じに終わるのが可愛かったです。普通位。
総合:★2 不器用さや恐れがしっかりある現実的な恋愛で、リアリティーはしっかりしています。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP