月下の縁

月下の縁
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
17
評価数
6件
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
海王社
シリーズ
ガッシュ文庫(小説・海王社)
発売日
価格
¥600(税抜)  ¥648(税込)
ISBN
9784877245825

あらすじ

母を亡くし、倹しい生活を送っていた晶。
しかし戦後の中華街で幼なじみの敬生と志を同じくし、日本人でありながら中華街に生きる台湾人としてそこを守ってきた。
そんなある晩、中国から来た凱士という美丈夫に出会う。
表向き貿易会社を営む凱士だったが裏では中国マフィアとの繋がりがあると噂されていた。
中華街を脅かすものの正体を探るため、晶は凱士の懐に潜り込む。
「あんたの仲間として認めるなら抱かれてもいい」晶の挑発に乗った凱士は、晶の身体を暴き立てようと甘くも狂おしい快楽を与え…。

表題作月下の縁

凱士 中国人と日本人の混血
晶 中華街に生きる日本人

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レビュー投稿数4

ラストシーンが『神』です。

おいおい、と思う所もありましたが、ラストシーンはとても良かったです。
あの別れから十数年ののち、祖国でない地で一瞬すれ違うだけの二人連れ。
穏やかで綺麗で、たぶん幸福なのだと思わせる描写が、あの時からの彼等の人生を想像させて、ウルッときました。
綺麗事でない、苦労や戦い、挫折や痛みなど、二人で乗り越えてきただろう歳月を慮ってしまいます。そして、残された者達の上にも、平等に時は流れたのだと、ラスト五行の文章が語ります。
このラストシーンの余韻で、色々な事を思い出してしまったのは個人的なことですが、昭和三十年代という時代背景や中華街等のキーワードで、昔ハマっていたハードボイルド小説をご紹介させて下さい。
生島治郎の『黄土の奔流』『夢なきものの掟』は、匂い系でもない、ほんとうの冒険小説です。
大戦前夜の中国で、大陸浪人と美貌の片側に醜い火傷のある日中混血のコンビの活躍は、魔都上海がお好きな方なら楽しめると思います。

0

微妙

好きな設定や展開だったんだけど、妙にテンションが低い話で乗り切れなかった。残念。

0

ひぃぃ…痛い

痛い水原とほるが炸裂してる作品です。
痛いのが大好物という方なら、是非。

戦後の横浜の中華街を舞台にしたお話ですが、水原とほるさんのストーリーテラーぶりが如何なく発揮されていました。
主人公は日本人で天涯孤独となった晶。台湾人で幼馴染みの敬生と付き合いながら、横浜中華街で仲買人の仕事をして生きている。
そんなある日、中国からきた凱士と出会う。
凱士は瞬く間に中華街を掌握し、台湾人の仕事を圧迫していく。
晶は台湾人の敬生たちを救うため、二重スパイとして凱士に近づく。凱士と晶は惹かれあっていく。
でもスパイであることが凱士にバレてしまう。怒り狂った凱士は晶に凌辱の限りを尽くす──。この凌辱シーンが、そこまでする必要あるの?ってぐらい凄まじさでした。晶もよく愛し続けられたもんだ。
ラストはとても良かったです。

中国の歴史のお勉強にもなりましたw

2

シチュエーションが珍しい

中国とか香港とかが舞台のお話はいくつか読んだことがありますが、中華街が舞台のものは初めてだと思います。
時代も昭和30年代前半っていうのもなかなかお目にかかりませんね。そういった意味では斬新でした。

良家の子息として生まれたものの家は没落し天涯孤独になってしまった晶が、家も姓も捨て中華街で仲介屋としてなんとか生きている時の、月夜に出合った日中混血の男・凱士との運命的な恋のお話です。

晶は、台湾人の華僑・敬生とは幼馴染で、恋人同士でもあります。
日本の戦後復興と中国の大躍進政策の間で不安定になりながらも、どうにか均衡を保っていた中華街へ凱士が参入してきて、台湾人にばかり被害が出始めます。
敬生やその両親に多大な恩のある晶は、凱士の違法もなにも気にしない商法にストップをかけるため、「禮義隊」に協力し体を張って凱士のもとにもぐりこむのですが・・・
正義感や結束力はあってもただ突っ走るだけの台湾人の若者たち「禮義隊」も晶自身もはいまひとつ計画に甘さがあり、晶は早々に尻尾をつかまれます。
凱士の囚われ、自分はともかく敬生を守らなければならない晶は、言われるがまま囲われ、「接続き客」として複数の男たちにあの手この手で体を開かされるのですが、自分の哀しい生い立ちと凱士の抱える暗い部分が惹かれあうようで、敬生を守るためとは言いながら体も心も凱士を愛するようになっていくのでした。

晶の「双麻家」についてや、凱士の中国での立場や日本との関係など、もう少し詳しく語られるかその部分が事件に大きく関わってくると、ドラマにもっと奥行きが出たかなと思います。
晶の女装(チャイナドレス)や男たちに強いられる陵辱のあれこれを目的で読むのであれば、ソコソコ楽しめるとはおもいますが、私はどうしても彼らの背景が気になっちゃって・・・

2

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