花扇

花扇
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神4
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
3
得点
23
評価数
5件
平均
4.6 / 5
神率
80%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
成美堂出版
シリーズ
クリスタル文庫(小説・成美堂出版)
発売日
価格
¥476(税抜)  ¥514(税込)
ISBN
9784415088709

あらすじ

今や人気の落語家山九亭感謝こと森野要がまだ半人前の頃、元兄弟子の寒也とそういう仲になった我が身の幸福に比べ、何の未練もなく男を使い捨てる師匠山九亭初助の孤独を気の毒に思うこともあった。
しかしその人生には真実の愛を貫く想像以上の物語があったのだ…。
粋な噺家たちの艶話が再びお目見え。


表題作花扇

広沢寒也
森野要(山九亭金目→感謝)

その他の収録作品

  • 子別れ

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レビュー投稿数3

久々にいっぱい泣いた

この作品、「座布団」の続編なんですが、CDになった「座布団」を聴いて、どうしても読みたかった本。
「座布団」の本そのものは、オクでむやみな金額になっていたりするので、ほぼあきらめていますが、こちらは、偶々、中古本値段で見つけて、小躍りしながら買って帰った次第。

お話は、一色というルポライターを狂言回しに、初助師匠が亡くなった後(現在)と要の二つ目時代、初助師匠の若い時代と、過去から現在を行きつ戻りつしながら進みます。
初助師匠は、ドラマCDの三木眞をイメージに置いて読むと、凄絶色っぽい。
この続編「花扇」も、是非ドラマCDにしていただきたいものです。

1

雀影

葡萄瓜様
お知らせありがとうございます。
コミコミさんの本店では、もう予約もできるようですね。
せっかくだから、ホーリンさんにも扱って頂いて、CD共々、大プッシュして頂きたい物ですね。

葡萄瓜

嬉しい報せが入りました。

2011年2月下旬に本書が商業復刊される
との事です。

http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68314626&tr=s

中古本よりはお高めの値段ではありますが、
それなりの満足感は味わえるかと。
今回の売れ行き次第では重版も有り得るかも
知れません。

和風で耽美

剛しいらさんの文章力には、いつも驚かされます。
シリーズによって、違う方が書いているのではないかと思うぐらいです。
剛さんの書かれるコメディー系は苦手なのに、シリアス系がいつも好みに合うみたいです。

昭和初期が舞台で、落語の噺家の話です。
落語のことがわからなくても、大丈夫です。
難しい話なのではないかと苦手意識があったんですが、読んでみたら話に惹きこまれて夢中で読みました。

弟子の要の口から語られる初助師匠は、じぶんの魅力を十分承知で男を喰う魔性の男のような存在。
芸の方はそれ以上に達者で、シャレが効いた言葉と歯切れのいい喋りで、なにかの語りを聞いているようでした。
その初助師匠の生涯を、あえて別の人の口から聞かせると言うのが、魅力をより増していたような気がします。

子別れ
元兄弟子・広沢寒也(明朗攻め)×落語家・森野要(強気受け)
要の兄に子供が出来て、やっぱり子供が出来た方がいいんじゃないかと邪推されて、いつもの犬も食わない喧嘩だったはずなのに。
寒也の家に、寒也の子供だと言って女が子供を置いて行って実家からは歓迎されるし、子供の父親を奪うの続きは可哀想だしと、雲行きが怪しくなって。
要の意地と師匠の人生訓がきらりと光る話でした。

花扇
初助師匠には似つかわしくないような華の扇子、おままごとのような夫婦茶碗、ボランティアの刑務所慰問。
全ての意味がわかる瞬間、師匠の人生が迫ってくるようで美しかったです。

物語があって、感情があって、その後に行為がある。
しっぽりと色っぽい和風で耽美な話です。

2

艶の磨きはどうかける

解ける様に語られる噺上手・山九亭初助の
語られざる陰の物語。
それは、人と言う玉を磨く為の技術の物語。
男を惑わす艶を如何にして際立たせるかと
言う術を静かに伝える物語。

絶品、でしょうね。

1

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