――あの時から、俺の命はおまえのものだ!

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表題作虎狼は愛に餓えて

生野 紅川会若頭
折坂真也(25) 紫誠会組員

あらすじ

堕ちきれないまま極道に身を置く真也は、敵対する組の若頭・生野の罠に嵌り強引に体を押し開かれてしまう。味わったことのない悦楽にいいように喘がされ、憤る真也だったが、生野と関わり合ううちに、極道さえも陥れるヤクザらしからぬその不可解な行動に迷いを抱くようになっていく。「おまえはこれ以上堕ちるな」と向けられる、闇を宿した瞳。――やがて真也は、彼の行動も自分に対する執着もすべて、過去に起こった事件の贖罪だと気づき!?
出版社より

作品情報

作品名
虎狼は愛に餓えて
著者
バーバラ片桐 
イラスト
藤井咲耶 
媒体
小説
出版社
ワンツーマガジン社
レーベル
アルルノベルス
発売日
ISBN
9784862960993
2.5

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
9
評価数
4
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ヤクザ×ヤクザ

刑事とヤクザとか一般人とヤクザとかは読んだことがあったけど、ヤクザ同士、しかも敵対する組の相手というのは初めてかも。
受けが極道の世界に堕ち切っていないというか、完全に悪に染まり切れていないのが、どこか可愛らしくてよかった。
男らしく腕の立つ受けが、より腕っぷしの強い男に屈服されるのはやはり萌え。

攻めも実はいい人で、その行動理念にはちゃんと理由があるし、受けに執着していた理由も、受けが結局自分の組の頭を裏切る行動をとるのにも納得がいく、無理のない展開だった。
人が亡くなるので重い話ではあるものの、勧善懲悪になるので読後感は悪くない。受けが攻めと同じ道を行くことで、亡くなった両親も報われるだろうと思う。
エッチな場面も、安定して乳首責めがねちっこいので、大変楽しく読めた。

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