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表題作調律師は調教する

高瀬翔吾/腕利きの調律師
真澄・ビアレッティ/天才ピアニスト

その他の収録作品

  • ピアニストは妄想する

あらすじ

財団の御曹司にして腕利きの調律師・翔吾は、美貌の天才ピアニストの真澄の仕事を請け負うことに。
しかし、プライドの高い真澄に煽られお仕置のはずが…。

「大人を本気で怒らせると、どういう目に遭うか、これからタップリその躯に教えてやる」財団の御曹司にして腕利きの調律師・高瀬翔吾は、若き天才ピアニスト真澄・ビアレッティの仕事を請け負うことに。見た目は魅惑的な王子様の真澄、でも実際は気位が高くて、とんでもなく我が儘で生意気で…。調律の前に調教から始める羽目になった翔吾。だが、花芯から蜜を溢れさせながらも気丈な真澄に欲望を煽られ、思わずお仕置き以上のことをしてしまい!?
出版社より

作品情報

作品名
調律師は調教する
著者
篁釉以子 
イラスト
佳門サエコ 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576090412
2.8

(5)

(1)

萌々

(0)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
12
評価数
5
平均
2.8 / 5
神率
20%

レビュー投稿数3

表紙イラストよりはショタっぽくなかった

正直、表紙のイラストを見る限り「ショタ系」っぽいし
「調教」とかにもあまり興味なかったんですが。。。

タイトルの『調律師』の文字に“のみ”興味を引かれて衝動買いしましたw

シナリオとしては
世間知らずでわがまま放題、でも将来を嘱望された天才ピアニスト・真澄を
真澄のピアノの調律を依頼された腕利き調律師・翔吾が
あまりのわがままさに辟易して
しつけと称して調教しちゃってるうちに。。。みたいな流れで
途中に邪魔者が登場したり、翔吾の過去の恋人の登場があったり
危機一髪な事件があったりと
ひととおり、王道なエピソードだったなぁ、という印象なのですが
「調教のお陰で、わがまま王子は見違えるほどいい子に」はならず
最後までわがまま王子のままだったところが良かったのと
イラストの印象ほど、真澄がショタっぽくなかったので
(というか、ただ世間知らずなだけ、という印象を受けた)
真澄と翔吾の心の動きに集中出来て充分楽しめました。

あ、でも
途中で翔吾が真澄にコスプレまがいのことをやらせたのには??って感じでした。
好みの問題かもしれませんが。

あと
あまりメジャーな存在ではない調律師の仕事の内容を
最初の数ページで把握出来る様に
ある程度噛み砕いて書かれていたは良かったんではないでしょうか。
ただ、ピアノ経験者や同業者ではない人が読んだ時
どの程度理解出来るのかはわかりませんが。。。(当方同業者ゆえw)
なんとなく、雰囲気だけは伝わってるかなとは思いましたけど。

ただし、一言言わせてもらうなら
あんな高飛車で変態の調律師はそうそういませからっ!w

5

セレブ調律師は、極上のサーバルキャットを調教する

表紙カラーを見るとピアノの上で押し倒される高校生と先生チックですが
まったく違いました!
いい意味で期待はずれでよかったです。

攻めにも受けにも、日本名がついていますが
バックボーンは欧米の超セレブの血筋という設定。
舞台はニューヨーク。
リッチでゴージャスな世界観の中
御曹司で知的で大人で美貌の調律師が
わがままで子供で美貌の天才ピアニストを調教していくというお話。

【コテコテの陵辱プレイモノじゃないです】

演奏者と調律師。
このタッグがあってこそのコンサートの成功。
互いの才能を認めあった二人がどんどん惹かれあうシナリオは
王道ではありますがわくわくしました。

わがままな受けを、俺様な攻めが見事に懐柔してて
受けはいっつも焦れ焦れしてるのw
タイトルに“調教”とあるので調教プレイも入ってます。
個人的に道具を使ってのプレイにはさほど萌えない私ですが
佳門サエコさんのイラスト良かったですv・・・萌えましたvvv
受けは、超かわいこちゃんなんだけど
手がものすごく大きくてしっかりと男の子!
ピアニストですもんねー。そこはしっかり男の子。
受けが女子化してないのもポイント高いです☆

0

後半余計な設定が加わってしまった様な…

わがままで生意気な天才ピアニストを、腕利きの調律師が手懐けていくという話です。

天才的なピアノの腕に加え容姿も整っていることから、周りにチヤホヤされることが当たり前という環境で育ってきた真澄はかなりのワガママキャラです。
でも根が単純ということもあってか、どこか憎めないおバカちゃんという感じでした。
翔吾に対して最初は反発していますが、調律の腕が超一流だと分かるとすぐに警戒を解き、今度は「自分に構ってくれないなんて許せない!」とばかりにじゃれつきます。
対して翔吾は、ワガママだ生意気だと言いながらも、結局は真澄の要望を全て聞く羽目になってしまいます。

ピアノの事など全く分からない私ですが、翔吾が調律したピアノを弾くことで、真澄のパフォーマンスが更に輝いていく…みたいなやり取りは読んでいて結構面白かったです。

その後、翔吾の元彼の登場により真澄が嫉妬するというところまでは、それなりにまとまりがあったと思うのですが、真澄に対してライバル心をむき出しにするキャラや、異常な執着を抱くキャラが登場することにより、後半はかなりバタバタした印象になってしまっていました。

それに真澄に『猫耳+尻尾(+手には拘束具)』をつけさせてHをするというシーンが出て来るのですが、その唐突さも妙に気になってしまいました。
(まぁ真澄のわがままな性格に対して「サーバルキャットみたいだ」と翔吾はつねづね言っている流れで、こういう格好をさせられたというのも分かるんですけど…)

3

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