表題作満ちる部屋

ロジェ・ブラウワー,レノルドの新しいルームメイト
ロジェを買った、彼を好きな先輩

その他の収録作品

  • レッツゴーシュトラウス/高岡七六

あらすじ

レノルドの学生寮での新しいルームメイトは校内でカサノヴァと呼ばれているロジェ・ブラウワー。彼には体を売っているという噂がある。
初対面で早速部屋を暫く空けてほしいという事を言われてレノルドは…。

作品情報

作品名
満ちる部屋
著者
山田・D・米蔵 
媒体
漫画(コミック)
サークル
米屋〈サークル〉
ジャンル
オリジナル
発売日
3.5

(6)

(1)

萌々

(1)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
21
評価数
6
平均
3.5 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数3

一筋の光のはじまり

【神様の腕の中】のスピンオフと言うのでしょうかね。
本編では一度も出てこない、レノとロジェのお話です。
(こちらは「ねこ田」さん名義の検索じゃ出てこないんですね…裏表紙にはNEKOTA YONEZOH-presents,と書いてあるのに…)

【満ちる部屋】、本当に大好きです。
本編より好きになるマジックに思い切り掛かってます。


突然ルームメイトが変わったレノ。
同室には、ゲイで体を売ってお金を稼ぎ、いい噂はまるで聞こえて来ないロジェがやってきます。
そしてルームメイトとなるに当たり、ロジェから条件を提示される。
「週に2~3度、3時間程部屋を貸して欲しい」というもの。
勿論それは、ロジェを買ってくれた人との情事を行う為で、最初はレノもあからさまに断る物の、ロジェの態度に流されてしまい、その条件を飲みます。

絶対にルームメイトとはそういう関係を持たない。
そして自分の事も、好きにはならないで。
ロジェにそう言われたレノは、チリチリと痛む何かを感じる。
けれど、「友達なんだから好きだよ」とロジェに言う。
レノはとっても素直で優しい子です。

そしていつものように部屋を明け渡し、約束の3時間を過ぎて部屋に戻るレノ。
ここで初めて、ロジェが本当に同性と情事を重ねている所を目撃します。
部屋を開けた時点でその行為が行われていると分かったのに、怖いもの見たさで進む足を止められない。
見たらだめ、見たらだめ。きっと何度も念じながら、歩みを止めなかったんでしょう。
目の前の現実を思い知り、金で買われているんだと心底実感する。
ここから、レノの歯車が狂い始めます。

僕たちは友達なんだから。
だから、男を好きになるなんて、有り得ない。
自分の感情の変化に、少しは気付いた瞬間だったんじゃないかな、と思います。

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せつない物語の始まり

満ちる部屋一巻です!
この物語の舞台は商業誌の『神様の腕の中』です
といっても神様の腕の中のキャラが出てくるわけではないので
この作品単体で楽しめますw

内容としてはカサノヴァとよばれ体を売っているロジェがルームメイトを捜していて、レノの部屋にやってくる。
レノは次第にロジェのことが気になっていき、そんなときロジェと彼に恋をする先輩がやっているところを目撃してしまう
というお話。。。

この作品は結構長いので展開が少し遅いかな?
でもとってもせつない(;;)

同時掲載のレッツゴーシュトラウスは七六さんが描いています!
そこも必見!!

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再びあの学校へ

「神様の腕の中」シリーズが好きだった方にはたまらないシリーズかもしれません。
あの、美しい学園をまた見ることが出来ます。
といっても、商業誌の中のキャラとは違う人たちが主人公なのですが。

今回は身売りをしているロジェと彼に恋する上級生、ロジェの新しいルームメイトになったレノのお話で、物語の始めから結構切なくなるような予感。
このロジェが表紙からも分かると思うんですが、美しい。
表紙をめくっていきなりロジェのアップで見惚れてしまいました。
ちょっと寂しげに影を落とす表情がまたいい。

ゲストで高岡七六が描かれている「神様の腕の中」に登場したシュトラウスを主人公にしたパロディも面白かったです。

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