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表題作ゆめ糖花エンドロール

西島透吾

同時収録作品コヨーテひたひたひたコウサギにやにやにやわたしたちふらふらふらあなただけにやにやにや

同時収録作品きみしぐれ/キミシグレ

猪瀬
東條

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

8/1⇒8/31⇒10/1へ発売延期です

「ずっと好きでした」「嬉しい これからもよろしくね」
決死の告白に、片思いの相手も同じ想いを返してくれた!2人は幸せの中、熱い抱擁をかわす――END……といかない蛇龍どくろ的スパイシーラブ!!
恋人たちの迷いを描いた告白から始まるストーリー。
(出版社より)

作品情報

作品名
ゆめ糖花エンドロール
著者
蛇龍どくろ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
シトロンコミックス
発売日
ISBN
9784799711774
3

(30)

(1)

萌々

(12)

(9)

中立

(3)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
16
得点
83
評価数
30
平均
3 / 5
神率
3.3%

レビュー投稿数16

完全じゃない人、を愛するということ。

だれもがみんな完全じゃない。
自分も。
好きになった相手も。
もしかしたら、その好きという気持ち自体も。
この本は、それをすごく感じさせるなぁと思いました。
きゅん、というより、じわぁ~と沁みてくる本です。

■「ゆめ糖花エンドロール」
2年半の片思いを経ての告白、お付き合い。
映画ならここでエンドロールでもいいような、最高に幸せな時間。
うれしい、かわいい、会いたい、もっと一緒に居たい、ずっとずっとずーっと一緒に居たい
強い好きという気持ちが、現実と妄想をごちゃまぜにする。
永遠の愛は、この幸せな時に“死”というエンドマークをつけることで得られる
そう間違った方向に向ってしまった時、見えるのは、救うのは、……本当の愛の強さ?
不完全なトコロを補いながら2人で幸せへの道を進んでいくって、きっととっても素敵なこと
そう思わせてくれる物語でした。

■「コヨーテひたひたひたコウサギにやにやにやわたしたちふらふらふらあなただけにやにやにや」
ここまで青ひげで、年くったオカマって、なかなかBLには出てこないのでは?
正直「怖いっ!」と思ってしまう外見の、マキ子ちゃん。
公園で倒れていた(寝ていた)青年タクマを勝手にお家に連れてきて、
フカフカのベッドに寝せたことから始まる、ふたりの同居生活。
マキ子ちゃんは言う、「ワタシは半端者」と。
タクマは考える、自分の方がよっぽど「はんぱもの」じゃないかと。
優しさを受け取ってもらえる幸せと、与えられる幸せ。
一緒に居て楽しいって、きっと一番大事なこと。
そんな当たり前のことを気づかせてくれる、ちょっとファンタジックなお話。
最後はマキ子ちゃんがとってもキュートに見えて、人は外見じゃないよね~としみじみ。

■「きみしぐれ」「キミシグレ」
高校を卒業してから一切会わなくなった友達からの、いきなりの着信、6年ぶりの再会。
振り返る高校時代、あの時言われた、
「好きでしょ? オレのこと」
「お前の事が 俺に分からないと思うのかい?」
年月を経て変わったことと、変わってないこと、変わらないことの重み。
相手を待つという、心の広さが素敵だなぁと感じるお話でした。

完全じゃないからこその、色々な愛の形。
どれも素敵で「いい本読んだなぁ~」というのが、素直な感想です。
オススメですよ♪

5

一読だけじゃわからない、じわじわ感

何度も読む事によって、味が出てくるコミックスでした。

どくろさんは『野狐禅』も読んだ事があるのですが
こちらの方が好きだなー。
寂しさとか不安がふわわっと和らいでしまうような。

『ゆめ糖花エンドロール』
好きになり過ぎて幸せ過ぎて、今を永遠に閉じ込めたくなる気持ち。
わからないでもないけど、
やっぱり好きな人とずっと生きていく方がいいよね…。
悲喜交交あっての人生だ。
特別な事が無くても一緒にいるだけで幸せだと思える事が愛なのでしょう。
でも、この病んでるっぽい思考がそんなに嫌いじゃないですw
おネガ攻め、好きかも!

『コヨーテ…(略!!!)』
珍しいお話でした。
BLかどうかってところですけども。
自分の気持ちに正直に生きていくのは
誰だって無理はありますが
好まれはしなくても常識にとらわれず自分の道を歩む。
人生は一度きりなので、こういう生き方ができれば最高だろうな…。
お金があるとかないとかじゃないんですよね。
こんなお話を読むと、お金だけに執着するタイプの人間とか
偏見で凝り固まってる人間とかに
もうめちゃくちゃ腹立ってきてしまいます。
もっと大事なもんがあるんだよ!!と。
(ここで怒っても仕方ないですよね、すみません)

『きみしぐれ』『キミシグレ』
うわぁ。このカプ好きだな!
マイペース過ぎる猪瀬と、わりと普通な東條w
東條が振り回されているようでいながら、
猪瀬は猪瀬で東條を好きすぎていたんだから
もうおあいこでいいんじゃないかな☆
何も想いを伝えあわない学生時代でしたが
「お前の事が 俺に分からないと思うのかい?」という猪瀬。
それはある意味猪瀬の言霊だったような気もするのです。
時間がいくら経ったとしても
何もかもが変わってしまうわけじゃない。
どれだけ好きか、言葉で言うよりも
やはり体で表すのがいい。うん、それがいい。
もっとやっちゃって欲しい。

…どくろさん、ツリ目っぽい目尻と上瞼と、
まさに弾力のありそうな厚めの唇がセクシーだ…。
思わず絡めたくなるような手。
肩甲骨とか、撫でたい線。たまらん。
あとは眼鏡。本当に眼鏡最高。太めのフレームがイカスわ!!!

いい具合に力が抜けてる感じで、
私は過去作品より好きなので、今後要チェックです!

4

最後はほっこり


夜中に読み始めてうおお!こええよ!寝れねえよ!
と思ったのですが、ほっこりするお話でした。

短編集?というのでしょうか。お話は三つ入っています。
表題の『ゆめ糖花エンドロール』と
『コヨーテひたひたひたコウサギにやにやにやわたしたちふらふらふら
あなただけにやにやにや』と
『きみしぐれ』
が収録されております。
エロとろを読んでいなかったので、わたしはわからなかったのですが、
エロとろの『キミシグレ』の前に描き下ろしが入り一つの作品と
なっております。

二つ目の収録作品題名すごいですね!!やはり夜中に読んでいたので、
文字の羅列だけ読んで呪いの呪文かと思ってヒヤヒヤしました。
全然怖いものじゃないです。すみません。

表題は、付き合い始めて、終わりが怖くてヤンデレになり、
殴られ正気に戻るお話です。
病んでるところがすごいです。恋をしてここまでなってしまうのか!
となりました。怖さもあり、すごくヒヤヒヤしますが終わり方は、
かわいかったです。

二つ目は、おかまさんと男の子のお話です。
これは心温まるという感じでした。
2人が出会ってよかったなああ

三つ目は蛇龍さんの描く男の子のアホっぽさが
いっぱいあって面白かったです。
ずっと待ってる猪瀬かわいい。
萌え!!って感じが強かったのがこれでした。

萌える!!って言うより心に来る感じの作品だったかなと思います。
萌えもありましたが!

3

『マキ子ちゃん』推しメン!!

『コヨーテひたひたひた
 コウサギにやにやにや
 わたしたちふらふらふら
 あなただけにやにやにや』
これ↑題名だから。
素晴らしい言葉のセンスにビックリ!!
私の好きな世界感が広がっていました。
一気に先生のファンとなってしまいました。
話の内容も面白くて とても感動します。
『マキ子ちゃん』がとにかく素敵なのだ!!
男なんだけどね。
優しくて たくましくて!
不思議な世界なんだけど ラストはほっこりします。

他の入っている話も 全部面白かったです!!

2

これは好きかな

結局の所、蛇龍さんってどうゆう作風だったのか、既に不明になってしまっていたけれど、
これは、結構好きかも。

表題作の、ファンタジーともサイコホラーとも言えるような、ロマンティックなハッピーエンドのその後のお話。
この、ストーリー展開が好き。
この、極端に背景の書き込みの少ない画面構成もすき。
エンドロールのその続きは、二人での物語の始まりで、
このお話は、その始まりの物語。
そして、さらにその続きは?
って所で終わっているところもいい。

「コヨーテ~」も、はっきり言って、これ非BLだと思うけど、ええ話やし。
「キミシグレ」は眼球処女喪失の図で萌+。
「きみしぐれ」で猪瀬が嫌いになって萌ー。
と、いうことで、トータル萌1.5をオマケして萌×2


1

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