私がお前に快楽のすべてを与えてやる

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表題作王宮に秘する獣

カフィヤ アバル国第4王子
雅貴 日本人の父を持つハーフの王子で聖獣の依り代

その他の収録作品

  • 聖獣の裏事情 その2
  • あとがき

あらすじ

「お前は私だけのものだ。他の誰にも抱かせない……」――聖獣の依り代となったシーディア国の王子・雅貴。国に繁栄をもたらすといわれる聖獣は、依り代に人間の精力を糧として生きていくことを運命づける。突然の聖獣降臨でシーディアの王宮内が騒然となる中、雅貴の寝所に現れたのは敵対するアデル国の第四王子・カフィヤだった。躰の自由を奪われ快感に必死に抗おうとする雅貴を何度も抱くカフィヤ。その上、カフィヤは雅貴をアデル国へ連れ帰るが――。

『熱砂に秘する獣』スピンオフ!

(出版社より)

作品情報

作品名
王宮に秘する獣
著者
ゆりの菜櫻 
イラスト
えまる・じょん 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576121109
3.6

(5)

(1)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
18
評価数
5
平均
3.6 / 5
神率
20%

レビュー投稿数1

隠れもふもふが良いのです

既刊「熱砂に秘する獣」のスピンオフ作で、やっぱり聖獣が出てくるアラブファンタジー
受け様は自国で亡き父親が日本人だと言う事で本当なら王族には入れないのだが
王族の姫であった母親の願いで特例で結婚するまでは王族の王子の一人として王宮に
暮らす事を認められた受け様ですが、王族内からは受け様を蔑む者もいて理不尽な
思いもしているのです。
そして攻め様は、前回の「熱砂に秘する獣」の攻め様の義兄弟で出ていたカフィヤが
攻め様で、傲慢で色好きな遊び人的なタイプの攻め様です。

二人の出会いは、両国の国境に位置する原油が取れる地区の所有権を廻る会議でが
初対面で、攻め様は受け様を一目見た時にタイプだと、抱いて見たいなんて不埒な
事を考えているような軽薄王子なんです。
そして受け様はそんな攻め様に嫌悪を抱きつつ、関わり合いにならないようにと
思うような第一印象最悪な出会いなのです。
それに、受け様はその会議で自国に成果をもたらさなければならい事情もあり、
王族言っても、本当の居場所が無いような心細さもあるんです。
そんな時に受け様に聖獣が降臨して、聖獣は淫欲の神みたいな感じで聖獣の飢えを
凌ぐ為には、毎日Hしなければならないし、しないと受け様が衰弱してしまう。
でも聖獣の依り代となった受け様は、王族内での立場がそれだけで上になる。
この先どんな事があっても国を守り幸福をもたらす聖獣の依り代として敬われる存在。
でも、運命の伴侶が得られなければ、激しい淫欲に苛まれ、毎夜誰彼かまわず状態に
なる事態も・・・
それを知った攻め様は自国で聖獣が降臨した事を利用し、受け様を無差別の淫欲から
助ける事が出来ると出鱈目を言いながら自国に連れていくんです。
そして、聖獣のフェロモンを出し誘う受け様を聖獣を満足させる餌とうそぶきながら
凌辱しちゃう。

でも前作と違って二人とも王子で、それも敵対している国同士なので、簡単にはいかない。
相愛になってから、二人は引き裂かれるように一旦離ればなれになりますが、
やはり愛の力か、聖獣の力か、ハッピー展開です。
書下ろしは前作の続きで、聖獣たちの恋模様です。
受け様に付いている銀狼族のシルバと前作の受け様である亮に付いてるライオン族のレオン。
その二人の甘い?伴侶同士の様子や、2作品の攻め様たち兄弟のアブナイ会話が笑えます。

4

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