天国の門

tengoku no mon

天国の門
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×22
  • 萌6
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
7
得点
39
評価数
16件
平均
2.8 / 5
神率
12.5%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
白泉社
シリーズ
花丸文庫black(小説・白泉社)
発売日
価格
¥657(税抜)  ¥710(税込)
ISBN
9784592851240

あらすじ

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★★★★★★

十六年前知り合った柏木一也の元でボディガード兼ベビーシッターをしていた裕太は、彼の息子・景を大事に育ててきた。
景が19歳を迎えた時、裕太は、景が自分へ異常な執着を抱いていることに気づき…。

表題作天国の門

柏木一也(実業家)・柏木景(大学生)
十和田裕太(元警察官)

評価・レビューする

レビュー投稿数7

執着

景は裕太と離れたくなくてわざと怪我をする。
それが、通用しなくなったら裕太を動けなくすれば良いという発想が恐ろしいですね。

血の繋がりはあって一応父親ではあるけど、父親らしいことは一切しない一也とその父親になつかない景。
似てます。やはり、親子だからか似てるのかな。顔とかより本質そのものが似てる気がします。
誰も愛してくれないと思ってる節とか。

景の年齢はわかるけど裕太と一也の年齢がわかりません……。
裕太と一也は同い年くらいかと思っていたけど、裕太が自分のことをおじさんだと言っていたから歳上か?
30後半か40前半か……。

病んでる話は好きだけど自分にこの作家さんの話は合わないってことがわかりました……。
面白みと萌えを感じませんでした。

1

光り輝く病みの世界へ

水戸泉さん@花丸blackということで予約購入。
水戸泉さんって、個人的に期待度が大きい作家さんなんですよね。
程よく堅めで流れの良い文章が自分好みな上、エロ描写の上手さは折り紙付きだし。
そして最大の魅力は、ニッチな萌えを果敢に攻めてくれる、病みBLの大家だということ。
病みBL好きの私としては、作家買いせずにはいられません。

さてこの作品ですが、表紙絵のとおりの3Pものです。
攻め二人は親子。受けの裕太は、攻めの一也が愛情を示そうとしない息子=攻めの景を、一也の代わりに15年間育てます。
全く父親に愛されずに育った景は、育ての親である裕太にエディプスコンプレックス的な感情を持ち、お互いの気持ちは分かっているのに踏み出せずにいる一也を想い続ける裕太は、一也にそっくりな景にほだされていきます。
そして、裕太が一也と景の千切れた親子の絆を繋ぎとめ、三人が皆幸福であるために選んだ手段とは――3P。
一つの穴の中での擦れ合いから始める親子のスキンシップ!( ;∀;)
これぞメリバ!な正統派病みBLと言えましょう。

とにかくこの、エディプスコンプレックスで結ばれた続き三角関係という構図が、魅力的。すごい引力を感じます。
ただ、構図は好きなんですが、結果的には消化不良な部分も。
原因は、一也の存在感が薄すぎること。そこに、すごく違和感を感じるんです。

この構図の面白さは、景の、父親の最愛の男(&自分の育ての親)である裕太を父から奪おうとする思いの裏側に、父親への屈折した思いがあること、そして、心ではいけないと思いながら体では景を求めてしまうビッチ裕太の心裡には、景を一也の身代わりととらえている側面があること・・・という部分にあると個人的には思っています。
そういう意味では、一也はこの作品におけるキーマンなんですよね。
ところが、作中一也はほとんど姿を見せないし、一体裕太は一也のどこに惹かれて20年も離れられずにいるのか?一也は何故我が子をそこまで拒絶するのか?その辺が見えないまま話が進行していく印象。
そしていよいよ3Pという事態になっても、一也と景のお互いに対する視線が全く感じられないことにも違和感が・・・
どこかでこの違和感が解消される場面がないのかと探しているうちに最終ページまで辿り着いてしまいました。
何か一つパーツが足りないようなもどかしさ・・・もちろん、何を必要と感じるかは人それぞれなのでしょうが。

もう一つ、個人的に注目していたのが、受けの裕太が攻めの景よりも24歳年上のオヤジ受けという部分。(景19歳、裕太43歳。)
ピッチピチの大学生が、加齢臭をものともせずオヤジに愛を叫ぶ! すでに加齢臭組の私としては心拍数急上昇⤴な夢の設定なんですが・・・
裕太からは全く加齢臭は匂って来ない。
表紙絵の真ん中が裕太。この若さ、絵師さんが目の下にシワを描き忘れたわけではありません。
本文中でも裕太の「形のよい尻」は40代も健在、加齢による衰えの描写は皆無です。
まあオヤジ受けというのは、「男だらけのエディプスコンプレックス祭り」(作者あとがき)という構図から生まれた副産物であって、それが目玉ではないのでしょうが、「たるんだ腹もステキだよ」的な中高年にやさしいファンタジーを期待しちゃっただけに、ちょっと肩すかしでした(笑)
逆にオヤジ受けが苦手な人には読みやすいと思います。

レビューを書くためにもう一度読み直しましたが、やっぱり濡れ場は上手いです。
特に、裕太が、景に一也の姿を重ねて景にほだされていくうちに、ビッチな本性に目覚めていくあたりの描写。基本パターンとは言え、ゾワゾワします。
なんだかんだ言って、また次回作も期待大。今回は「中立」でスミマセン。

6

好き嫌いは別として、技術面は素晴らしいとしか言いようがない

通勤電車の中で読んでいたら、集中しすぎて駅を乗り越したじゃないか!
水戸泉センセイ、うーん、前回はたしか「玩具」にあまりよろしくない評価つけたんだったなぁ。しかし、好き・嫌いはこの際ほっといて、ひっかかりがないままウワーッと読ませちゃう力はスバラシイ。
BLとしては異色です、色々な意味で。
それゆえ、合わないという人が多くてもオレは驚かない。
BL的なファンタジーは非常に薄いだろうし。
この作者さんの源流はBLだったりやおいだったりではなく、おそらく、かなり正統派のポルノ文学だと思うですよ。それも、草凪優のような破壊的な関係が入ってくるヤツですね。ちょっと考えさせられるポルノ、といったらいいか。非常に男性的な筆致を感じまする。
エロスはいつも通り。ダイナミックというか、あけすけというか。その潔さがいいんですけれども(笑)
しかしながらボンヤリした感じの白日夢的ポルノ、と見せかけて、家族とは何か?血縁とは何か?タブーとは何か?をジワジワジワジワ問いかけてくるあたり、かなり面白い作品であります。
ただの3Pモノとあなどるなかれ。
三人三様に「愛されない孤独」を背負っていた続きのが、ひとつの解答を見出した感じのラストが妙に腑に落ちる。
決して明るい終わり方ではないにもかかわらず、なぜかストーリーの続きがポジティブに思える不思議な作品です。

9

支配しているのは誰?

水戸泉作品を読む時は、官能小説として読むといいのかな?
というのが自分の印象です。
わりといつもの如く執着ヤンデレ、ちょっと壊れた気味の人が登場して
感想としてはいつもの感じだな~という感じがあります。

冒頭いきなり始まる濃ゆ~い3Pのエッチシーン。
攻め二人はそっくりと描かれており、双子?かと思わせながら、場面転換毎に
彼等の経緯、キャラクター、関係性が一つずつ解き明かされていき
そしてクライマックスにて冒頭に繋がる団円を見せるという手法。
展開としては非常に解りやすいです。

キャラクターに萌えられればツボをつくでしょうが
なにぶん16年という長い歳月を経ているので、その間に何とかできなかったのか?という疑問も起きなくもなかったのですが・・・
であるからこそ、この3人の関係に至ると思えば
そのキャラ付けも納得せざるを得ないか?


刑事を辞めて警備の仕事に着いた先で出会った裕太と会社社長の一也。
一也に信頼を持たれた裕太は独り暮らしの一也の元で自宅警備を兼ねて住み込む事になるのだが、
そこへ現れたのが、母親に捨てられたまだ4歳の一也の子供・景続き
放っておけない子供の為、それにどう見ても一也の子供なのは間違いなく、裕太は景の面倒を見て、そうして3人暮らしが始まるのです。
一也はほとんど家に帰ってこないので、裕太と景の関係がメインになります。
そこで見えてくる景の恐ろしいほどの執着。
本当は一也と裕太は好きあっていたはずなのに、タイミングがあわず互いの遠慮もあり伝え会う事もできずすれ違い状態。
裕太の気持ちを知って更に怖い執着を見せる景。


ラスト、一見八方ふさがりになったかに見えたかの裕太が一変します!
それがこの関係を見事にあらわしている、あるべき姿だったと思います。
ダダ子のように幼い汚いやり口で裕太を繋ぎとめようとする景
好きが故に何もできない一也。
そう、二人は裕太が好きでたまらないのです。
二人に支配されているような受けの立場は裏を返せば、主導権は受けにあると!


面白く読ませてはもらいましたが、そそられはしなかった
怖いほどの景の執着も、自分にはそんなに酷く感じなかったのは裕太に甘さがあったから。
彼が本気で怖がって逃げたら、本物の怖さだったと思うんですけどね~
だからそういう意味で、この作品は遠全痛くなくて甘いです。(ヌるいという意味の甘さじゃなくてラブという意味の甘さ、痛さが緩和されてる)
一也もふがいないです、イイ男のくせに何もしないなんて臆病すぎて。

自分的にケチョンケチョンに理不尽な痛いドロドロの方が好みなので、この甘さが出てしまった点がマイナスに働いてしまったようです。
評価として、普通でした。



8

うーん

水戸泉先生大好きなのですが、すごくハマる作品と、ちょっと無理…ってなる作品があって、残念ながら今回は後者でした。

3pもので、攻め様は親子。親子で一人の受け様を奪い合う形なのですが。
息子の景の執着が、度を越していて怖かったです。
ヤンデレ通り越してホラーを感じました。

逆にお父さんの方の一也は、相思相愛だったんだからもっと頑張れよ!って思ってしまった。

今回はこの評価にさせていただきましたがあくまで個人の好みなので。
ドロドロ系、ダーク系が好きな方にはオススメします!

2

濃厚サンドイッチ

いや、これ、すごいですね!
濃厚な3Pモノのエロ尽くし、嫌いじゃないですが(笑)

最初から最後までエロ尽くしです。
それも最初と最後は濃厚サンドイッチ状態な3P。
ヤンデレ?病み系に耐性のない方にはオススメしません。
攻めが二人とも狂気に満ちてます。
いや、受けも結構狂ってるかな・・・。
狂ってる度合いで言えば
景(息子)>一也(父)>裕太(受け)
くらいですかね?
景はもうダントツで狂ってますがw
これ、3Pに縺れ込まなかったら完全に猟奇殺人が起きてますよw
いや、自殺かも・・・・・・・・・?

水戸さんの作品は初だったのですが、面白かったです。
エロに定評のある作家さんだと言うことで、エロ重視で読みました。
ストーリー的にはあまり深くないです。
エロよりもストーリーを重視する人には会わないかもしれないですね。
あと、リアリティもあまり・・・。
あとがきで水戸さん自身が「801穴」という表現を使っていますが、まさに「BLはファンタジー」に当てはまる作品です。

エロがお好きな方、普通のエロが物足りない方にはオススメの一冊です。

2

執着を越えて軽くホラー?

ネタバレありです。3Pものです(でも全部を通してがっつり3Pって感じではないです。最初と最後だけ)。病みものが苦手な方は注意!!

水戸さんなので相変わらずエロかったです。ごちそうさまでした。

読んで最初の感想は攻めである景の執着が怖いです。完全に病んでます。
そして石田要さんのイラストがまた良い味をだしてます。作者さんが後書きでも書かれてますがタイトル「天獄の門」でも良かったという意味が読み終わった後わかる気がしました。

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十和田裕太が柏木一也と出会ったのは16年前、警備員として一也の会社に勤めていたとき暴漢から一也を救ったことがきっかけだった。
そこからお互いの中に『信頼』が生まれ、職を失った裕太を自宅の警備として一緒に住むようになる。
半年もたたないある日家の前に一也に似た一人の子供がいた。その子は手紙を持っていた。それは一也の4年前にできた子供で2億という慰謝料をもらったのにも関わらず育てられないという前妻からの手紙だった。
景と不仲だった一也が養子に出すという言葉を、裕太は自分が面倒を見る。続きベビーシッターになると言い景を育て始める。
裕太は一也の事が好きだった。でも伝えるには見えない壁が阻んでいて生殺しの恋をしていた。

それから19年たち、高校を卒業したら出て行こうと思っていた裕太。でも引っ越しの準備を進める度に事故や怪我をしてくる景。どんどん引っ越しは伸びてこれが『異常』だとようやく気づく。
そしてついに景が本性を出す。景はずっと裕太が好きだった。でも裕太が最中呼んだのは一也の名前で。

最後は裕太も含め3人で壊れていくんですが、とにかく景の病みっぷりが怖い。気を引くために自分を傷つける行為に走るとか・・・結局裕太にも手を挙げてるし。

40代ですが全然オジサンな感じはなかったです。むしろ元気でした!!

こういう作品は評価にものすごく困るのですが今回は萌えで。

7

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