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「狼しゃんの貞操は僕が守ります! 」
ちびトラさん~ということは可愛いお話が多いのかなぁと思っていたら、
もちろん可愛いほのぼのエピソードも沢山~でしたが、
それだけじゃ終わらず、
愛する人の死について考えさせられる切ないお話が多かったです。
夢で明らかになるという展開ですが、
狼さんの最期も描かれていました……(涙!!)
ちびトラさんが出てくるのは半分くらいまで、残りの後半は、
トラさんと狼さん&トラ兄さんとワンコさんの同人誌が収録されてます。
狼さんがヌルヌル触手にヤられて(もちろんトラさんの仕業w)、
先をいじられて、穴にも挿れられちゃって~~なんてお話もありつつ、
ワンコさんの寿命についてのお話や、
狼さんやワンコさんが先に天国に行ってしまった後、
残されたトラさんやトラ兄さんがどうやって過ごしていたのか…、
天国でみんなが揃って昔を思い出して……なんてお話が入っていました。
やっぱり切ない気持ちになるものの方が多かったかな。
でも、
死によるお別れはとてもとても辛いけど、
こんなにも相手のことを切実に大事に思える…思ってもらえる…、
それってものすごーーーく幸福なこと。
そんな2組のCPが、
またそれぞれ愛する相手と天国で会えて、ああ本当によかった…☆
そういう流れなので、切ないけれど同時に心温かくもなる1冊でした。
個人的には、ちびトラさんが、
まだ小さいころから攻めの気持ちをチラチラ見せ始めてるところが、
すごく可笑しくて大好き♪
描き下ろしでは、
ちびトラさんがちょくちょく転ぶ理由が判明~~
ちょい腹黒っぽいところが堪らないw
そして、メガネがなくなってより美人になったトラ兄さんが、
ワンコと一緒に逝くことを望んだり、
ワンコの宝物を壊したり…ってのが、もう…!
かなり切なくてグッときて、
それでもやはりツンデレ姿勢は崩さないトラ兄さんがいじらしくて、
あぁ、ほんとにこのシリーズ大好きだーーーと感じるのでした。
この本から読んでも全然分からないことはないと思いますが、
シリーズ5冊目として読んだ方が、
より感動できるかなと思うのでオススメです。
まさかまたこの4匹が読めるとは!!
取りあえずは主役2匹の過去のお話。
まだチビトラだったころの2匹。
相変わらずチビトラの為に自分を犠牲にしてる狼さん。
自分の為に犠牲になるなんて…
だけど自分が側にいることで
狼さんが昔より自分自身に気を使ってくれてるのを知って一安心なお話。
後半はお兄ちゃんたちのお話
こちらも寿命の違う2匹で、先にワンコが逝ってしまうのですが
そこからお兄ちゃんが天国に行くまでのお話。
幽霊でもいいから会いたいというお兄ちゃんの気持ちが切なくて泣けます。
でも案外おっちょこちょいなお兄ちゃんは
車に引かれて思ったよりも早く天国に行ってますが(^^;)
そしてトラさんの方も天国へ…
相変わらず狼さんを追っかけまわしてます。
それぞれが幸せそうで本当に良かった。
コミックでこんなに泣いたのは久しぶりというくらい泣かせて頂きました…。なんとも言えない、ただ、悲しいとかでなくて幸せな涙という感じです。
「トラさんと狼さん」シリーズの番外編で時系列的には本編より過去のお話なのですが、ところどころに未来にするであろう二人の会話がちりばめられています。
子供のころから狼さんが大好きなトラと、ツンデレでバレバレな嘘をついてはトラを大事にする狼さん。二人のお互いが大好きという気持ちが本当に出会ったときから一生分、ぎゅっとつまっています。
大好きな人を亡くすというのはすっごく辛いと思いますが、それを「何があってもゆるがないから大丈夫」と言えるくらい、極端な話、「あなたが死んでも大丈夫だ」というこの気持ちに到達するまでの道のりや、愛情の積み重ねを考えると愛しくて愛しくてたまらないです。
そのくらい大切なものをもらったんだよと言える関係が本当に素晴らしくて、こんなにファンシーな作品なのにもうのどの奥がぎゅうっとなるくらい泣けて泣けて・・・レビュー書きながらも泣きそうです…。
こういう関係が読みたくってBLを読んでるんだなぁと思えた瞬間でした。
トラ兄さんとワンコさんのお話もやはり最後までみると泣けてしまいますね・・・。それでもやはりこちらも幸せなカップルです。
全体的にコメディでファンシーなのですが、なのに「自分がいなくなったあとの君の幸せ」というものをじわじわ~と考えさせられる本当にあったかい感じの作品です。
電子書籍半額セールで表紙買いして、これこの巻から読んだらやばいやつだと思って全巻購入してぼろ雑巾になりました。
他の巻はまた時間のある時に感想を書きたいですが、しんどい。
この巻はしんどい。
幸せ描写たんまりと描いてある分落差が酷い。
看取られて~感動~フィナーレ~な在り来たりじゃないところも好きですが、ただひたすら辛い。
ですが、この辛さを続刊が緩和してくれるので是非とも。
テンプレツンデレと元隠れスパダリの二人がとても可愛いです。
ですが、ふわゆる可愛いBLを求めると終盤死にます。大好きです。
・・・の方が多い本ですね。
小さいころから着々としっかり押し倒す気満々のちびトラさん(実はけっこう強い)に対して完全に保護者のような甘やかしをする狼さんが、
既に本編を知っている人(この本を買う人の大抵はそうでしょう・・・)にとっては微笑ましい気がします。
あとの視点は死を通しての終・トラ兄さんとわんこさんと言えるものなのですが、
衰えと言う物に対して抗いながらも割合淡々と過ごせてきたトラさんに比べると、
大事なものをぶっ壊してまで、呪ってまで出てこいと言い出すお兄さんったら・・。
なんにせよこの話は死を越えて天上に上がってはじめて完と言ってもいい話だったので、ほっとするといえばホッとします。