氷が溶けるのを待ってる

kooari ga tokeru nowo matteru

氷が溶けるのを待ってる
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×28
  • 萌3
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
48
評価数
15件
平均
3.4 / 5
神率
6.7%
著者
 
媒体
コミック
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
バーズコミックス・リンクスコレクション(コミック・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥630(税抜)  ¥680(税込)
ISBN
9784344834859

あらすじ

罰ゲームでゲイのナンパ待ちをしていた高校生の三ツ谷は、会社員の斉藤に声を掛けられ、ホテルで一人Hを見学させられるが…!?

表題作氷が溶けるのを待ってる

斉藤・会社員・27歳
三ツ谷・高校2年生

同時収録作品繋いで、紡いで

同時収録作品迷子くん

評価・レビューする

レビュー投稿数3

ふわ〜っと

3つのお話が入ってます。
3作ともちょっと変わったシチュエーションから始まり、けれど終わりもふわ〜っと終わるお話。読み応えがあるのが読みたいとか、ストーリーを楽しみたいっという時にはあまり向かないかなって思いました。雰囲気を楽しむのとも、ちょっと違う…。
ただ絵は綺麗可愛いし、流れてる世界も綺麗可愛い感じなので、疲れてる時にほわ〜っと読むにはいいなーと思いました。

「氷が溶けるのを待ってる」
個人的には、今作品が1番好きでした。
罰ゲームでハッテン場?の所に立ってた高校生三ツ谷君と出会ったゲイのサラリーマン斉藤さんのお話。
会ったその日にホテルに行ったものの行為はなくて、ただただ斉藤さんがしてるのを見せられた三ツ谷君。そもそもただ罰ゲームとして立ってただけでお相手を探してた訳じゃないから、びっくりはしたものの、ただ純粋にその斉藤さん自身に興味を持ち、そして惹かれてく。一方斉藤さんは斉藤さんで、年上だからこその臆病さがあり、年上だからこそしっかりしなくちゃという心構えもあり、三ツ谷君を慎重ながらも大切にしながら惹かれていく。
出会いはまぁ不健全かもしれないけど、健全続きな付き合いなのです。見てて微笑ましい。若いからこその三ツ谷君の純粋さが、年上だからこそ持つ斉藤さんの臆病さを溶かしていくお話。本当、経験は財産だけどなんでこんなに臆病になってっちゃうんですかね。読みながらこっちも三ツ谷君に癒されました。

「繋いで、紡いで」
結婚を考えてた彼女に浮気され、
その浮気相手に殴られての入院中に会社はクビ、
挙句に占いで女難の相が出るわで、
生きる気力もなくなってホームに立っていた所を助けられた元サラリーマン只野航。
助けてくれた彼に、あれよあれよとデートみたいに連れまわされて、最後に辿り着いたのがホテルの最上階のレストラン。
実は彼は長年付き合ってきた彼と別れたばかりのゲイで、最上階のレストランは別れた彼の為に予約したもの。待ち合わせに行く必要もないのに待ち合わせ場所に行ったら、航がいて、キャンセル出来なかったレストランに連れてきたという。
その話を聞いて初めて航は泣けるんですよね。
帰り道、ゲイの喜多嶋さんが「糸はまた切れても結べると今日思った」と言い、航は心の中で「ぐちゃぐちゃに絡んだ糸も、端さえ見つければまた綺麗に結べるんだな」と、2人ともただ一緒にいただけなのに、前向きになれるんですよね。この感じ。俺って単純だなって思う感覚。嫌いじゃないです。
ただちょっと綺麗過ぎて、一つ一つあんまり印象に残らず、「単純だなー」のオチは好きなんですけどそこまでズシンと気持ちにまでは響いてこなかった。なので後で考えるといいなー面白いなーとは思うけど、読み終わった後はふわ〜と思ってあまり何も残らずっという印象でした。

「迷子くん」
これぞまさしく不思議なお話。
大学生の直が迷子の小学生将太と出会い、最後は中3になった将太と恋に落ちるお話。
2人だけのお話ならば、面白いなーと思うんですが、直のゲイビ好きの設定が何かに繋がるのかな〜と思ったら特に何かに発展するのでもなく、別にいいんですけど、そういう所からなんかお話がまとまってるようでまとまってない感を感じて、ふわふわしちゃって、読み終わった時にあまり何も残らない…っという印象でした。

1

カバー裏まで面白かった

雑誌掲載作品に描き下ろしの番外編を加えた、3カップルの短編集が収録されています。カバー裏に、その3カップルの常識度・勉強できる度が表になっていて、なんとなく納得しました(笑)

「氷が溶けるのを待ってる」+番外編
斎藤×三ツ谷。
初対面の三ツ谷に声をかけて、自慰を見てもらう変態なのに、三ツ谷に交際を求められるのは怖い、という矛盾したところのある斎藤。そんな斎藤に引かず、興味を持って好きになる三ツ谷は凄いと思いました。でも読んでいるとそれほど妙な感じはしないのですよね。ただ、冷静に考えると凄いな、と思ったわけです。一所懸命な三ツ谷、可愛かったです。

「繋いで、紡いで」+番外編
喜多見×只野(たぶん)
失恋・怪我・失業で死にたくなった只野は、駅で喜多見に会うのですが…。喜多見の変人ぶりに馴染んでいるあたりで、只野はもう捕まったなと思いました。でも常識人なので、なかなか両思いにならないのが、読んでいて楽しかったです。

「迷子くん(前後編)」+番外編
将太×久保木(おそらく)
サブキャラの影嶋が主人公である久保木より個性的で、影嶋に二人が引っ掻き回されたという印象で続きした。「よく分かんないけど、怖いから」という理由で、将太と影嶋を部屋から追い出す久保木が面白かったです。

どの作品も、始まりがいわゆる普通のカップルじゃないという共通点があるように思いました。初対面でホテル、自殺しようとした駅で会う、迷子の幽霊を拾う。幼馴染とか、友達から恋人という、ありきたりな展開に飽きた方にお勧めします。重くなく、コミカルで楽しい作品です。

2

当たりでした

氷色が印象的なカバーイラストのコミックス。
絵としては最近の流行っぽい繊細な感じで、とりあえず、涼しげな色の本だからっていう理由だけで手に取ったこの本、ここにまだレビューもないし、正直言ってそれほど期待値は高くなかったんですが、私としては当たりでした。
表題作は、ざっくりまとめちゃうと、高校生君が自分をナンパしてきたサラリーマンを好きになるお話なんですが、これがなぜ「氷が溶けるのを待っている」というタイトルになるのか、これが実に的確なタイトルなんです。
ナンパしてきたサラリーマンの斉藤さんは、高校生の三ツ谷をホテルに連れ込んでおいて、三ツ谷をベッドに座らせると、その前に跪いて、ただオナニーをみていて欲しいというだけ。
直接三ツ谷に何かするわけでもない。
変態といわれてもそれが嬉しい性癖でもなく、言われることに納得しつつ軽くへこむ。
そして、三ツ谷の方が最初は単純な好奇心から斉藤に興味を持っても、斉藤は臆病で、自分からは連絡をとることも、拒否することもできない。
二人はなんとなく付き合うようになっても、いつまで経っても斉藤は臆病で、そんな斉藤の心が、溶けて、自分の元へ落ちて続きくるのを、三ツ谷は待とうと思うところでお話は終わっている。
三ツ谷は、けしてお勉強の成績が良い子ではないけど、彼の感受性がいい。そして自分の感じたことを信じて、素直に行動する。
この二人の会話のやりとりや心の動きがとても良かった。
もう数年して、三ツ谷が大人になったらリバになりそうなところもポイント高い。
他の作品も、ふられた同士だったり(繋いで~)、霊だったり(迷子くん)と、設定はそんなに目新しくないけど、私としては登場するキャラクターのそれぞれに感情移入しやすくて、予想外の当たりでした。

3

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