英国紳士からの突然の求愛に!?

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表題作伯爵と偽りの花嫁

ケネス・ガーランド,30歳,伯爵家の当主
小嶋碧生,20歳,大学3年生

その他の収録作品

  • 伯爵と最愛の花嫁
  • あとがき

あらすじ

「君が私のものになった証拠に、孕むほどにかけてあげよう」
天涯孤独になった大学生の碧生の前に、突然現れた英国貴族・ケネス。その彼に英国へ連れ去られ、祖母の形見の指輪のために花嫁姿にさせられる碧生。期間限定の形だけの花嫁のはずが、彼の弟との仲を誤解されて、お仕置きとして陵辱される! そんな横暴なケネスが許せない碧生だが、犬好きな優しい一面などを知るうちに…? 英国貴族とのスイーツロマンス♥

作品情報

作品名
伯爵と偽りの花嫁
著者
藤森ちひろ 
イラスト
森原八鹿 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048652803
3.2

(5)

(0)

萌々

(1)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
16
評価数
5
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

指輪が繋いだ運命的な花嫁

藤森ちひろ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
甘やかし 3
エロ 3
しんみり 2
意地悪 2
な感じだと思います。

ケネスさん×碧生さんのカプです。

天涯孤独となってしまった碧生さんの元に現れたのは、英国の伯爵、ケネスさんだった。祖母の形見の指輪の所為で、期間限定でケネスさんの花嫁になることに…。

ケネスさんの伯父の遺言により、伯父が贈った指輪を持つ、祖母の子孫である者と結婚する、というとんでもない内容で偽りの花嫁となることになった碧生さん。
突飛な遺言の内容からも、初対面の時の仲はあまり良くない感じのケネスさんと碧生さんですが、一緒に過ごす内に徐々に惹かれていき、碧生さんに対するケネスさんの甘やかすような言動や碧生さんもケネスさんに好意を抱いていくのが分かります。

あらすじには、ケネスさんにお仕置きとして陵辱されてしまうとありますが、殆ど手酷いことはされていなくて「私の腕の中で味わうのは、快楽だけだ」や「ただ感じていればいい」と行為中も甘やかしと意地悪な言葉責めが絶妙なケネスさんです。

やがて結ばれるケネスさんと碧生さん。でも男同士、身分差、後継者問題など、様々なことに苦悩する碧生さん。だけど、その辺の問題は意外とあっさりめに書かれていくので、そこまで深刻な雰囲気にならず全体的に王道展開で読み易いので、是非とも読んでほしいです。

0

形見の指輪が結んだ縁

『花嫁』に惹かれて、手に取りました。英国貴族と大学生のスイーツロマンスが詰まった1冊で、シンデレラストーリーと年の差・健気受け・溺愛攻めが堪能できます。

叔父の遺言で、大学生の碧生を花嫁として迎えるべく、イギリスから迎えに来たのは伯爵のケネスでした。
実は、ケネスの叔父と碧生の祖母は若い頃に恋人同士だったんだけど、家柄のせいで別れた過去があって。悲しい思い出だけど、愛していた記念に、祖母に家宝の指輪をプレゼントしていたのでした。
その叔父の遺言が、「指輪を持つ彼女か子孫を探し出して子孫と結婚し、1年以上結婚生活を続けること」で、それが叔父の遺産を受け取る条件だったのです。
突然結婚を持ちかけられて碧生はもちろん断るのですが、祖母を亡くしたばかりで(父母はもう亡くなっています)相続税が払えずに困っていたところに、相続税や大学の授業料などを払うと持ちかけられて了承してしまいます。そして、1年間と期間を決めて、一緒にイギリスに行くのですが…。

確かに、ケネスは始終碧生を溺愛してるのが溺愛攻め好きとしては良かったのですが、怒った時の姿とその後の優しい姿に「同じ人?」と違和感を感じてしまいました。おまけに、最初は怒って凌辱から始まったエッチだったのに、途中からは2人とも気持ち良さそうで甘い雰囲気になってたし…(苦笑)
葵も好きな健気受けだったけど、あんなに凌辱したのが許せないとか言いながら、その後に優しくされてすぐ好きになっていたので、それで本当にいいの?と突っ込んじゃいました。
2人とも初めての男性相手の恋だったから、もうちょっと葛藤してほしかったかなとも思いました。
そして、終盤ケネスの弟に結婚を反対される場面もあるけど、予想できた展開でのハッピーエンドでちょっと拍子抜け…でした。
だけど、その分安心して読めるので、疲れた時に甘々な糖度を補給するのにはピッタリな1冊だと思います。おまけに、碧生のドレス姿が可愛くて萌えました。

10

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