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まよなかにあまいかおり

mayonaka ni amai kaori

  • 電子専門
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表題作まよなかにあまいかおり

野島明生 野島家の三男
野島信蔵 野島家の次男

同時収録作品彼の左のつばさ (前・中・後編)

野島宗継 野島家の父親
野島左堵 野島家の長男

同時収録作品まよなかにあまいわな

野島明生
野島信蔵

あらすじ

野島家は父、兄弟4人、妹1人の6人家族だが全員他人である。次男・信蔵は三男・秋生と子供の頃からどんな時でも一緒にくっついて寝るのが当たり前。大人になってもそれは変わらなかったはず……が、ある日一緒に寝ていたら秋生がキスをしてきて……!?
「あれはいったい何だったんだ」と秋生の変化に信蔵は戸惑い――。

他、父×母親兼長男のお話もあり! 四男・緑のお話がシトロンコミックス「どうにかした日」に収録の野島家シリーズ、電子描き下ろしのおまけまんがも収録!!(配信元より)

作品情報

作品名
まよなかにあまいかおり
著者
三角社ぴえ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
シトロンデジタルコミックス
電子発売日
4.2

(4)

(1)

萌々

(3)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
17
評価数
4
平均
4.2 / 5
神率
25%

レビュー投稿数1

四男一女とシングルファーザー

家族ものは好きなので、久しぶりにガッツリな家庭内のイロイロを読めて楽しかったです。作家さまの作風は「フッ…」と片側の口角を上げて漏れるような笑いが出るコミカルなものなのに、切なくて思わずきゅーんと来るシーンもあったりして。

メインは野島家で繰り広げられる家庭内恋愛。というのも、家族全員血が繋がっていないんですよね。長男の左堵(さと)、次男の信蔵、三男の秋生、四男の緑、それぞれの恋模様が描かれています。末っ子のぴなちゃんが保育園児にして立派な腐女子…。

野島家は複雑な成り立ちで、もともと長男の左堵が実父を亡くし、継父となった野島宗継が次々と信蔵以下三名を引き取ったのが不思議な家族構成の始まり。オープニングを飾る次男と三男のお話も良いけど、やっぱり「彼の左のつばさ」で描かれる長男に纏わるお話にホロリとしました。

絵(特に顔)はかなり個性的ですが、裸体が絡み合う描写が男らしくて個人的には好みでした。ちなみに既刊の単行本、『どうにかした日』の中に「金と黒と先生と。」というタイトルで、唯一家族外ラブの四男、緑のお話が二編収録されています。

読み終わった後、冷静になってよくよく考えてみるともしや家族全員がホモ展開?…っていう、BLあるあるかもなのだけれど、ツッコミに煩わされずにするーっと読めたのは、おそらく作家さまによるマジックなのだろうと思うようにします(苦)。家族をテーマにした作品がお好きな方なら楽しめるかもしれません。今のところ電子オンリーみたいです。

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