魔法で大事な人が子供にされちゃった!?

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表題作秘密の夜のお伽噺

マティアス・バーレ、謀反を起こした元親衛隊長で現王
エリオット・ライナ、元ライナ国第五王子で現男妾

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  • あとがき

あらすじ

ライナ国の第五王子エリオットは、信頼していた親衛隊長マティアスの謀反により、王族の身分を剥奪されてしまう。王族は国外追放とされたが、男娼として城に居残ることを選択したエリオット。隙を見て密かに魔女が住む森へ行ったエリオットは、仕返しを願い出る。すると魔法でマティアスが子供になって!? 罪悪感を抱くエリオットに、マティアスは謀反を起こした本当の理由を教えてくれるのだが……。溺愛下剋上ストーリー♥

作品情報

作品名
秘密の夜のお伽噺
著者
chi-co 
イラスト
タカツキノボル 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048921398
4

(2)

(0)

萌々

(2)

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中立

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趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

意外な伏兵

子育てモノ?かと思いきや、身体は3歳ほどになったものの、頭はそのままなので、世話といっても椅子に座るときに膝抱っこするくらいでした。

エリオット(受)がメインですが、マティアス(攻)からの視点もありますので、売り言葉に買い言葉でエリオットを妾扱いしてしまうことになりますが、両想いなのは序盤で分かります。マティアスの謀反も国のためだけでなく、エリオットのためでもあると直ぐ明かしてくれます。序盤から抱き放題です(笑)

しかし、そこに伝説の魔女・ノアが登場。
エリオットを子供にするだけでなく、人間を花に変えて獣に踏みつぶさせようとするなど残酷なことをします。相手が魔女ではいくらマティアスでも敵いっこない…どうする?と思いきや、意外な伏兵の登場にビックリでした。ご都合的かもしれませんが、私は面白かったです。

予想外だったのは、エリオットがノアの「花嫁になれ」という言葉になかなか頷かなかったこと。マティアスのためなら…とあっさり承諾すると思っていたので、意外と粘るなと感心しました。

マティアスもエリオットも互いに一途ですし、誠実で好感が持てます。
国を立て直すのに難しい政策を行ったり、戦いがあるわけでなく気楽な気持ちで読むのに良い作品です。

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