奪う男

ubau otoko

奪う男
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神4
  • 萌×24
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
48
評価数
12件
平均
4 / 5
神率
33.3%
著者
 
媒体
コミック
出版社
竹書房
シリーズ
バンブーコミックス 麗人セレクション(コミック・竹書房)
発売日
価格
¥562(税抜)  ¥607(税込)
ISBN
9784812456392

あらすじ

「またアイツがやってきやがった。俺を打ち負かすために・・・」高校大学の同級生・樋口ハジメが自分の部に配属されてきた時、営業マン・本多カオルは俄然ブルーになった。思えば昔からオレはアイツに何でも奪われっぱなし・・・バスケ部ではレギュラーも部長の座もとられ、つきあってた彼女もいつの間にかアイツのもの・・・その上今度は、せっかくつかんだ主任の立場まで脅かそうってハラなのか・・・!?戦々恐々たる本多だったが、思いもよらぬ樋口の自分への想いを知るに及び、無意識のうちにずっと抑えつけてきた己の激情の熱さに気付くのだったーー。

表題作奪う男

本多薫,奪われっぱなしの男
樋口ハジメ,元後輩でMIT出身のエリート

同時収録作品YOU GIVE

社員 青山
所長 橘

同時収録作品課長になったら

同期 南
同期 姫嶋

同時収録作品LOOK LIKE

部下 小田嶋
上司 高野チーフ

同時収録作品総務にひとこと

企画室室長 原田
総務 坂本

同時収録作品LIVE&LET

島田
北村

同時収録作品放課後まで待てない

平井,授業をサボリがちだった高校生
新田,元サッカー部の高校生

同時収録作品君の奏でる曲を

ホルツ,指揮者に転向した元ピアニスト
レイン,サックス奏者

その他の収録作品

  • まんがみちーあとがきにかえてー

評価・レビューする

レビュー投稿数6

リーマン好きにお勧めの短編集

作者様のデビュー作。程良いギャグテイストで読んでいて楽しいです。
8作品中、5作品までがリーマンものの短編集です。この作者様の作品はリーマンものが多いのですが、妻子もちとか切ない読後のものもある中、これは全部がハッピーエンドという点で初読みにはお勧めです。

「奪う男」
本多(攻め)から樋口(受け)は何かと奪っていく。高校時代ではバスケのレギュラー、部長の座、彼女。そして社会人になって再会した今度は仕事。ついに腹を立てた本多は樋口を襲うけれど…。最後のページ、「主張」ってなんぞやと思ったら「出張」の誤りでした。コートをよこせと泣く樋口が可愛かったです。

「YOU GIVE ユー・ギヴ」
青山(攻め)は研修の講師をしてくれた橘所長(受け)に会うのを楽しみにしていたのに仕事マシンに変身していてガッカリ。だが、橘が営業本部長を好きだと気がついて…。健気で切ないなぁという部分と、コミカルで面白い部分のバランスが見事だと思いました。

「課長になったら」
課長の座を争っている同期の二人、南と姫嶋は、実は両思いだったという話。オフィスでのエッチ、椅子を足で引き寄せて来たりゴミ続き箱を蹴飛ばすという描写がリアリティあって良かったです。あと攻め受けが反対だとなんとなく最初は思っていました。

「LOOK LIKE ルック・ライク」
小田嶋(攻め)は自分をロコツに避ける高野チーフ(受け)の態度が腑に落ちない。そんな中、二人で研修に出かけ、宿泊先のホテルで高野の元彼氏が小田嶋に似ていると知り…。
投稿作とのことですが、この作品が一番好きです。高野と8年間付き合った男は、妻子がいて高野は愛人だったのですが、別れ際の高野や小田嶋への態度は男らしくて良かったです。泣きながらティッシュをばら撒いたり、恥ずかしくてギクシャクする高野が可愛らしかったです。

「総務にひとこと」
総務の坂本(受け)は、原田室長(攻め)を呼び出しては書類の小さな不備をちくちくと文句を言う。その心は…。ラストのテンパる原田室長が面白かったです。仕事は出来ても恋愛は不器用な男って良いものです。

「LIVE&LET… ライヴ・アンド・レット…」
裏の金貸し業でライバル同士の二人、島田(攻め)と北村(受け)。だが、島田が殺されそうな場面で、とっさに北村は助けてしまい…。
殴りあった後のセックスが野生的で素敵でした!「目を閉じないで」にこの二人の続編があります。

「放課後まで待てない」
高校生カップルの話。新田(受け)を襲おうとしてやめた平井(攻め)が「高校中退だとどんな仕事があるかな…」と突然窓の外を見ながら言うという風な展開がすごく好きです。学校にある安い机でのエッチが高校生らしかったです。

「君の奏でる曲を」
レインはホルツに抱かれているけれど…。音楽家同士の恋模様です。レインが不可思議な男でした。

「まんがみち ーあとがきにかえてー」
爽やかなアニメ声でキツイことを言われた編集長、に笑いました。

きちんと働いている大人の男が揺れる恋模様を読みたい方にお勧めです。最後まで必読です!

1

骨太なデビュー作!

感想書きたくて再読。
切っても切っても同じ俳優が演じてるとしか思えない短篇集。
とにかくリアルなリーマンライフ。そしてどこまでも不器用で、かっこつけてズッコケな男たちが堪能できて満腹です。
15年も前の作品で、多少タッチも変わってるんだけど、印象としては全然変わってない。
初投稿作も収録されているんだけど、これがまたガチガチな西田節で、当時よくこんなキラキラしてない作品が採用されたなあと、編集さんの先見の明に感謝するばかりです。

2

やっぱすごいよ

 西田東さんのデビュー作ですね。十数年ぶりに読む機会に恵まれて、当時の衝撃がよみがえってきました。

 やっぱすごい。尋常ならざる才気がビリビリ伝わってくる感じ。20~30ページの短編ばかり8編なんですが、つまんないのがひとつもない。さすがに絵柄は今以上に不安定で、いかにも「あれこれ模索中です」って感じなんだけど、読んでるうちにそれも気にならなくなるくらい、1人1人のキャラの生身が息づいています。

 昔読んだ時は、表題作の「奪う男」が、タイトルのインパクトもあって一番印象に残ってたんですが、今回は「課長になったら」で不覚にも泣きそうになりました。

 ナンパな南と硬骨漢の姫嶋。対照的な2人だがいずれも仕事はデキる男。入社10年の同期でともに出世頭、課長のポストを争う好敵手と周囲に目されている。
 ゲイの南はある日男といちゃついてるところを姫嶋に目撃されてしまう。
保守的な職場で、出世レースに響くと口止めしようとする南。「俺がそんなこと告げ口すると思ってんのか?」と激昂する姫嶋。南は思う。「告げ口するような男だったらよかった」みんなに言いふらして笑い物にしたり、軽蔑して続き無視したりするようなやつだったら、自分もこんなに長い間苦しまなくてすんだのに・・・と。
 その後もあまりにも変わらぬ態度で接してくる姫嶋に、つい挑発するような行動に出てしまう南。「なんでそんなに知らんふりするんだ?」姫嶋の反応は、だけど予想外に激しくて・・・

 互いに混乱の極みにありながら、一方では熾烈な課長レースもいよいよ佳境に入る。「俺に課長の椅子がきてもお前に譲る」だから抱かせろと迫る南。「いいぜ。課長にならせてくれるんならどんなサービスでも」「おまえがそんな言い方すんな!汚れちまう!」

 めちゃくちゃ矛盾した南の言い分。姫嶋の困惑。せっぱつまった南が思わず漏らしてしまう一言が「じゃ、言っていいのかよ。俺がただお前を好きだなんて、言っていいのかよ?!」
 対する姫嶋の返答がこれまたオトコマエで、BL史上に残る名告白シーンだと思います。

 

 

 
 
 

4

短編集

ある意味究極のツンデレというかwww
思いっきり、ナニをしても、何を失っても好きなのに
自分はクールな悪者を演じてしまう。
素直に甘えるとかなんちゃらじゃなく~な人々が織り成す短編集。
最後に、泣いてすがって醜い姿を見せてもなかたがたばかりなのですが
これ・・・最初からもっと素直になってれば
と私は思ってしまう。
や、自分自身似たり寄ったりな部分があるので
完全否定できないのがあれなんですが・・・orz

それにしても、
まいどまいど最後のオチ・・・あれってなんなんでしょ
好きなんだけど。。好きなんだけどな

1

リーマン萌えといったら、やはり西田作品

西田東さんのファーストコミック。
投稿作の「LOOK LIKE」の絵が新鮮です!
題名が全てまさにズバリ!っていうのが気持ちいいですね。

表題作は、学生の頃から自分の後をついて、部活のレギュラーは奪われる、大学も一緒、自分より見目もよく、自分の彼女を奪ったり、しかも同じ会社の同じ部署にきてしまった男=奪う男
彼の本当に欲しいものは奪われた男だったんですね。
結局その奪う男が上司になってしまって、いつまでも一緒ね、って

他の短編も上司や同じ会社の他部署の上役を好きな男達があれやこれやで、思いを成就するお話ですよ。
ちょっとした嫌がらせや、ちょっかいや、怒られたりとか、普段オフィスで目にする男達の姿が、それらの恋のポイントになってますから、普段会社勤めをしている人は、これらを読んだら同僚や上司の男達に萌え妄想をかきたてられること間違いありませんねww
初期の頃から、「わー」とかコケのフォローセリフとか、シリアスにいきなり入る笑いのスタイルが変わってないのが見られて楽しいです。

「まんがみち」では初期の頃、西田さんがどういうふうに漫画を書いていたかわかって興味深続きいです。

3

ほくほく

この短編集で、リーマンものが大好きになりました。
かなり面白かったです。
生活感のあるきちんとした社会人たちが描かれてます。
不器用だけど一生懸命だったり、登場人物がみんな地に足がついているからこそ、ストーリーに深みが出てるんだと思う。
キラリと光る小品ばかりで、ほくほくしながら読みました。

3

この作品が収納されている本棚

PAGE TOP
  • 電子書籍
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ