小説 アーティストランキング1位

榎田尤利
榎田尤利 592pt
 

デビューからハイレベルな作品をコンスタントに出版し、2013年、商業作品100冊記念となる「交渉人は疑わない」を書き上げました。この偉業には、ただただ感嘆するばかり。「nez」シリーズも執筆中で、今後は鷹目×千里の関係に注目です。 コミカルさとシリアスさと切なさの配分、メリハリが絶妙!BL界のエンターテイナーは2014年度どんな作品を私達に披露してくれるのでしょう。

榎田尤利先生からのコメント

小説部門に続き、選出していただき光栄です。
昨年はデビューして13年、著書は100冊をこえた年でした。100冊はなかなかの冊数だと思いますが、あまり大変だったとか苦労したという記憶はなく、楽しく無我夢中のまま書き続け、気がついたら100冊になっていました。私がそうやって書いてこられたのは、読んでくださる皆様がいらしたからに他なりません。ちるちるさんに寄せられたコメントを拝見した時、『いちファンとしてお礼を……』というお言葉がありましたが、感謝すべきは私のほうです。書いているときはたったひとりですが、本になればたくさんの読者様のもとに行ける、読んでもらえる……
その想いがなければ、小説を書き続けることは困難だったことでしょう。
私はまちがいなく、『あなた』がいるから書いているのです。
この幸福が、少しでも長く続くように願ってやみません。
ありがとうございました!

ユーザーの声を紹介

躍動するキャラクター

こんなにもキャラたちに思い入れを持たせてくれる作品はなかなかないです。もちろんお話も読んでて楽しいです。キャラたちがしっかりしてるから、どんなお話でも楽しめてしまうのかもしれませんが。榎田先生のお話は肩肘張らず、すんなり言葉が入ってくるので読みやすいですし、読み終わった時の爽快感がたまりません。
るるたんさん

キャラが沢山増えてきてもキチンと特徴があり、読みやすいです。なによりシリーズモノの伏線張りが見事だと思う。
てんてんさん

この作家の作品のキャラクターも話も大好き。会話のリズムもいいし、言葉のチョイスも素晴らしいし上、オリジナリティもある。だからか、作品に厚みを感じ、読み応えある数少ない私好みのBL作家。
pinkcolorspingさん

榎田さんの書かれるキャラクターの掛け合いが何より楽しくて好きです
ゆずくりんさん

天性のエンターテイナー

エンターテイナーのような、色んな面を魅せてくれる榎田さん、やはり大好きです!!
文章がひたすらに読みやすくて、脳にすんなり入ってくれるのに内容は決して薄くも無いし浅くも無い。むしろ、色々な伏線をしいてくれながら一歩先ゆく展開を読ませていただいて益々これからもずっと読み続けたい作家さんのお一人です!!
キャラの個性がブレないところも魅力のひとつですしそれぞれが本当にいそうな人物なのも惹きこまれる要因だと思っております!あと、出てくるご飯が必ず美味しそうww
東雲月虹さん

もう交渉人シリーズは「交渉人は黙らない」から、ずっと好きな本当に大好きな作家様です!こんなに好きになった小説は無いかもしれません。これからも、魅力的な作品を書いてくださるように、応援していきたいと思います。
泉さん

映画のような小説だなと思います。いつもゆっくりページをめくって読んでいます。読み飛ばすのは、あまりにもったいないのと、長回しの映像が浮かんでくるので、つい、その映像をじっと見つめてしまいます。
安定がいいかどうかはわかりませんが、どの作品も安定してるのはすごいと思います。
むくむくさん

榎田先生がいなかったら、BL小説を読んでいなかったんですよね^^'13年も、出される作品どれからも萌えと愛を頂きました!
橘盾さん

榎田さんは本当に表現力がすごいと思います。続いたシリーズが長く愛されるのもわかる気がします。知らない方はぜひ交渉人シリーズは読んでいただきたいです。
柊流架さん

記念本として『交渉人シリーズ』の続きを読めたことが一番嬉しかったです。ずっとずっと彼らのその後が知りたかったので…。
chikichikibonbonさん

小説 アーティストランキング2位

凪良ゆう
凪良ゆう 412pt
 

どこか仄暗く、胸が苦しくなる、涙なくしては読めないストーリー。そんな作品なのですが、紡ぎだされる文章は深い優しさにあふれています。 読み始めるともう止まらない。キャラクターの心情と自分の気持ちがリンクして、グラグラと揺さぶられる心地よさ。目の前はなぜかいつも雨降りです。でも読後は自然と心が癒されて…またがんばれそうな気がします。

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辛いけど読み返してしまう

泣きたいときは凪良先生の本が一番です。痛くて辛いだけではなく、愛しさや温かさがたくさん詰まった先生の書く本が大好きです。私のささくれた心にカタルシスをもたらしてくださり感謝感謝です。
匿名さん

凪良先生の作品は内容が深い作品が多すぎて、ただのBL小説で片付けてしまうは勿体ないと思っている自分がいます。賛否両論ありそうなお話でも、御自身が書きたいという内容で書き通す姿勢もすごく尊敬します。大好きです。
恋雫さん

読み始めたらきっと、痛々しくて苦しくて、切なくて悶えてしまうと分かっています。心の深い部分をえぐられるような衝撃があり、自分が知らなかった感情が顔を出したりします。ラストはいつも優しさや暖かさに溢れ、読後感が良いところも好きです。
ねこぷーさん

言葉選びの絶妙さ

凪良先生の文章の読みやすさと言葉選びの絶妙さは何なのだろうと、作品を読むたびに思わされます。あらすじやキャラクターが好みでなくても最後まで読ませる文章力はすごい。切なさの描写がいつも私好みで、どの作品でも一度は泣かされています。
匿名さん

今年もいっぱい泣かされました。読み始める前はどんなに心を抉られるだろうと、実は躊躇してしまいますが、読み始めると止まらなくて登場人物の心の動きとともに自分の心もグラグラ揺らされ、涙が最後まで止まりません。お話を楽しむのは勿論ですが、泣くことでリフレッシュも出来るので、スッキリしたい時にも読みたくなる作家さんです。
あいちさん

仄暗く、胸が苦しくなるお話が多いのですが、毎回号泣しながら読んでます
ミツキさん

凪良さんの作品は、人を愛するということの意味を考えさせられるお話が多いと思います。切なくて、でも優しさのたくさん詰まった凪良ワールド、大好きです。
ゆずコさん

凪良先生のつくるお話はいつも綺麗で温かい。悲しくても切なくても最後には必ず癒されるお話で、涙しながらも安心して読んでいられる。また主人公達が置かれている場所の風景(景色)、風や雨滴、お日さまの色や暖かさが読んでいて親身に伝わる感じ。
AKULAKULさん

とにかく心理描写が上手い。思わず引き込まれて、物語にどっぷりはまってしまう幸せを味わえます。
grapeさん

小説 アーティストランキング3位

一穂ミチ
一穂ミチ 401pt
 

著者はこれまで独特の背景を持つ作品を送り出してきましたが、昨年度書き上げた「ふったらどしゃぶり」は、さらに新しい世界観を提供してくれました。美しい文章が積み上げる複雑な気持ちの過程は、BLというよりまるで文学小説を読んでるような気持ちです。本を閉じたあとも後は目の前にほのかに輝く光彩の残像。いつまでもそこに焼き付いているのです。

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こまやかな心理描写

従来作品を出していた、ルチル文庫、Dear+文庫に加えて、新たに、SHYノベルズ、フルール文庫にも活躍の場を広げた一穂先生。繊細な心理描写はそのままに、次々新たな領域での物語を生み出している。
毎回、どうしてこんなさりげなくも面白くて美しいお話が書けるのだろう!と溜め息が出ます。私にとっては、今やジャンルを越えて特別な作家さんです。
snowblackさん

薄い紗がかかった世界

発売された本はすべて持っていて、作品数も結構な数なのですが、それでも個人的には今のところ全くハズレがないという稀有な作家さんです。その為、どんどんハードルが高くなっているはずなのに、『ふったらどしゃぶり』はそれを悠々と超えた作品でした。ストーリーやキャラクターが良いのは勿論のこと、一穂先生の言葉選びがとにかく好きです。
strawberryさん

一穂先生の作品を読んでいると、すっと薄い紗がかかった世界を覗いているような気持になります。現実離れした設定なわけでもない、日常生活が描かれているのに、なにか違う、不思議と澄んだきれいな空気が漂っているような。その空気感、雰囲気が好きです。
chijuさん

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