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表題作ライカン-伯爵獣と囚われた男娼-

ナヴラス(人間嫌いの獣人ライカン伯爵)
ソラ(針子と男娼で稼ぐ人間)

その他の収録作品

  • 描き下ろし Good Morning Beast

あらすじ

天涯孤独な青年ソラは、獣人が統治する国の片隅でひっそりと生きていた。ある日、ソラが働く娼館に獣人が客としてやってくる。初めて見る憧れの獣人に舞い上がるソラだったが、その獣人・ナヴラスは「汚らわしい」とソラを侮蔑する。カッとなり金も受け取らず部屋を飛び出したソラは店主に折檻されてしまうが、それを見たナヴラスは「気が変わった」と獣の姿で荒々しくソラを抱き…
そして一カ月後、再びソラの前にナヴラスが現れて…?

作品情報

作品名
ライカン-伯爵獣と囚われた男娼-
著者
山本ティナ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
ライカン-伯爵獣と囚われた男娼-
発売日
ISBN
9784796412599
3.9

(74)

(25)

萌々

(24)

(24)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
13
得点
293
評価数
74
平均
3.9 / 5
神率
33.8%

レビュー投稿数13

立派な伯爵の伯爵

ライカンの街にいつか行ってみたい…と思いつつ唯一の家族の母親を亡くし、針子と男娼で身を立てているソラ。しかし賃金はくすねられ身を削り。ライカンの街の灯りを遠くに見ては、もう行くのは無理かも…と思うソラでしたが。

シンデレラストーリーですね。
たまたま店を訪れたライカンの伯爵の目に止まり、都へ連れて行かれお屋敷で使用人として雇ってもらえて。

当主と使用人。遠い立場なのですが、なにかと伯爵が呼び出し構ってくれて。でも…。

なかなかエロ描写が激しいですね。伯爵の伯爵がとても立派な伯爵で。
ソラが普段着が面積少なすぎない?でした。

0

獣人と人間のお話

ライカン(獣人)と人間のお話です。

人間のソラは昼は力仕事をし、夜は娼男として働いています。
そこにお客さんとしてきたライカンのナヴラス。
最初は身体を売っているソラを軽蔑するのですが
だんだんと心が近づきソラを連れてライカンの都に行きます。
そしてソラはナヴラスの屋敷で働くことになり…。

最初はナヴラスの冷たさにソラが可哀想だと思ったけど
ソラの事情を知って少し優しくなり
そのあとはなんだかんだ優しくて
ただのツンデレだなぁと思いました。

二人がくっつくまでに色々とあるのですが
最後はちゃんとハッピーエンドです。

0

えろい

褐色はあまり好みじゃないけど擬人化?人化?した時の攻めがかっこいいとおもった。
獣系で1番すき

0

つ、爪は気をつけてあげて欲しい。

男娼、獣姦もの、と聞いてビビってたのですが。まぁ、ケモ耳系オメガバースと思えない事もない。割と見慣れた感じです。
ライカンと呼ばれる獣化するケモ耳たちが住う都市の方が栄えている国。
人間のソラは親を亡くし、昼はお針子、夜は場末の娼館で男娼として働き、何とか食い繋いでいた。もの凄く不憫。
そこへ友人の気紛れについて来たライカンで伯爵のナヴラスは、ソラを不憫に思い、都に連れて行く事となる。不憫に思ったついでに抱きますけどね。
しかも直ぐ連れて行くわけでも無く、次に来るのは1ヶ月後。何で直ぐ連れ出してくれなかったのか。その間、客を取らせるなと店主に言ったというが、キッカリ1ヶ月後、客を取らされるソラ。ナヴラスは3ヶ月分の金を支払ったというが、そんなもの悪どい店主が守るわけも無い。ナヴラスは何故、直ぐに連れて行かなかったのか。
この時まだ、ソラをたまに使う馴染みの男娼として扱うつもりだったのか。ちょっと謎です。とりあえず、自分の家の使用人として連れ帰る事にする。愛人じゃなくて。でもまぁ、抱きます。うーん。
「お礼をいうのはここの生活に慣れてから言うんだな(フッ)」と、ナヴラスが言うので、ソラはここでも獣人たちにいびられるのかと思いきや。獣人たちは人間を怖がってただけ。ソラが勤勉な良い子だと分かってからは、色々良くしてくれます。ケモ耳のメイドたち可愛い。しかも思わぬところで、お針子としての実力を見せるソラは、貴族たちの気に入る様なドレスを仕立てるチャンスを経て、自分の工房を持てる様に。
不憫な男娼がただご主人に愛でられる話では無く、チャンスをものにして自立する物語になっている。これってココ・シャネルの伝記と同じなんですよね。
愛妾としてでは無く、人として一人前になった頃、ナヴラスはソラにプロポーズ。
ライカンの世界では、性別関係無いそうで、そこはオメガバースと同様かもね。
基本的にはほっこりしますが、とにかくエッチ。とにかくナヴラスが絶倫攻め。
側位エッチぃです。修正も短冊程度なのでほぼ丸見え。特に受けであるソラのは丸見えてます。
それに、獣らしく。匂いをめっちゃつけられちゃいます。ナヴラスのお気に入りだというので、従兄弟のイゴールがソラにちょっかいを出しかけますが、「この匂い…。」と、ナヴラスのお手付きだと勘付かれる。ココ恥ずかしいです。ナヴラスは「ウチの使用人だ。奴隷では無い。」なんて言ってますけど、恋人だとは言ってくれ無いので、性奴隷だと思われちゃっても仕方ないですよね。何なのもぅ。ナヴラスが寡黙なだけに、ヤキモキさせられちゃいます。ナヴィ、相当気に入ってるクセに!このムッツリ野郎 ‼︎
身分違いを意識して切なくなるのはいつもソラの方。ソラに「好き」と言わせるのも卑怯だと思っちゃいました。
あと爪ね。獣人あるあるで、「爪で傷付けたく無い。」と言って、長い舌でベロベロはあるあるなんですが。手入れしてあるとは言え、その爪でソラのお尻をズボズボしちゃいます。えええ⁈ 気を付けてあげて‼︎ と、ヒヤヒヤしちゃいました。
寝る時やエッチの時は、無防備になるのか。その獣性が出るのか。文字通り「ケモノ」になります。なっておいて「人型の時と獣の時の俺、どっちが好き?」と聞くのもあざとい、獣人あるある。通常ムッツリのナヴラスの可愛さにクスッと笑えてしまいます。

0

オメガバースではないのが残念。

恋愛小説はネタがもうほとんど出尽くしているので、目新しい面白さを見つけたいなら、半獣かオメガバースに求めるしかないと思ってます。

この恋愛物語は、古典的な貧しい善良な美人の出世物語。
必ず最後はハッピーエンドと分かっていれば、じっくり読んで楽しめます。

半獣人にとって、人間は環境荒らしの野蛮人。・・たしかにその通りだと思う。
ライカン物語は、人が他の生き物に対してもってきた傲慢な考え方を動物目線で見直すきっかけになりますね。

この物語はオメガバースでは無いので、出産無しの恋愛だけでした。
大きな難関が無い、なだらかな丘程度の困難を乗り越えて、ハピエン。

萌2評価。

2

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