おまえが忠誠を誓えば、俺が一生犬として飼ってやる

飼い犬に手を咬まれるな

kaiinu ni te wo kamareruna

飼い犬に手を咬まれるな
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神54
  • 萌×219
  • 萌8
  • 中立3
  • しゅみじゃない6

99

レビュー数
12
得点
373
評価数
90
平均
4.2 / 5
神率
60%
著者
夏乃穂足 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥661(税抜)  
ISBN
9784199009495

あらすじ

新しく雇われた庭師の息子に、そう告げた13歳の御曹司・一稀。従順に懐く猛が可愛くて、一稀は勉強や精通、自慰まで教え込んでいく。けれど高校に進学し、一稀に手を出した不良を猛が暴力でねじ伏せた時──歪んだ執着に怯え、猛を拒絶してしまう…。そんな別れから10年、若き総帥となった一稀は、パーティーで猛と再会して!?

表題作飼い犬に手を咬まれるな

荒原猛、一稀の犬でコンサルティング会社社長
四ノ宮一稀、四ノ宮グループ創業一族の御曹司

その他の収録作品

  • 愛玩飼育
  • 調教不全
  • あとがき

レビュー投稿数12

「愛玩飼育」「調教不全」
愛玩飼育では、受けと攻めの出会いから思春期までの2人を。
調教不全では、大人になってからの2人を。
萌えという観点からみれば、私は中立かな。しかし、物語りとしたら面白かったので…評価の難しい作品です。。

お話について(猛×一稀)
庭師の息子(猛)を犬として飼うだなんて、なんともアッパークラスの世間知らずの坊っちゃん(一稀)らしい設定でワクワクします!

しかし、私、この一稀をどうしても好きになれず…。物語りを通して起こるアクシデントを常に自分のせいでは無いと思っているように私には感じられました。
こんな環境で育ったから。全ては猛に出会ったから…って。
簡単に生きものを飼っちゃダメでしょ、生きてるものには責任を持たなきゃいけないでしょ。って常にモヤモヤしました。
しかし、一稀を作品を通して見るのではなく、1人の人として見ると愛すべきキャラクターなのです。
家督を継ぐ重圧に幼い頃から晒され、親の目、世間の目を常に気にしなくてはいけない環境。それでも誇り高く生きるさまには胸を打たれました。

一稀に犬として飼われるまで、生きる意味も知らず、誰にも必要とされず育った猛は、一稀を盲信的に慕い、一稀が自分の存在理由になるのは無理もない事でm(_ _)m
そりゃ一稀の為ならなんでもするでしょうよと、どうしても猛に肩入れしてしまい、余計に一稀を厳しい目で見てしまったのかもしれませんね。笑

ストーリー自体は、停滞する事無く面白いまま、おー、こんなところまで切り込むかぁと唸るところがあったり、楽しめました。
最後は、2人とも良かったねと笑顔になれる終わり方で、一稀に対するモヤモヤも、彼らにとって最善と思える方法で責任をとってくれたので私の中でキレイに消化できました(^_^)v

0

エンターテイメントとしては面白いけど…

 新興の都市開発グループ御曹司の受けと、庭師として突如転がり込んできた男の息子である攻めとの、執着因縁もの。

 彼らが出会った中学時代から話が始まり、高校生、社会人と、時系列に沿って話が進んでいきます。
 前半部分は両親の期待に応えて品行方正・成績優秀であろうとする受けの、それ故に甘えられない寂しさだとか内に秘めた鬱屈した思いの心情描写がとても精緻で、幼少期に虐待を受けていたらしい攻めとのちょっとアブノーマルな関係性に、その後の展開を期待しながら読み進めました。
 
 後半は、背景となる都市開発グループの設定も自然だし、文章も読みやすく、スリリングな展開をそれなりには楽しめましたが……、あまりにも予定調和すぎて、一番の泣かせどころでガッツリ感情移入できなかったところが、評価が「中立」の所以です。
 もちろん、素直に感動される方もたくさんおられると思いますが。私の場合は、前半からの期待が大きかっただけに、不完全燃焼で終わってしまった感が否めず……。

 こういう作品は、最後を普通のラブラブカップルで終わらせるのではなく、二人の関係の異常性、危うさを少し残した余韻の方が私は好きです。完全に個人的な意見ですが。

2

飼い主と調狂犬の半生

2019年刊。
夏乃さんの小説は初読みながらも、渾身の作と言っても過言じゃない力を感じた一冊だった。

大手不動産会社の跡継ぎである一稀にとって謎めいた男・荒原に連れられてきた見窄らしい少年・猛の出逢いは13歳の頃だった。
自分だけの特別な”犬”として手塩を掛けて猛を育てあげた3年間。
そんな猛は高校生になって執着の塊となって常に一稀に付き従おうとするが、彼の秘められた狂気を恐れて距離を置いた途端に姿を消してしまう。
10年後、父親の跡を継いだ一稀は社会的地位を確立した猛と再会を果たすも、猛は外堀を埋めるかのような追い詰めかたで確実に一稀を我が物にしていく。

…そんな二人の半生を360ページにかけて追っていく事となる。

再会後は過去優位だった関係を覆す下剋上、よりによって猛に苦汁を味わせられる
展開で”受けざまぁ”として捉えてしまった。
何しろ13歳にして初対面の猛を僕だけの”犬”として扱う一稀に気味悪いものを感じてしまったのだが、サイコ味から段々と嫌なガキ、嫌な男ってふうにトーンダウンしていって逆にほっとしたかも知れない。
猛みたいな荒んだ男が一稀の元に這い上がってくる為に、執念を原動力にしてきた異常さには恐れ入る。
それ以上に凄かったのが、コンサルティング会社を設立し、人脈の伝手を作り、はたまた秘密の会員制サロンオーナーと登りつめながらも、呆気なくその地位を自ら壊した狂犬の一面だったが。

一稀は持ち前の計算高さ、猛はどん底の人生経験を何一つ無駄にしていないかのような用意周到さがあるのに、20年余りの年月をかけて『やらかした事の後始末』を背負ってきた感があるのが何だか不思議だ。
だからだろうか、この話に限っては読後に引っ掛かる部分とか、登場人物の〇〇がもうちょっとこうだったら、といった心残りが無く、作者が”書ききった”のだなと受け止められるのだ。
この二人の全ての後始末を済ませて新たな人生を見届けられたら良しと思えて、他の登場人物の行く末までは頭が回らなくなってくる。

3

異常な執着で一途に追いかける攻め と 期待される優等生を演じる高慢な受

明るく健気で努力家な受けや、コミカルで楽しく読める軽めのストーリー、動物が出てくるハートフルなストーリーが多いというイメージがある作家様だったので、このようなハードな展開の作品を書かれるとは思っていませんでした。
タイトルとカバー絵に二度びっくりし、読んで3度びっくりの嬉しい誤算でした。

物語は幼い頃から親や周囲の期待以上に出来の良さを披露してやがて一族の当主として立派にグループ企業を経営すことを目標に日々努力する御曹司が主人公。
甘やかされている弟においしいとこだけを奪われても、どんな時も期待されるべき受け答えが出来る優等生です。
そんな少年にも口に出せない鬱屈した思いが溜まりどうしようもない気持ちになることも…
そこにやってきた父親の知人の息子。
自分だけを頼り自分だけに忠実な『犬』として磨き育ててたはずが、可愛らしい忠犬ではなく狂犬だった!?

執着度合いがハンパない。
好きすぎていじめてしまう攻めや独占欲のあまり自分だけを見ろとばかりに何もかも奪ってしまう攻めは数多いますが、その発現が強烈すぎて怖いほどでした。
一稀が幼い頃から忍耐と努力の人でいい子すぎるのが哀れでした。
でも犠牲にしたものも多かったけれど、ちゃんとお互いの思いに気がつけてよかったです。

一稀が猛の異常な執着をうまく制御できれば抜群のビジネスセンスでいつか実家の企業を追い抜く日も遠くない、と思うのでした。
ご褒美のエサをちらつかせしっかりリード握る一稀が目に浮かびます。

2

愛と執着 獰猛犬です!

今年読んだ本の中でも 一二を争う傑作です。
一気読み まだ余韻でクラクラしてます。

お久しぶりの夏乃先生ですが 熱量が凄い。
長年に渡る因縁 執着 依存で
普通の関係 恋愛には辿り着けず
互いの感情が愛なのか憎しみなのか
壊れるまで追い込みあう壮絶な2人。


後継者として 父からは厳しく育てられ
母は甘え上手な弟にかかりきり
学校でもヒエラルキーに縛られ気を抜けず 抑圧されている一稀が手に入れた自分だけの「犬」猛。

不幸な生い立ちの猛にとって 一稀が与えてくれるものが全て。盲目的に一稀に傾倒していきます。

一方 一稀も猛を 思春期独特の気まぐれで
弄んだり 甘やかしてみたりと 素の自分をさらけ出せる相手として 自分だけに従順な犬として育てていきます。
何も知らない猛に自慰を教えたり
ハーネスをつけて散歩に連れ出したり
仕込んでますw

成長するにつれ 猛の一稀に対する依存は
度を越した執着となり
可愛い従順な犬は発情期を迎え獰猛な雄犬へ。
飼い主である一稀への欲情を抑えられなくなります。

その後 離ればなれになった2人が10年後に再会。

人生全てをかけて一稀を手に入れる為に生きてきた
猛の執着は凄まじく 憎しみとも思える方法で
一稀を囲い込んでいきます。

手段を選ばない執着犬が とても好きです!
もう愛しているのか憎しみなのか
共依存で壊れていく様が ゾクゾクして
読むのが止まらないです。

一稀が暴走する猛を止めきれず こんなふうに育てたのは自分の責任でもあると。
どんな犬でも捨てる事は出来ないし、許す理由を探している 「次はないぞ」って。

最後の2人は幸せそうです。

久しぶりに読後の余韻が震えるような本に会えた!
感動です。

6

萌えなかったけれど感動した

お話もドラマチックだったのですが、この本で私が一番衝撃を受けたのは『あとがき』なんです。
夏乃さん、書けない状態だったのですね……確かに前作は4年前。
私は夏乃さんの熱狂的ファンという訳ではありませんが、好きな作家さんです。
なので、その間の心情を吐露したこの文章が非常に胸に迫りました。
それを読んだ後にもう一度本編を振り返ると、このお話がまた違ったものに見えて来るんですよ。
猛がほんのわずかな出来事で一稀に魅せられ虜になってしまう様や、一稀が猛を恐れ、疎み、自分から遠ざけようとしても離れられない様、その狂おしいまでの執着がまるで作家と『文章を綴る行為』との関係の様に思えてしまったのです。

だからこれはきっと『書かなければならない話』だったんじゃないか、と。
猛が一稀に対する執着から行ったいくつかのことは「萌えた?」と聞かれると「いや、実はヤンデレってちょっと苦手なんだよね」と答えると思うのですけれども、萌えという点から離れて「このお話、面白かった?」と聞かれると「名作だと思う」と答えたいです。

本編を読んだ方が断然面白いと思うので、出来るだけ詳細には触れずに感想を書きたいと思います。

お話では、妄信的に一稀を愛する猛が一稀を手にするために策略を巡らせ、手に入れてからも自分だけのものにするため体に教え込み、その所為で一稀の精神を破壊し、そればかりではなく一稀そのものを危機に陥れてしまいます。
ここまでがだいぶ長い尺で書かれるのですが、私が非常に面白いと思ったのはそこから先でして。
物理的に会えなかった2年余の月日が過ぎて、再会した後、今度は一稀の方が猛を自分の側に置こうとするのですけれども、自分は一稀のためにならないと猛はそれを固辞します。
ここの猛が非常に頑なでねぇ。
どうなることかとハラハラしましたよ。
で、この解決方法がね、私、非常に好きなんですよ。
人が惹かれ合うというのは実に単純な話だと思うのです。
でも、そのシンプルさが解らなくなってしまうんですよね、色々あると。
「恥ずかしい」っていうのもあるかもしれない。大人になっちゃうと。
だからこそ、これ、口にするのはとても大切なことだと思うのです。
感動しました。

夏乃さん、次作をお待ち申し上げます。

8

自分自身で最後まで読んで評価していただきたい一作

はっきり言って本作のようなトーンの話は好みではありません。本来なら。
シリアスでドロドロしていて…読んでいて何人もの登場人物を憎みました。弟だったり攻めの猛のことだったり。一稀が可哀想で仕方ありませんでした。
感情がぐちゃぐちゃで正直萌えるという感情からは程遠かった。でも、こんなにも感情を揺さぶられることなんていつぶりだろう、と思いました。重厚で圧倒的な文章力で描かれる物語にいつのまにか引き込まれていた。
あとがきまで読んで作者様がまさに魂を削って完成させたのが本作だと知り、分かりました。本作には魂が詰まってる。作者様の熱量を確かに感じました。途中までは「趣味じゃない」評価を付けようとして思っていましたが、2人が掴み取った幸せの形、作者様の思い、全て総括して「神」評価です。

7

すごくドキドキしました

執着攻×美人受、めちゃくちゃ好きなんです。
こちらの作者様のご本を読んだことはなかったのですが、
上記のCPと、笠井あゆみ先生の表紙イラストに惹かれ購入しました。

やばいですよ、2人の関係は13歳の頃から
始まるのです。ただ当時は官能的な肉体関係には
ありませんでしたがそれに酷似しております。
最初は受の一稀が、攻の猛を
自分に忠誠を誓えば一生犬として飼ってやる
と告げたのですが、
成長した猛に下剋上されてしまいました。

色々ありましたがハッピーエンドですよ、
よかった!

個人的評価
ストーリー ★★★★☆
登場人物 ★★★★☆
エロ度 ★★★★★

すさまじくエロくドキドキしたのに
ラストめちゃくちゃ感動しました。反則だ、、、

ただ、一稀の婚約者の女性が出てきますので
苦手な方は注意してください。

2

読み応えたっぷり

シリアスなお話のイメージが強い一方、擬人化した動物を描かせたらピカイチ!な先生の新刊が読めるなんて…嬉しすぎて…ずっとずっとお待ちしておりましたです(ぼうだのなみだ。)しかもイラストが笠井あゆみ先生…

本作の本丸テーマは、主従/下克上でしょうか。
タイトルも「愛」が入っていた仮タイトルから、あからさまな「犬」に変わりました。ということで、今回はシリアスな比喩的「犬」のお話です。


不動産開発会社社長令息で十三歳の四之宮一稀には、ずっと抱いていた夢があった。それは、一稀だけに忠実な犬を飼わせてもらうこと。全部一人で面倒を見るから、自分だけに懐いてくれて独占できる犬が欲しい。

長男としての重圧を感じながら父親の期待に応えて頑張ったご褒美に、シェルティーの仔犬を買ってもらったものの、幼い弟が世話をさせろと黙っていない。母の諌めもあって夢は潰えたと悄然としていた一稀だったが…

その仔犬が家に来た日と同じくして、父親の旧友が一稀と同い年の息子、猛を連れて家にやって来た。荒原父子に住み込みで屋敷や庭を管理する仕事を周旋するために、父が呼び寄せたのだった。

家庭内に居場所のない一稀は、仔犬を独り占めできない欲求不満を発散するかのように、ガリガリに痩せてみすぼらしい猛に思いをぶつけていく。義父に虐待されて元の父親に引き取られた猛は、一稀に世話をしてもらう代わりに、彼の犬になることを約束する。猛にとって一稀は初めて心を掛けてくれる人間だったので、なんの疑問も持たずに喜んで一稀の言いつけに従うのだった。(この一連の流れも二人の幼さを感じさせるところが妙にエロス。)

ところが同じ高校に進学する時期がくると、一稀と猛は対外的に対等な立場と認識され、いつも一緒にいるためか妖しい関係にあるのではと噂を立てられるようになって、一稀は猛を疎ましく思うようになる。

一稀と猛が二人の間にしかわからない、一稀上位の親密な関係を築いていることは誰も知らない。なのに成長するにつれ、一稀よりも猛の方が異性にセックスアピールが強くなり、一稀が好ましく思っていた女子生徒を奪われる。

一稀は猛に嫉妬します。それは猛自身の能力へなのか、自分にはない男としての性的な魅力なのか、それとも猛と関係してきた男女へなのか…

高校時代に他校へ転校していった猛と別れて十年後、病に倒れた父の後継者として四之宮開発の代表取締役となった一稀。しかし社の経営が危機を迎えた際、かつて犬にされた猛が現れ、一稀自身を引き換え条件に、四之宮開発の窮状を救おうと手を差し伸べます。そこですでに、読み手としては猛の一稀への執着を見て取れるのに…、当の一稀は二人の過去に苛まれながら、猛に追い詰められて次第に壊れていきます。

起業家となった猛がオーナーをしているいかがわしい会員制サロンで、ベネチアンマスクを付けたまま衆人環視の中猛に犯される一稀が、ショックでセックス依存に陥ってしまう様は、哀れで胸を掻きむしられるような思いがします。この、受けへの仕打ちが結構容赦ないんですよね笑

その後の猛の激しい悔恨とフォローに一稀も読者も救われるわけですが、本作は「好き」とか「愛している」とかの次元を超越して相手の存在そのものが生きる原動力となっている、ある意味病的なほどの関係性が好きな人にはたまらないお話だと思います。

かつて心が通じ合っていたように思っていた相手との訣別。そこから、攻めによる妄執一つで復活劇に仕立てていくプロセスに、夏乃先生の技量を感じてください。メイン二人の関係以外にも色々てんこ盛りなエピソードや設定がありますので、読んでいて翻弄されそうになりますが、それだけ作家様の復帰第一弾への熱い思いが込められていると思います。

初期の頃は特に、男同士の同性愛をBLというファンタジーの枠内に収めつつ、かなり突き詰めてそのエッセンスを描いている作家様だと感じていました。BLに求められる甘さに特化しないところが非常に尊い作風だと思っておりますので、今後もずっと書き続けて欲しいと切に願う作家様です。思い入れが強すぎて思わず長文になってしまいました。
最後に、キャラ文庫さんにめちゃめちゃ感謝したいです。ありがとうございます!!

16

むずかしい

夏乃先生お久しぶりなお話。そんなところ大変申し訳ないのですが、ちょっと無理だったので中立です。BL的うんぬんではなく、会社社長のなさりようがどうにもこうにも納得いかず。中1~高校時代の120P弱+二人が大人になってからの続き240P+あとがき。

家の習わしで地元公立中学校に通う一稀(かずき)。四ノ宮グループの御曹司として、清く正しく真面目に学問に勤しむ美少年ですが、弟は自由奔放、甘えたいように甘えられていて、なんとなく物足りなさも感じています。ご褒美にとねだっていた犬を飼わせてもらえるのかも、と期待していたある日、父親から新しい庭師を雇った、その息子が同い年だから仲良くするようにと紹介され・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は、
受けの両親、弟(甘ったれ傾向あり、個人的にはくそったれ)、攻めの父、高校時代の同級生色々、後半は、受け婚約者、会社の秘書だの弟の秘書だの。割合人数はいる感じです。

**ダメだったところ

お話はめちゃくちゃ切羽つまった感のもので、スリリングで読み終わるまでドキドキなんですが。

後半の受けが社長になってからの内容で、どうしても我慢ならなかったのが、社長としての危機管理能力の無さ。ありえん。あんた社員何人いる会社の社長やってるのよっっ、そこあかん、そこですんなっと怒り心頭・・・・あほな私でも余裕で分かるハニートラップというかなんというか。そこにまんまとハマるところがダメでした。あんたは良くても株価下がって会社つぶれたら、住宅ローン抱えた社員は路頭に迷うじゃないか・・・

BLとしてというものではないところで盛大にひっかかってしまって、先生には大変申し訳ないのですが、コメディよりではなくシリアスなので、笑い飛ばすこともできず、萌えが減った次第です。

切羽詰まり度合いはなかなか良かったのですが、残念。首輪が楽しみだったんですけど。

6

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