電子限定おまけ付き
琢磨先生の「ずっと君のターン」が大大大好きで、もう何度も何度も読み返しています。(そして毎回泣く。。)
そのスピン元がこちらの「アクスウ」だとは知っていたのですが、
ビッチな受けが個人的に苦手で、今まで手に取らずにいました。。
が今回、幻冬舎さんのクーポンを使って購入。手に取ってみて良かった〜!
琢磨先生の描かれるお話は、必ず何かグッと胸が詰まる切ない設定や
展開があり、今回も途中、思いがけず涙が、、( ; ; )
「ずっと君のターン」の主人公・コウくんもたびたび登場していて
いい役回りをしてくれていたのと、
ちゃんと「君タン」へと続く伏線があったことに驚き。(そして嬉しかった♡)
親友女子に付き纏う男・アク(攻)を引き剥がすため、
言葉巧みに慰め誘い、体の関係を持ったビッチ受け・スウ。
これで万事問題解決…と思ったら、アクは今度はスウにロックオン!
大型ワンコのようにまとわり付いてきてー
と続く、大学生同士のラブコメです。
なんだろう、アクが粘着ストーカー気質なのはまず間違い無いんですが
なんとなく憎めないのは、行き過ぎた行為(盗撮とかGPS追跡とか)はなく、
微笑ましく思ってしまうからかな。
別の大学に通うスウのところまでわざわざやって来て、
一緒に講義を受けたりとか、SNSを逐一チェックして居場所を把握してたりとか、
大型わんこが一生懸命飼い主を追いかけてるようで、なんか可愛い、と
思っちゃいました(*´艸`)すっかりBL脳になってるのかな、自分。。
で、グッときて涙ぐんでしまったのが、ヘタレ粘着わんこなアクが
終盤見せた、男気/漢気。
セフレからの誘いを断り続けていたスウ。
そんなスウの前に現れたセフレがスウに酷い言葉を投げつけ
侮辱するのですが、スウをストーキングしていたアクが現れー
という展開、そこでアクが叫んだ言葉に、胸を突かれました。
「スウは確かに誰とでもセックスするけど、(中略)
別にセックスで人を弄んだりはしてないよ」
「お互い楽しくなるように相手のことを考えてる」
「セックスはスウのコミュニケーションなんだ」
そして、極め付け、心に響いてたまらなかったのは
「スウのセックスにはちゃんと心がある!」
という言葉。目頭が熱くなって、涙が出て来てしまった。。
この事件の前に、スウから辛辣な言葉を浴びせられていたアクだけれど、、
「黙ってブロックしたりせず、そうやってダメなところを言葉で正直に
ぶつけてくれるところがいい」と後に語るアクに、私も完全に絆されました。
大切な人がひどい言葉をぶつけられて傷ついている時に、
その場が収まってから出ていって慰めるんじゃなく、
すぐさま飛び出していって庇うことができるアク、ものすごくカッコいいよー…!
ふらふらと遊びの関係を楽しんでいたスウにも、
読み始めた当初は正直いまいち感情移入できていなかったのですが。。
両親の不倫というトラウマ、そして傷ついたその心の奥底には
「無条件に愛されたい」という思いがあったー
そんなことが明かされ、スウの解像度が上がるほどに
愛おしく思えてしかたありませんでした。
(でも、「あざといな〜」という印象は最後まで変わらず( ̄∀ ̄)
そこがスウの個性だからOK!)
アクの方が愛重めに見えるけれど、
大きく救われて、大好きでしかたなくなってるのは、
スウも同じなんだな、と思う終盤のエッチ。
初めてでもないのにドキドキしてしまうスウに共感し、
自分もドキドキしながら読みました//
この後、「君タン」そしてさらにそのスピンオフ作の「アマハビ」への
ループまっしぐらです(*´艸`)
アクスウの世界線の彼らの物語、じっくり浸って何周も楽しみたいと思います✨
★修正:tn白抜き(電子Kindle)
お金のために別れさせ屋をしたスゥに懐いちゃう元ストーカー男アクのお話です。バイのスゥは1度性欲発散させたら冷静になるだろうとアクと遊びのつもりでセックスしますが、本気で落ちてしまい以降標的がスゥに移ります。
特定の人物を作る予定もないスゥは身体の相性だけは認めますが、いつもアクを邪険に扱います。それでもめげないアクでしたが……?!
アクは正直言って男らしくないし、ねちっこいし本気でストーカー気質だしパッと見冴えないかっこよくない男です。だけど一途で誠実で悪い男ではないんですよね。それがスゥのトラウマ救済にビシッと合ってしまった(笑)感じがします。押してダメなら引いてみろの作戦勝ちな気も笑
スゥが性に明るいキャラなので不特定多数との描写があります。
琢磨先生の描かれるえちシーン、とてもえちえちです♡♡
電子白塗り
先に読んでしまった「ずっと君のターン」に出てきてたアクとスウのこちらがスピン元。
セフレと好きな時にエチして後腐れないのが最高だと思ってるビッチのスウは、女友達にストーカーしてる粘着男の撃退を頼まれる。その相手アクと成り行きでエチしてしまい、今度はスウが惚れられる事に!
一途で愛が激重すぎるアクと恋愛合理主義者のスウ。両親との関係から本心と向き合うのを避けてきたスウだけど本当は無償の愛が欲しくって、ひたすら真っすぐ想いをぶつけてくるアクと初めて身も心も1つになれたのが泣ける。。。
好きな人とするエチが一番だよね。粘着彼氏最高じゃないですか〜?
琢磨先生の最新作が、この作品のスピンオフだそうなので、再読。
モテるけどふられがち、粘着質で激重なアク。
最近、連絡が途絶えがちな彼女の家に押しかけ、ドア前に居座っているところに、彼女の友達だというスウが現れます。
うまいこと言いくるめられて、かつ、けむに巻かれて、連れていかれるアク。
スウからずばっと現実を突きつけ、ショックを受け、悲しんでいるときに、これまたうまいこと言いくるめられてスウとエッチをしてしまいます。
スウはこれで、女友達からの、面倒な彼氏と別れたいという依頼をうまいこと片づけたと思っていたら、実は童貞だったアクが、これまで以上の粘着力と情熱でスウを追い求め始めます。
出会いも初エッチエピソードも、2人の言動も全てがぶっとんでいて、変。
見た目がかわいくて、かっこいいから、よりその変さが際立ちます。
初読も再読も、アクもスウもそれぞれ厄介だけどかわいいなと思っていたのですが、今回、レビューしようと思いながら読むと、この2人ってかわいいというより、そうとうな変人で、言動がおかしい、ということに気付かされました。
おかしな、奇妙な、やばいエピソードが満載なのに、全体的にかわいらしく見せてしまう琢磨先生、すごいです。
アクのスウ好き好き、追い求め、粘着、相当ひどいストーカー行為です。
依存先を移しただけ、という指摘がされて、ショックを受けますが、本当にその通り。
アクがスウを好きになったきっかけ、これだけ追い求める愛情が見えませんでした。
まさに依存。
最初からずっと繰り広げられてきた、重めのストーカー行為、その理由がわかります。
軽いかと思ったら深かった、と驚きます。
そしてスウは、両親がそれぞれ家庭外恋愛を当たり前に楽しんでいる環境で育ち、愛や情、というものがよくわからなくなっていることがわかります。
両親が喧嘩ばかりだったり、虐待されていたり、というのが、かえって闇深く感じます。
いい感じに盛り上がって、タイミングがあって両想いになれた2人ですが、それぞれの性格、性質から、この後もトラブルが頻発しそうだなと思いました。簡単に大円満、ハッピーエンドにしなかったところも、興味深く、おもしろいところだと思います。
ビッチなスウが女友達にストーカーするアクとセックスしたことをキッカケにアクがスウにストーカーし始めるところから始まります。
スウと彼氏になろうと奮闘するアクは微笑ましかったですが、アクのストーカーぶりが凄いので素直に応援しづらかったです。
スウが他の男とセックスした直後にアクがスウを訪ねて来るという苦手な展開に読む手が止まりかけましたが、なんとか読み切りました。
アクを拒絶したスウがアクのいない日常に苛々し始めた時はアクに同情しましたが、両想いになれて良かったです。
DMMは白抜き修正でした。
両想いになったセックスで翻弄されるスウが可愛かったです。