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表題作青の蕾

逢坂理恩
高校生~社会人,昌己とルームシェア中
鴫村昌己
高校生~社会人,理恩とルームシェア中

その他の収録作品

  • One year later(描き下ろし)

あらすじ

隣で眠るお前が誰のものにもならなければいい─…鴫村昌己と逢坂理恩は高校からの付き合いだ。
硬派な昌己と軟派な理恩。対照的な二人だったが、高校卒業後からルームシェアを続け、社会人になった今も友人兼同居人として隣にいる。
互いを意識しながら、確かな言葉はどちらも口にしないまま。
そうして、長い間、彼らは危うい均衡を保ってきたのだが……?

作品情報

作品名
青の蕾
著者
ツノナツメ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
ISBN
9784813032236
3.5

(77)

(13)

萌々

(30)

(24)

中立

(9)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
12
得点
266
評価数
77
平均
3.5 / 5
神率
16.9%

レビュー投稿数12

涼しげなBL

うーん。
目指す世界観はよーくわかるんだけど。
でもすっかり浸れるか?と言えば。そこは浸りきれない。

クールな2人の、
言えず気付かずのすれ違い、
友達の距離のままで、
でもふとした仕草に滲み出る、

まあBLではよくある設定ですわね。
彼女持ちの親友。
なのに戯れてくる。
戯れ返し、
でも心は苦しい。
あ〜なんか読み慣れた舞台装置だな…
そこを脱却できるナニカ、が感じられないのが残念。
絵柄は、クールな2人のクールな表情をよく描けてる、と思う。
Hシーンもクールにキまってる。だけど、ここはもっと足掻いてる方が良かった。
何もかもクールだとメリハリが足りない。
つまりは心理描写が表面的なのかな…

0

強面受け!

この顔で受けなのか!と意外でした笑

ただ、どちらが会話しているのか何度もわからなくなってしまった部分があるので、なんだか作品に入り込めなかったかな......

0

クール

思った以上にさらさら読めてしまいました。表紙の通り絵がクールな感じでお話もクールでキャラもクールで。クールのゲシュタルト崩壊。

リオンも昌己もカッコつけなので、感情を爆発させないまま。部屋にリオンが押しかけるところすらかっこよく決めてきます。そりゃ昌己に好かれてるって分かってるから自信あるよね!
自分はどこかに感情の発露がある作品が好きですが、この中から行間を読んだり表情の変化を読み取って楽しめる方だと世界に浸れるのかなとは思います。

1

10年経って綻んだ青い蕾

初めて読んだツノナツメ先生の作品です。
ツノナツメ先生は絵が綺麗で、コマ割りがスッキリしていて読みやすいです。

高校生→社会人 逢坂 理恩くんと高校生→社会人 鴫村 昌己くんのお話。

2人の出会いは高校1年生。
クラスが違う理恩くんと昌己くんが廊下でぶつかったことがきっかけでした。
自分とはタイプが異なる硬派な昌己くんに興味を持ち、理恩くんから話しかけました。
高校2年生では、同じクラスになり、いつも隣にいるのが当たり前になりました。
理恩くんには中学から付き合っている他校の彼女がいます。
一方、昌己くんは、誰と付き合っても長続きしません。
昌己くんは、理恩くんのことが好きでした。
でも、理恩くんには大切にしている彼女がいます。
昌己くんは、自分の気持ちを一生言わずに、いつか終わらせようと考えていました。
「言うつもりねーんだ 一生」
でも、理恩くんは、昌己くんの気持ちに気が付いていたのです。

社会人になり、2人はルームシェアをしています。
理恩くんはずっと付き合っていた彼女と別れていました。
それでも、昌己くんは、この関係を壊さないように、なくさないように、気持ちを隠し続けます。
ある日、ちょっとしたことから、ルームシェアを解消しようとした昌己くんを、理恩くんが押し倒し…。

理恩くんを好きだけど、大切にしている彼女がいるから気持ちは伝えない。
理恩くんが彼女と別れても、友人関係を壊したくないから気持ちは伝えない。

昌己くんの気持ちが切なすぎる(涙)
彼女と別れたからといって、自分の気持ちは伝えられないですよね。
理恩くんは、ゲイでもバイでもないから、拒否される可能性が高い。
下手したら、もう友人でもいられないかもしれない。
昌己くんが、何も告げずに終わりにしようとすることは、自然なことだったのでしょう。

理恩くんが彼女と別れた原因には、昌己くんの存在が少しはあったのか?
「進路が別れて自然とダメになった」と言っていましたが、個人的には、理恩くんの中に昌己くんの存在が少しはあったと思いたいです。
理恩くんは昌己くんの気持ちを知っていたのに、それでも傍にいるのは本当にずるいと思いました。
まさに「独占欲」ですね。
離れられないのは、昌己くんではなく、理恩くんの方でした。
昌己くんと向き合い「お前にぜんぶやるよ」のセリフが良かったです。
理恩くんの告白では、普段はクールな昌己くんが泣きそうだったので、こちらまでウルウルしました(泣)

Hシーンは、言葉も少なくシンプルな雰囲気ですが、2人の熱量が感じられました。
2人とも、可愛いくて、エロさもあるんですよ。
お気に入りは、理恩くんが昌己くんのおでこにキスをしている場面です。

描き下ろし『One year later』
関西に転勤していた昌己くんが東京に戻って来たお話です。
2人は同棲しています。

きっと、昌己くんの心の奥にずっと前から芽吹いていた青い蕾は綻んでいるでしょう。
昌己くんが、この先も理恩くんの傍にいられますように。

ツノナツメ先生は、繊細で丁寧な心理描写がお上手だと思いました。
こちらの作品の続編を希望している読者様も多いのでは?
同棲している2人のラブラブ♡イチャイチャが見たかったです(泣)

1

強面受けが可愛い

強面の昌己が受けでした。
昌己が高校時代に彼女を短期間で変えていたのは、深い関係になる前に別れていたからなのかと考えると滾りました。

理恩もちゃら男で元カノ大好きのようで、昌己に執着していました。2人は長い間両片想いだったと思います。今の関係を壊して離れるのが、嫌なだけだった気がします。

昌己の転勤の辞令を機に2人の関係は変わりました。あんな男らしい昌己を組み敷いて抱くのだから、理恩の本気度が分かるようです。

昌己の引越し先に理恩が現れて思いを伝えて2人は恋人同士になりました。

抱かれる昌己がとても色っぽかったです。

2

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