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マザーズ スピリット 2

mother's spirit

男保姆遇上原始部落大帅哥

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表題作マザーズ スピリット 2

カルタカ,推定16〜20歳,ルター族の留学生
筒月稜一郎,大学職員

その他の収録作品

  • プロローグ
  • 番外篇
  • エピローグ
  • カバー下:あとがき、4コマ漫画

あらすじ

BL界を揺るがせた異文化ネイティブラブが、パワーアップ!!
人気作家エンゾウの感動とエロと笑いの大ヒットシリーズ登場!!

未開の地ルターの留学生カルタカと、文化も性別も超えて愛を誓った大学職員の稜一郎。嫁としてカルタカの故郷ルターへ里帰り――のはずが、日本の常識がまったく通じない村の生活にパニック寸前!? けれど「カルタカの嫁に会いたかった!!」と、村人が温かく歓迎してくれて一安心。その一方、村の一部の長老達は嫁と認めず、カルタカと対立して!?

作品情報

作品名
マザーズ スピリット 2
著者
エンゾウ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
マザーズ スピリット
発売日
ISBN
9784199607998
4.4

(318)

(187)

萌々

(88)

(34)

中立

(4)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
36
得点
1393
評価数
318
平均
4.4 / 5
神率
58.8%

レビュー投稿数36

感動!!

カルタカ嫁を連れて里帰り編、との事で
稜一郎の苦労が半端無いんじゃないかと思いましたが
深い愛に溢れたお話で読み返す度にじんわり沁みます。
ルター族の逞しさと優しさに触れられて
彼等との出逢いの奇跡に感謝したくなりました。

日本から移動だけで約一日かかってしまうルターは
暮らすにはかなりの覚悟が必要そうですが
自然と共に生き、人としての魂が輝いているので
シンプルマインドがとても魅力的でした。

子ども達や大人に歓迎されつつも一部の爺様達にはすぐ受け入れてもらえず
稜一郎よりカルタカが落ち込んでいたのが少し悲しくなりましたが
ピンチにも愛で立ち向かう二人の姿に、素直に感動!!
あのカルタカでさえ時にはマイナスな感情もあって当然ですし
稜一郎の前ならそれをさらせるというのは
きっと良い所を見せるより特別な事でしょうね。
その人の全部をまるごと愛するのは決して綺麗ごとではなくても
何度でも気持ちを確かめ合って
あの二人ならどんな困難にも打ち勝てる気がしました。

カルタカのお父さんがイケオジ過ぎてしんどい。
子ども達が懐いてくれてめっちゃ可愛い。
アクナムのナイスアシスト最高。(泣くところにもらい泣き)
カルタカの情熱的な愛情表現凄い。
稜一郎のヘタレ加減と男前度のギャップにきゅん。
そして理事長持っていきすぎてズルいwwwww

みんながずっと幸せでありますように!!!

15

ジャンルを超える秀作

だいっ好きです!!!
りょういちろうさんが戻ってきて髪の毛をカルタカに突きつけるシーンはかっこよすぎて鳥肌がたちました。
エンゾウさんの作品でちょこちょこ見かける、「かっこいいセリフをキレ気味に言う」のが好きなんです。本当にシビレる。ストーリーや人物像がしっかりしてるからここぞという場でバシッとキマるんですよね。
マザーズスピリットの何が好きって、カルタカの魂の美しさに気付いて、そこに惚れ込むりょういちろうさん自身の心の清らかさが好きです。(相手のどこを好きになったのかがちゃんと読み手に伝わるBL漫画って意外と多くない気がします。)
ルターの心の捧げ方や、ルターの教えもとてもよかった。
ほんわかさせてくれるギャグの部分ももちろん最高に好きです。
いつか、彼らのお面の謎が知りたい。
あと、個人的にアロニアのビジュアルがどストライクでしたので、最後に成長したアロニアがちょっとだけみれたのが嬉しかったです。
画力、表現力、物語などあらゆる面で一線を画す素晴らしい作家さんだと思います。

14

アクナムさんのお相手は誰なんですか!?エンゾウ先生…!!

美しい心というのは醜い感情を一切持たない清らかな心という意味ではなく
己の本心から目を逸らさず、本心に背かず、受け入れる強さをもった心の事――。


今作も1巻に引き続きBLで恋愛漫画ではあるのだけれど
社会で生きていくうえで大事なことを教えてくれるというか
自分の中にある「負の感情」とどう向き合えばいいのか、
自分にとって大切なものはなんなのか、
そういった事と向き合う時間を作ってくれる作品です。

夕日がなくなる瞬間のプロポーズはいつかフルカラーで見てみたいです。
美しかった…。

カルタカと稜一郎の感想は素敵レビュアー様が沢山書いて下さっているので
ここからは自分の欲望のままアクナムさんについて語りたいと思います!
マザスピ2は怒涛の展開で感動あり涙ありキリューインが全て持って行った笑いありと
盛りだくさんだったのですが私が一番衝撃を受けたのは…!!!!

横断幕を持つアクナムさんの三つ編みが…!!!!無い!!!!

アクナムさんご結婚されたのですか!?
お相手は男性!?女性!?
アクナムさんが幸せならもちろん女性と結婚されても祝福しますが
女性だとBがL出来ないからアクナムさん編ないって事ですよねぇ…。
私は1巻からアクナムさんが大好きなのでアクナムさんが主人公のスピンオフが読みたいんです!!

アクナムさんはもっと他の国も見てみたい!と言っていたので
世界を旅している途中で海外の大金持ちとBL展開になるとか
大手お菓子メーカーの御曹司とBL展開になるとか
まさかのアロニア×アクナムさんの年下攻め展開とか!!!!!
妄想してたのに~~~!!!

教室でカルタカが抱っこしてたのがアクナムさんのお子さんだったら
私のアクナム編が見たい!という夢が叶う事はないんですねT-T
だったらBL誌じゃなくてもいいのでアクナム編お願いします徳間書店様。

アクナムさんの探求心やバイタリティは社会人として尊敬しています。
お仕事BLではないけど社会人の心にガンガン響く作品です。
仕事とか人間関係でちょっと行き詰ってる方に読んでほしいです。
めちゃくちゃ元気出るし、心がスッキリしますよ♡おススメです!!

12

ビジュアルも中身も、男前すぎて。

1巻が面白かったので2巻ももちろん購入。
2巻はカルタカの故郷・ルターへ赴く稜一郎のお話。

いやー、何が凄いって、エンゾウさんの描かれるイケメン男子がこれでもか!って登場するんですよ。しかも半裸で(←ここ大事☆)。まさに眼福。

でも、彼らのカッコよさはビジュアルだけじゃない。
中身がとにかく男前。
カルタカの父ちゃんが、クッソカッコよくて萌えはげるかと思いました…。

ルターでは稜一郎はカルタカの嫁として歓迎されるのですが、でも、もちろん反対する人たちもいる。そんな人たちを、カルタカと稜一郎の2人はどう説得するのか―。

というところを軸に展開するストーリー。

ぶっちゃけていってしまうと、予想の範囲内、というか。
1巻がああいう形で終わった以上、続編はこういう展開になりますよねー、っていう予想をなぞったような展開なんです。

なんですが。

とにかく、カルタカをはじめとするルターの男たちがカッコいい。
自然を愛し、守り、共存する。本来、人はこうして生きていくのが正解なんだろうな、という。自然に感謝し、謙虚に生きる彼らの姿がなんとも素敵です。

そして、稜一郎を一途に愛し、そして村のみんなにも受け入れてほしいと願うカルタカの姿は、まさに攻めの鏡といっていいでしょう。こういう攻めさんが苦手という方はあまりいらっしゃらないんじゃなかろうか。

そして一方の稜一郎も。
言葉もわからない、村での規則もわからない、そんな中、カルタカのためにみんなに受け入れてほしいと奮闘する彼の姿がカッコいいです。力では子どもにさえ負けてしまう彼ですが、カルタカを愛する想いはだれにも負けてない。

先の先までスーッと見通せる展開でありながら、

そうそう、こういうストーリーが読みたいのよ!

と、多くの腐姐さまの共感と萌えを集める、甘くて優しい作品だったと思います。

カルタカ×稜一郎の2人はがっつりくっついてしまったので次作はなしかな…、と思いきや、素敵男子登場です。カルタカ似の、イケメンで、性格がよさそうで、しかも賢い。その名もアロニア。将来を担う素敵男子に心鷲掴みにされました。

ぜひともアロニア視点のスピンオフを…!
と、激しく所望しておりますです、エンゾウ先生。

でも、最後の理事長に全部持ってかれましたね。
最高のオチでした。

カバー下にも爆笑。
先生、トーン張り、お疲れさまでした。
先生の描く褐色肌のイケメン男子、最高でした!

12

・・・・美。

うはー(∩´///`∩)
めちゃくちゃ良かったです…!

今巻は稜一郎がルター族へ訪れる内容になっています。
ゆえに右見ても左見てもルター族の+゚。*顔面美*。゚+がッッ!!!
もちろん容姿に限ったことではありません。

煌めく瞳も気高い精神も非常に美しく、自然も美しく。
まさに「・・・・美。」に尽きる1冊でした(∩´///`∩)

感動シーンで爆笑をさらっていく理事長も最高ですw
程よいツッコミとコミカルさもこの作品にとっては大事なポイントですからね~!


さてさて。
今巻はあらすじにもあるように、稜一郎がルター族を訪問するお話です。
カルタカの嫁として歓迎してくれる人が沢山いる一方で、
好意的ではない人もやはり居て…。

落ち込むカルタカを稜一郎が優しく包み込み、
カルタカはルター族に伝わる魂と器を預ける儀式を交わします。

しかしその直後、飛行場でのトラブルで日本に帰れなくなる可能性が出てきます。
カルタカはルター族に残り、稜一郎だけ帰国するよう強く告げーーーと展開します。


カルタカの中にあるルター族の精神の純粋さ・美しさももちろんのこと、
稜一郎がカルタカを求めるストレートな気持ちもグッときます…!
心が求めるまま行動する姿と快く思っていない人達に向ける言葉にジンワリ(;///;)

ロマンチックなシーンが多々あってですね。
それをなんのてらいも無くやってのけるカルタカにニヨニヨするし、
"ああっ!もうっっっ/////"ってなる稜一郎にもニヨニヨ(∩´///`∩)
それが全然わざとらくないしキザにもみえないし、ほんともう、無自覚ジェントルメン恐るべし。

今回とても良かったなと思ったのは、
ルター族のお話でカルタカは周囲から"戦士"として扱われているところです。
前回は"何も知らない留学生"の立ち位置で子供みたいな可愛さが当たり前だったのですが、
今回は屈強な戦士でありながらも稜一郎にだけ甘える姿がホンッッッッットもうね!!!
ギャップ萌え過多!!!留学生のときよりギャップ萌え過多!!!なのです!!!(///Д///)

デッカい身体を丸めて稜一郎に包み込んでもらってる姿が最高に良かった…。
自分よりガタイがいい攻めを「かわいい!」「かわいい!」ってなる受けの構図が堪らん。
年下攻めでこれはホンンッット萌えるやつ…/////
番外編のエピソードでカルタカの亡き母の言葉がここに還ってくるのもまた良き(∩´///`∩)尊

ルター族の子供達がめちゃくちゃ可愛いのも潤いでした♡
稜一郎に懐く3人の無邪気さに癒やされた…可愛い…。
タオとサニはアレだ。将来的にアレする妄想しちゃう…。尊い。
超絶美少年・アロニアは登場シーン少なくない…?もっと見たかった…。

そんでカルタカの幼少・少年時代が回想で出てきたときは悶絶ッッッ(///Д///)
攻めのちっちゃい頃の姿みるの大好きマンには堪らないお姿に叫びそうになった。
美!!!!超絶美!!!!カルタカはちっちゃいときから美!!!素晴らし…。
ちょこっとでも成長過程見られてありがたみしかない+゚。*(人;∀;*)*。゚+

俗物にまみれた感想ばかり書いちゃいましたが、
ストーリーは精神の結びつきが美しく描かれていて心に響くものが沢山ありました。
心が惹かれ合って人種も国境も言語も越えて全てを包み込むBLです。
是非とも沢山の人にこの美しさに触れて欲しいと思います。

最後にどうしても特筆したい。
とうとう軍機まで動かした理事長何者…?w

ーー(切り取り)ーー
余談:アニメイト限定小冊子は壊れたベッドを絡めたお話でした♪
稜一郎の居たたまれなさが偲ばれるコミカルさで面白かったですヾ(*´∀`*)ノ

11

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