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表題作鳴釜奇談

天本森・推理小説家兼術師
琴平敏生・天本の助手で精霊の血を引く少年

あらすじ

「これは…」天本の喉から、掠れた声が漏れる。
手渡された紙片に淡い水墨で描かれていたもの―それは「十牛図」の第二図だった。
真の理を求める人の姿を寓した、十枚の絵のうちの、第二。
しかし天本にとっては、その図は違った。
見れば厭でも、忌まわしい記憶が甦る。
思い起こされてくる男の顔がある…。
大人気ネオ・オカルト・ノベルス、新展開。

作品情報

作品名
鳴釜奇談
著者
椹野道流 
イラスト
あかま日砂紀 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
発売日
ISBN
9784062558204
3

(1)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

パパ再始動編

ここのところ小さな事件はあったものの平和に過ごしていた森と敏生。
そんな二人はまたあの紙片を見つけてしまった。
「十牛図」の第二図。
心理を求める人の姿を描いたそれは、森の父親トマスからのメッセージだった。
そして森の前に再びトマスが姿を現した。
果たして彼の目的は……?

パパ再始動編。
パパの野望が案外普通で逆にちょっとびっくりした。

今回小一郎と龍村さんがまさかの……です(笑)
しかし毎度のことながら司野たちが出てくることで否応なしに最後まで行っていないことが意識させられる二人ですが、ちょっと前までのいちゃいちゃしながらも決してその先にいかない微妙な安定感が好きだったので、この進歩?がちとさみしいような気がしないでもないです。

二人が本当の意味で結ばれるのが最終回……とかなのかなあ。
レーベル的にどうなんだろ。


旅行記のように毎回色々な所に行くのが楽しみでもあるこのシリーズ。
今回はパパの活躍のせいでそのシーンがちょこっとしか……
ちょっと物足りないような気分になってしまったのでした。まる。


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