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表題作宵霞奇談

天本森・推理小説家兼術者 
琴平敏生・天本の助手で精霊の血を引く少年 

あらすじ

数ヵ月ぶりに会った「組織」のエージェント・早川から、河合師匠の謎の行動について聞かされた天本森と琴平敏生。何の情報もないなか、ふたりは河合のあとを追ってイギリスへ向かうことになる。そしてたどり着いたのは、廃墟となった貴族の屋敷だった。
惨殺事件があって以来、地元住民も近づかないというその場所で、ふたりが目撃したのは……。トマス・アマモトの知られざる過去が、ついに明らかに! 

作品情報

作品名
宵霞奇談
著者
椹野道流 
イラスト
あかま日砂紀 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
発売日
ISBN
9784062866491
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

見えてきた微かな糸口

本シリーズは人気のミステリー小説家にして裏の術師と
蔦の精霊の血を引く攻様の助手のお話です。

かつて攻様の父の罠にはまった彼らの師匠が
見つけた欠片を元に父の過去に迫るお話になります。

前巻でやっと
父に繋がる人物を見つけながらも父に邪魔され
攻様が入手できたのは
奇妙なメッセージを隠した小さな油絵だけでした。

攻様は父からの反撃に備えつつ
新たな試みとしてエッセイを書き始め
受様にそのエッセイに添えられる
カラーイスラトを描かないかと誘います。

戸惑いながらも受様は
プロとしての初めての仕事に挑む決意をします。

そんな時、組織のエージェントから
攻様の師匠が組織の監視を振り切って
英国に向かった事を知らされます。

攻様の師匠は盲目で
表の職は鍼灸とマッサージで
悪夢を食らう妖魔・貘との共生で
夢の中で妖魔を退する術者ですが

彼は攻様の元恋人の兄でもあり
彼女の死に攻様が大きく関わっていた事から
攻様の父に心の闇を利用され
攻様達を追い詰める役目を担って以来
疎遠になっていたのです。

話をもたらしたエージェントは
今回の師匠の行動は攻様の父に接した際に
情報を得たのではないかと言うのです。

その後、師匠は攻様の元同居人である
女性カメラマンと接触した事から
2人は師匠を追って英国に渡る事にします。

果たして師匠の目的とは?!

奇談シリーズの最新刊で27巻目になります。
情報入力時にシリーズ作もリンクと思ったのですが
関数が多くて20巻からしかはれませんでした、
ゴメンナサイ m(_'_)m

前巻から新たな展開に備えて
既出のキャラがバンバン絡んでおりますが
今回は攻様のかつての同居人と彼らの師匠が登場、
攻様の父の過去が詳らかになります。

師匠は攻様の父と接した際に
典型的な英国のカントリーハウスのイメージを
何度か共感した事からその屋敷を見つける為に
英国に渡っていたのです。

そして見つけた屋敷は
50年前に凄惨な殺人事件が起こった屋敷で
ついに父の過去が明らかになるのです。

父の凄惨さが生み出された過去を知り
攻様は父への慕情を抱きつつも
攻様は彼と対決する決意新たします。

それだけ長く続きながらも
まだ最終コーナーが見えないのは
ファンとして喜ぶべきか悩みところですが
徐々に決戦の場は整いつつあるようですので
次の発刊を楽しみに待ちたいと思います♪

今回は本作にもちらっとでた攻様の親友が
メインキャストで登場する椹野さんの既刊
『鬼籍通覧』をオススメ作としますね。

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