妖精はふたたび、愛しい海賊の運命を狂わせる

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チェンジリング~妖精は禁断の実を冥王に捧げる~

Changeling

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表題作チェンジリング~妖精は禁断の実を冥王に捧げる~

ゼイン、「海の冥王」と恐れられる海賊、25
ルカ、公爵家に生まれた取り替え子、25

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

「触れてはいけない。私を抱けば、あなたはまたつらい目にあってしまう」
「お前の災いの予言ごと俺が背負ってやる」
妖精の取り替え子・ルカは「災いの預言者」と皆に疎まれていた。
その力を妖精王に消してもらうため、唯一の友達・ゼインの手を借りるが、そのせいで彼は追放されてしまう。
11年後、ルカは海賊となったゼインと再会する。彼に過酷な運命をもたらすことになる、ある使命を胸に。
だが、ルカを恨むゼインにいたぶられるも、秘めていた恋情は募り、使命を果たす決心が揺らいでいく。
そして、その時はきて!?
二人がひとつになるとき、妖精界、人間界の命運を呑み込む大きな海流が動き始める――。

作品情報

作品名
チェンジリング~妖精は禁断の実を冥王に捧げる~
著者
沙野風結子 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
シリーズ
チェンジリング~妖精は禁断の実を冥王に捧げる~
発売日
ISBN
9784773089929
4.3

(102)

(62)

萌々

(24)

(11)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
14
得点
442
評価数
102
平均
4.3 / 5
神率
60.8%

レビュー投稿数14

壮大な愛の物語です

妖精の取り替え子「チェンジリング」をテーマとした、海洋ファンタジーで壮大な愛の物語です。
ヨーロッパの民話で、ケルト神話の世界です。

ところで、沙野先生と言うと、受けがわりかし酷い目に遭うイメージなんですけど。
今回の受けも、いつもに負けず劣らず酷い目に遭ってます。
精神的にも、肉体的にも、痛い痛い。
攻めと受けの両視点で進む為、彼の真意と言うのは早々に分かるのです。
もう、切ない・・・!
めちゃくちゃ切ない!!
いや、ここまで過酷な運命を背負わさなくても・・・!!
と、受け贔屓の私は悶えちゃいましたよ。


内容ですが、「海の冥王」と恐れられる海賊・ゼイン×妖精の取り替え子で「災いの預言者」ルカによる、チェンジリングをテーマとした壮大なファンタジーです。

妖精の取り替え子として協会で暮らすルカ。
そんな彼の唯一の友達・ゼインは、ルカの策略により追放の身となります。
そして11年後ー。
海賊となったゼインは、無惨な遺体が転がる商船でルカと再会しー・・・と言うものです。

まずこちら、黒髪で生まれた子供は「妖精の取り替え子」として協会で育てられると言う設定になるんですね。
で、その中でも、災いを予言するため「災いの予言者」と言われ、周囲から疎まれていたルカ。
そして、そんな彼と唯一友情を築いていた少年・ゼイン。

二人は確かに心を通わせていたのに、ルカが大司教に「ゼインから乱暴をされた」と嘘をついたため、ゼインは追放の憂き目にあってしまう。

また、「海の冥王」と世界に名を馳せる海賊となったゼインと、海商として船を与えられ、航海に出ていたルカとの再会ー。

ゼインですが、自分を裏切り陥れたルカに、強い憎しみを抱いているんですね。
その為、再会した後は、海賊船に監禁して凌辱しと、その憎しみをルカにぶつける。

で、そんなゼインに対して、従順に振る舞いつつも更に憎しみを煽るような言動を繰り返すルカ。

一体、ルカの真の狙いは?
そして、幼い頃のあたたかい関係から、ねじまがってしまった二人の運命はー?
と言うのが、作品の見処になるんじゃないでしょうか。

繰り返しになりますが、こちら両視点で語られる為、ルカの真意と言うのは早々に分かるのです。
これが、めちゃくちゃ切ない!
彼には実は、とある使命があり、その為に悪者にならざるを得ないんですよね。
また、性的に搾取されと、痛々しい彼の過去。
いや、ここまで不憫な受けって、なかなか居ないよ!?と。
それなのに、ただただ目的に向かって前に進み続けと、めっちゃ痛々しいよ!?と。

と、ここから、ルカを痛め続ける事が出来ず、態度を軟化させて行くゼイン。
二人の間には、つかの間の優しい空気が漂ようんですね。
そんな中、強大な威力を誇る大砲を備え、立ちはだかる海軍。
ルカはゼインに、とある提案をし・・・と続きます。

これ、面白いのがですね、かなり終盤になるまで、ルカの真の狙いと言うのが分からない所だと思うんですけど。
いや、ルカの行動と言うのは、本当に裏切りとしか思えないものばかりなんですよ。
彼のゼインへの想いが分かっていても、何故こんな行動をずる必要があるの?と、読者も振り回されるんですよね。

また、ルカの狙いが明かされると、今度は彼の一途さに強く心を打たれちゃうんですよね。
くっ、一人でこれだけのものを背負ってきたって・・・!
そして、彼がこの運命を選んだ本当の理由に、思わずホロリとしてしまう。
切ないなぁ。
運命って、過酷だよなぁと。

とまぁ、かなり切ないお話ではあるんですけど、その分ラストは感無量だったりします。

ところで、裏テーマが「萎え萌え」。
えーと、性的に虐待を受けていたルカはですね、エッチ時にチ○コが反応せず、萎えたままなのです。
そう、要はうしろでしかイケない!
その事実を知らないゼインにですね、散々責めたてられちゃうと言う。
ここ、楽しいです。

26

二転三転しつつ、そこから見える希望の光に萌えが滾ります

沙野さん×奈良さん、という神コンビゆえ読む前からテンションMAXで発売を心待ちにしていました。

沙野作品はここ最近ずっと新刊が出ている気がしますが、このペースで刊行されていて、しかもそのどれもが素晴らしい神作品。単純にすごい才能だなと感心します。その神作品を享受できて、私は幸せです☆

沙野さんはファンタジーものも多く書かれますが、新刊もファンタジーもの。これが、もうたまらん世界観を紡ぎだしている作品で、萌えが上がり切って降りてきません。

さて、今作品は「チェンジリング」。

妖精が人の子をさらい、その代わりに妖精の子を置いていく、というヨーロッパ民謡がバックボーンになったお話です。

主人公はゼイン。
かつて住んでいた地を追われ、今は「海の冥王」と呼ばれる海賊。荒くれ物の海賊たちを束ね、日々命を懸けて生きている。

そんなゼインはある日、破壊されつくした船を見つける。その中にひっそりと佇んでいたのは、かつて自分を陥れた「災いの預言者」・ルカで―。

というお話。

人の子を浚い、その代わりに妖精の子を置いていく。
人の子は金髪碧眼であるのに対し、妖精の子は黒髪を持つ。そのため誰が「取り替え子」か一目でわかる。ゆえに取り替え子は迫害されてきたが、大司教が変わったことで彼らは普通に生活できるようになる。

ゼインは教会に行くたびに複数の取り替え子たちと出会うが、中でもルカという取り替え子にひどく惹かれてしまう。ルカは予言をするが、そのどれもが不吉。そしてその予言通りに事が進んでいってしまうことから「災いの預言者」と呼ばれ人々から避けられていた。

が、ふとしたことがきっかけで、彼らは友人になり、ともに行動することも多くなるけれど。

ある日、ルカの虚言によってゼインは国を追われ、陸では生きていけず海に出た。辛酸を味わい、けれど今ではたくさんの仲間もできた。

そんな過去を持つ彼らが再び出会う。
ルカがゼインの前に姿を現したのは、ゼインを助けるためか、それとも再び陥れるためかー。

現在と過去。
そしてゼイン視点とルカ視点。
そういったものが交差し、少しずつ全容が見えてきます。

ルカはゼインの味方か否か。
何が正しく、そして何が間違いなのか。
過去に、二人が訪れた地で、本当は何があったのか。

とにかく沙野さんの文章力、そして構成力、そういったものが非常にお上手。時系列も視点もころころ変わるのに、それが文章を読むうえで何の障害にならないどころか圧倒的な質量をもって読者に迫ってくる。

二人の関係は非常に危ういバランスの上に成り立っている…、ように見えて、実は根っこのところは彼らが子供の時から何一つ変わっていない。

お互いが、お互いを愛し、そして信頼しきっているのだと。

それが時に暴力的な言動があったとしても、透けて見えてくるんです。
二転三転する展開、けれど、その奥に必ず光が見えている。

終盤、やっと真実が明らかになった時には心の底から安堵しました。

で。

これってシリーズものだよね…?

終盤に行くにつれ、え、これってどんな結末?と思うのですが、うんうん、これはまだ続きがあるよ。

1冊で完結じゃないんだ!

と分かった時、

それなら「続きもの」ってわかるように先に書いておいてほしいな。
と思う作品と、
続きがあるなんて嬉しすぎる!
と思う作品の2パターンに分かれますが、今作品は圧倒的に後者です。

この世界観の作品が、まだまだ読めるなんて嬉しすぎる…!

ルカの、ゼインに対する贖罪の想いと、それに付随する深い愛情に、気の毒でなりませんでした。愛した男にああいう枷を自らの手で嵌めなくてはならなかった、彼の心中に。

けれど、それをしてでもゼインとともに生き続けたい。

そんな深い愛情に落涙しました。

ゼインも。
ルカを憎みつつ、けれど憎み切ることができなかった。
彼の心の中に、ルカへの愛情と信頼が無意識のうちにきちんと根付いていたんですね。

受けさん、あるいは攻めさんが不憫、というストーリーはよくあれど、この作品は攻めさん・受けさんともに不憫。不憫なのですが、いや不憫だからこそ、そこから這い上がり共に生きようとする二人の深い愛情がとても素敵でした。

そして忘れちゃいけない奈良さんの挿絵。

今作品もめっちゃよかった…。
表情一つ、しぐさ一つで、彼らの想いが手に取るようにわかる。
奈良作品は綺麗なのももちろん萌え度を上げますが、登場人物たちの「内面」を描くのがとにかく秀逸だといつも思います。

特に子ども時代の挿絵が…!

キュートすぎて悶絶しました。


沙野作品ならでは、と言っていいでしょう。
シリアスだし、人を殺めるとか、子どものころから性的搾取に遭うとか、人によっては地雷になりえる描写はてんこ盛りです。

が、だからこそそこから見えてくる深い愛情と希望の光に萌えが滾る。

この作品は忙しい時に読んじゃいけません。
読み始めたら最後、この作品の世界観に一気に引き込まれページを捲る手が止められなくなります。

21

BL的な観点で言えば初恋拗らせがめっちゃ萌えました////

表紙に一目惚れして購入したものの、
世界観が難しそうだなぁと…と積んでしまったのですが
BLアワードにノミネートされていたので開いてみました。

「チェンジリング」も「ケルト神話」も知らない私でも
わかりやすく展開されていてとっても面白かったです!

詳しい内容は素敵なレビューが沢山あがってますので
ファンタジー慣れしてない無知な視点で感想を。。。


さて。メインになる2人。
現代風に置き換えると「幼馴染みの両片想い」です。
(大好きなやつやー!!!ヾ(*´∀`*)ノ)

出会ったのは幼い頃。
ルカ(受け)は予言する力を持っていて、見た相手の未来が見えてしまう。
深くフードを被って誰とも顔を合わせないようにしていたけれど、
ガキ大将なゼイン(攻め)は興味本位で顔をのぞき込んでルカに一目惚れ…!
それから何度もちょっかいかけるようになるのです。

ゼインの家庭環境が変わりルカと会う機会を失うのですが森の中で偶然再会。
2人は同じ捜し物をしていたので協力しあい、度々会うようになります。

これがですねー。
「夏の晩に片想い相手と過ごす」って状況にすごく萌える…////
ゼインの高揚感が伝わってきてニヤニヤニヤニヤが止まらないのですよー!
子供なりに好きな子を一生懸命助けようとする正義感が可愛くて可愛くて(∩´///`∩)

しかしある晩を境にゼインの運命がぐるりと変わり…。
大好きだったルカが憎しみの対象になってしまうのですね。

それからゼインは泥水を舐めるような生活に身を落とし、そこから這い上がって、
今は海賊を率いて「海の冥王」という名を轟かせるほど成長します。
そんな中、いまだに憎んでいるルカと再会しーーーと展開していきます。

「海の冥王」は残虐な人で知れ渡っていましたが、
生身のゼインは幼い頃のガキ大将の面影が。
仲間を守って、信頼を置いて、また仲間からも信頼されて。
すご~~~~~~くイイ男なんです…!
ビジュアルも満点で長髪の編み込みと髪飾りが男の色気と合わさって似合う。

そんな男気があるゼインがですよ?
今もルカを恨み続けて信用しきれないままガッチリ側に置くのが個人的にツボ…!
ルカを憎んでる・信用出来ないと言いながらキスして抱きしめて体を貪るのが萌えるのですよ。
心のどこかで恨みきれずに初恋が燻ったままの男の不器用さにキュンキュンしました。

ルカもゼインに恋をしていました。
しかし運命の境目になった晩に、辛い運命を選択します。

お話はゼイン視点が多いのでルカが何を考えているのかわからない部分もキーとなります。
妖艶な雰囲気も、ゼインと同じぐらい酷い目に遭ってきた結果だと思うと…やるせない…。
ゼインを好きだと心に秘めながら裏腹な行動を取らなければならない苦しさがありました。
そのいじらしさが切なくて辛くて…(;ω;)

ルカの本音が見えにくいのでゼインの感情は振り乱されるばかり。
誤解・すれ違い・拗らせ・不穏さが絡んでくるからシンドイのですね(;///;)
長年絡まった糸が解けた時はジンワリとホッとしました。

ファンタジー部分は(これが本筋なんですが;)
ゼインとルカには世界の命運がかかってきます。
長く辛い時を過ごし頑張ってきたけれどまだ戦わねばならない。
世界の為に、愛する人を護る為に、共に生きる為に。

まだ解消されていない部分があるので続編が決定したようで良かったです。
脇に発生しそうなCPもいましたし、クソな大司教が安穏としてたら嫌だし。
今後の展開に要注目ですヾ(*´∀`*)ノ

6

運命に翻弄されながらも、自分の手で運命を掴む

「後に計り知れない苦難が待ち受けると知っていたら、果たして人は禁断の果実を食べるのか――?」
妖精の取り替え子というヨーロッパの伝承チェンジリングをベースに、そうした命題を背負わされた二人の愛の編成のファンタジー。
個人的には沙野作品の中で1.2を争うかも。というか主役二人が本当に好みな上、全編通して緊張感と切なさがつきまといずうっとハラハラし通しだった。

妖精の取り替え子で災いの預言者として忌み嫌われてきた孤独なルカと、ルカに人生をねじ曲げられながらもルカへの愛に捉われ続ける海賊ゼイン。
苦境と重責の中にいるルカにとってゼインの存在だけが希望にも関わらず、その希望こそが愛する当のゼインを苦しめると分かっている苦痛はどれほどのものだろう。
どん底の人生から這い上がった荒くれ者のゼインが、裏切り者であるルカに心惹かれながらもまた同じ苦しみに涙する失意はどれほどのものだろう。

ルカとゼイン両視点が交差して綴られているので、それぞれの苦しみに共感できる。それでいて、ルカの本意が見えそうで見えない。ルカの葛藤を知る神視点の読者でありながら、ゼインと共にルカに翻弄されてしまう抑えた筆致が何とも心憎いよ。

自分が持つ沙野作品への勝手なイメージだけど、心の底に芯の強さを持つ受けと、恋や愛というよりも惚れているという言葉が似合うような攻めの組み合わせってのがある。
恋や愛と惚れるは何が違うのかと言われると説明が難しいのだけど、否応なしに惹かれてしまう本能的な欲求と、相手の心の有り様や生き方を認める理性的な愛、その両方を持ち合わせているイメージと言えば伝わるだろうか。
立場や境遇に差があっても、心の中では互いに相手を認めているから精神的にはどこか対等さを感じるんだよね。
その極致がまさにルカとゼインだった。しかも初恋同士。たまらんわ。

過酷な境遇の中でも犠牲精神に逃げないルカ。愛憎に揺れながらも、結局は誰よりもルカの人となりの理解者であるゼイン。
二人の愛は、運命であるがゆえに分岐し、運命であるがゆえに再び巡りあう。ただしその運命は禁断の果実という与えられた選択に対して二人が自らだした答えでもある。
運命を題材にしながら、自分の意思で運命を掴むという力強いアンチテーゼが、この作品が大好きな理由だと思う。

ちなみに沙野読者なら毎度楽しみにしている裏テーマ、ルカに申し訳ないと思いつつも過去一レベルで萌えました。結果的には、ある意味最高の初めてをゼインは手にしたんじゃ。よかったのぅ…。
主役を変えての続編と、作者HPにはショートストーリーもあるので、未読の方は今すぐGO!

5

世界の命運をかけた戦いの幕開け

海賊王ゼインと妖精の取り替え子ルカが結ばれるまでの長い物語。

ゼインは身に覚えのない罪で国から放逐され11年の歳月を経て海賊の王にまで成り上がりました。
「勘違いするな、……なだけだからな」のツンデレ攻めです。

ルカは生まれた国にはあり得ない黒瞳黒髪から妖精の取り替え子だと言われている美貌の公爵令息です。
過酷な試練の中で耐えるだけの健気な妖精ちゃんではなく、体をも武器に自ら運命を切り開き戦う漢気に惚れ込みました。
聡明で気が強い一面と迷いと後悔に苛まれるもう一つの顔があります。
崩れ落ちそうな気力を、愛しく思う男と共に戦う未来のために孤独に戦った歳月を思うと、底辺から這い上がる苦労をしてきたゼインとはまた違った苦労を一人で背負ってきたその不憫さに泣けてきます。

世界を救うためとはいえ一人の人間それも好きになった人の運命を狂わせ不幸に陥れる道へと導くルカの行動にやや違和感を感じながらも最後まで読みきるとその理由がわかってなるほどとは思うのですが切なすぎます。

さあ、これで戦う用意はできた!
彼等の戦いはまだまだこれから…っというところでエンドマークです。

黒幕との戦いはどうなっていくのか、アンリ王子と騎士の関係も、妖精王の話も気になることだらけです。

とりあえず第1章『完』として続きも是非読ませていただきたい。
この世界観をここで終われせては困ります。
期待いっぱいで待っていることをCROSS NOVELS編集部宛に感想文を送りたくなった作品です。

ケルト民話や海賊との海戦から松岡なつきさんの『FLESH&BLOOD』を、妖精王のファンタジーから夜光花さんの『少年は神の花嫁になる』シリーズを思い出しました。
ストーリーに類似も関連性もないのですが、これらの作品がお好みでしたらきっと気にいると思います。

3

この作品が収納されている本棚

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