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獣人王のお手つきが身ごもりまして

juujinou no otetsuki ga migomorimashite

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表題作獣人王のお手つきが身ごもりまして

ゼクシリア
30歳、番を探す獣人国デルバイア国王
ロイ
17歳、シャウゼ王の王城務め従僕

その他の収録作品

  • 獣人王にお子様が生まれまして
  • あとがき

あらすじ

恋愛結婚、そして家族に憧れを抱く城の従僕・ロイ。だが舞踏会の夜、獣人の国の王・ゼクシリアに見初められて一夜を共にしたことから…。
書き下ろし後日談&描き下ろしイラスト増量で、大人気電子限定作品☆文庫化!

作品情報

作品名
獣人王のお手つきが身ごもりまして
著者
稲月しん 
イラスト
柳ゆと 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
獣人王のお手つきが身ごもりまして
発売日
ISBN
9784576191546
3.7

(51)

(12)

萌々

(25)

(7)

中立

(5)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
10
得点
186
評価数
51
平均
3.7 / 5
神率
23.5%

レビュー投稿数10

主人公が好きになれない……

身ごもった受けが逃げまくって攻めが追いかけるお話。妊娠したキャラが逃げるってなんで定番になってるんだろうと思いつつ、逃げる展開に持って行く際の言動が強引に感じ、いまいち入り込めなかった。

ゼクシリアに見初められたロイは、それまでずっと気弱に謙虚な言動をしていたのに、突然侍従の言うことを聞かなくなる。状況の変化を知ると、憶測でゼクシリアを脳内でどんどん悪者に仕立て上げていく。好きな相手を酷い人物と決めつけるロイに違和感しかない。

そしてまたも侍従を困らせて、強引に逃げ出すロイ。自分も従僕なら、侍従の気持ちの一つも考えられないのかと思う。主人の命に背かせるなんて、侍従が殺される危険もあるのでは。態度が変わりすぎて、侍従を下に見ているようで気分が悪い。

追いかけっこターンに入ると、必死にロイを守ろうとする両親を尻目に、ゼクシリアに会って普通に喜んでいるロイ。この主人公の魅力がさっぱり分からない。ロイ視点の一人称の幼稚さも読むのがキツく、最後まで応援する気になれなかった。

1

期待通りの♡

もっふりしたのが読みたくて初の稲月先生。
イラストも好み。
攻め視点と受け視点が交互に入れ替わってお話が進んでいきます。
番という概念が無い人間であるロイと
番という存在が絶対である獣人のリア。
リア様は王様です。
身分違い、種族違いのふたりの恋は
途中すれ違いまくって(言葉通り、物理的な距離ができる)、「またかーー!」となりました。
セルじいさんのわんわんにすら嫉妬するリア王が
かわいかったです笑
家族愛あふれるあったかいお話でした♡

0

ゼクシリア様、、!!

男性妊娠が好きで、タイトルと試し読みして買いました。
読みづらさもなくスラスラ読めます。

ゼクシリア様(異国の王で獣人)とロイくん(平民)のもだもだすれ違い鬼ごっこです。
ゼクシリア様がロイくんのことになるとポンコツになるところが萌え。

ロイくんにメロメロなゼクシリア様と自己肯定感低め?なロイくん、あとは勘違いしていく周囲によってずっとすれ違い鬼ごっこしてます。
最終的には丸く収まります。

男性妊娠、ボテ腹好きの観点から申し上げますと、お腹が膨らんでいる描写、出産、産卵描写はなく、ファンタジー系です。

後日談はゼクシリア様とロイくんと、お子さん(息子くん)の家族の話です。生後一ヶ月ですが、赤ちゃんではなく成長早い設定で息子くんがべらべらしゃべります。そこは好き嫌い分かれるかも。

0

執着溺愛、年上わんわんー…!

もふもふわんわん(狼)、ヘタレ溺愛年上攻めがツボに刺さって刺さって
きゅんきゅんでしたーーー…!✨

こちらの続刊が新刊で発売されたこと、そしてこちらの1巻目がKindleアンリミで
読めると先生のXで知り、手に取りました。

一人称で語られるお話、実はちょっと苦手意識があるのですが、
こちらはそんな苦手意識が吹っ飛んでしまうぐらい、面白かった〜!

なんとも天然な17歳受けと、番への溺愛が過ぎる年上30歳狼獣人攻め。

二人のコミカルな行き違いが面白くて楽しくて、そしてどこまでもロイ(受け)を
追いかけていくリア様(攻め)の一途さがたまらなく刺さって、ページをめくる手が止まりませんでした。

「愛してる」とは告げたものの、「私と一緒についてこい」とは言わなかったばかりに、
戯れに抱かれて捨てられた…という勘違いを生み、てんやわんやの騒ぎに…

という、身分差×再会×獣人×魔法ファンタジー。(超超ざっくりですみません;)


特にきゅんが止まらなかったのが、冒頭、ロイと狼姿のリアが初めて会うシーンです。

ロイの両親からロイに会うことを禁止されていたリアが、
こっそり狼姿でロイに会いに行き、触れ合うシーン。

これ、後半でリア視点で語られるのですが、
リアの「愛しくてたまらない」という気持ち溢れる描写に、萌えて萌えて身悶えしてしまいました。くううーーー

狼を怖がるロイが、「おおかみさんじゃないよね?」と言ってきたので
ご先祖さまに心の中で謝りながら、「わんわんさんじゃない」と答えるリア。

「わんわんは尻尾がくるん、ってしてるのに…」と怯えるロイのために、
懸命に少し尻尾を持ち上げてカーブさせたり。

一刻の立派な王なのに、この攻め、可愛すぎるよーーっ…・:*+.

見つけてしまった愛する番の少年のため、それこそ全てを捧げて愛します!!と
執着心と溺愛を見せるのだけど、どこかズレてるところもあって
ヘタレ感の抜けない攻め・リアがどうにもツボに入って仕方なく、萌え転がってしまいました。

そして強い獣人と、番との間にごく稀に起こる「男性妊娠・出産」の仕組みも、
今までに読んだことのない設定で引き込まれました。

別の種族が産んだ卵の中に移して、そこから(その種族の子と一緒に)
生まれるなんて、面白い〜!

生まれた息子・ロアールが、リアと一緒にロイを取り合ってる図もおかしくて、
ニヤニヤ笑いが止まりませんでした。
夫と息子からの執着、年若いママは大変だー(*´艸`)

続編の新刊も今日届く予定なので、これから読むのがとても楽しみです。

ロアールくんはどんなふうに成長しているのかな?
リア様の溺愛っぷりはきっと変わらないだろうから、溺愛の海にもたっぷり浸りたいです(๑˃̵ᴗ˂̵)❤︎

モフモフ、年上溺愛攻め、そんなキーワードに反応する方に
ぜひぜひおすすめしたい!と思える、楽しい楽しい一冊でした◎

1

誤解すれ違い追いかけっこでハラハラ

良いお話でした。
読んでてもしかして8割くらいまですれ違ったままなんじゃ?と心配になりました。

リアが圧倒的に言葉が足りない!彼の中では10年間の溢れる想いがあるんだろうけど、ロイは何もわからないのにいきなり!
しかもろくに説明もなく。

すごい誤解と思い込みでズレていき、逃げるロイを追いかけてはまた逃げられてのリア。

しかもロイのお腹にはリアとの子が宿っていて命の危険も迫っていてと。

やっと再会できて誤解がとけて。
リアがロイに対してわんわんなところがとっても良いですね。褒めて操縦するの上手くならないとね。

切なくてハラハラして、早く追いついて〜!ちゃんと説明して〜!と願いながら読みました。

短編は家族は最強!なお話でした。すっかりパパ・ママしてますね。

イラストがとっても素敵でした。

0

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