イラスト付き
かわいい先生の作品が大好きで、先生買いです。中でも主従関係ものが好きなので、迷わず拝読しました。
ストーリーが素晴らしかった。
エーリヒとアルフレートの絆がどのようにして育まれたのか、単なる主従関係ではないことがとても丁寧に描かれていて、2人の関係性がすっと心に落ちた。
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アルフレート エーリヒの司令補佐官
エーリヒ エースパイロット
エーリヒもアルフレートも、とにかく漢であることにとても萌えます。
戦争下という特殊な状況で、命をかけて国のために戦う、自分よりも部下の命を守りたい。
エーリヒがどれほど優秀であるか、尊敬に値する人で、また隊を率いる者として人格者であり、平等に、周囲への目配せができる人であるか。
またアルフレートとエーリヒの距離と、表には出せない想いと絆がエピソードの中で語られ、それは読み進める中でとても重要だった。
単なる主従関係だけではない、2人の固い絆。
アルフレートに対する絶大な信頼感。過酷な環境にいても、安心感を得られる存在。
常に命をかけて戦う任務だからこそ、誰かを愛するということは、その人を失う恐怖がうまれ、判断にブレが生じるかもしれないから、なかなか踏み切れない。というよりかは、そう言った感情に蓋をしてきたエーリヒが切ない。
年下ワンコ攻めのアルフレートが、エーリヒに攻め込むところも良かったです!
エーリヒが愛機を操縦して空を舞う様子、戦争のヒリヒリ感があるが光景が目に浮かび、読む手が止まりませんでした。
素晴らしい作品をありがとうございました。
『甘い水』を読んですっかり虜になり、かわい有美子先生の他作品を求めてこちらの作品に辿り着き、読んでみました。
戦争×主従もの。
そして同性同士の愛は法により禁じられている世界。禁忌を犯してしまうふたり、ってなんでこう、どうしようもなく萌えるんだろう。
…この作品も最高だった…!!
なにより、読み終わった後あとがきを読むと先生のパイロット・将校たちへの熱い思いとリスペクトが伝わってきて…ここのパイロットについてものすごく研究されお調べになったのだなと分かり、熱い気持ちになりました。
ドイツのパイロット達は撃墜されても陸伝いに歩いて帰国できたこと、そして日本は反対に島国であるが故に「戦闘機の墜落=死」を意味したと知り、なんともいえない気持ちに。。
「雪の女王」として名を馳せる国民的英雄のエースパイロット・エーリヒが利き腕を失うシーンは、あらすじを読んで覚悟していたものの、読みながら自分の体温がどんどん下がっていき、こちらまで腕の感覚がなくなっていくような恐怖を覚えました。
そして、年上部下・アルフレートの献身がまた胸を打つんですよね…!
特に印象的だったのは、得たいものと引き換えにその体を差し出すように言われた体を預けようとしたエーリヒを危機一髪のところで助け出したアルフレートが、怒りをぶつけながらエーリヒを初めて抱くところ。
言葉や瞳では怒りを伝えてくるものの、その触れ方・抱き方はどこまでも優しいんですよね。。言葉とは裏腹に、気持ちが溢れ出ちゃってる。もーこんなの…好きだー…!!
その他、片腕になったエーリヒのブーツを脱がせ、手指の爪を整え着替えを手伝い…と甲斐甲斐しく献身的にエーリヒの世話をする従者・アルフレートに最大限の萌えを感じました。
なんとか親書を届け、犬1匹との新たな生活を始めたふたり。
一緒に空を飛ぶことは叶わなくなっても、いつまでも地上で三人(二人と1匹)仲良く幸せに過ごして欲しいと願わずにはいられません。
かわい先生らしいドライな文体で綴られる男達の絆の物語で、空軍のパイロットという世界観が唯一無二。美しく気高いエーリヒが素敵!義手を媒介としたストーリーがとても好きだった。これ書けるのはかわい先生だけだと思う。後書きで飛行機操縦士への熱い愛を語ってらっしゃったのがほっこりした気持ちになった。作家さんが好きなものの話は読者として嬉しいね。かわい先生のドライな文体はけっこう読みたい気分の時あるのでオンリーワンの才能!
◾︎アルフレート×エーリヒ
かわい先生初です。
主従、年上敬語黒髪×潔癖高貴金髪美人、戦争末期と好きな要素オンパレードで、イラストは稲荷家先生…約束された大勝利しか見えない布陣に固められております。
恐れながら読むことだけは嫌だったので、2人が死なないかどうかは教えてもらいましたが。戦争モノ怖い…
戦争らしい描写は思いの外あっさりしていて、終盤のクーデターも激しくありません。軍人同士の腹の探り合いみたいなのもほぼない。高潔なエーリヒの美しさが損なわれなかったのは有り難いところ。商業BLだとこのぐらいがいい塩梅なのかな?一番激しかったのは中盤のベッドシーンですね。長くて濃厚で大変良かった。
先生のあとがきに頷きまくりました。
ネーミングからドイツモデルだなと思って読んでましたが、うんうん。
「いい男を跪かせでブーツをぬがせる」良い趣味してます先生…
アルフレート自身によって爪を整えたエーリヒの足と脚を、アルフレートが洗うというシチュエーションに最高の萌がありました。
かわい先生の文章と稲荷家先生のイラストがぴったり合っていて、うっとりする一冊。優しくて寡黙な攻めが、片腕を失った受けに尽くしまくる姿にキュンとする。
受けは高貴な身分で、清廉潔白、ストイック。そのせいかなかなか恋愛モードにならなくて、前半はジリジリします。その分、はじめて体を重ねた時はやっと!という感じで、胸がいっぱいに…。受けがあることで過ちを犯そうとしたために、攻めはそのことを責めながら、という、甘いだけじゃないベッドシーンがひたすらに萌え。攻めのセリフひとつひとつに、受けへの想いがこもっていて、その時の攻めの気持ちを考えると爆発しそう(私が)。
クライマックスにかけては、かなりドラマチックで、ハラハラする見せ場もあり。戦争ものは苦手で避けていた私でも、主従萌えにボーッとなりながら最後まで読めました。
大怪我を負うシーンがあるので、決してハッピーなだけじゃない二人ですが、後日談の「湖畔にて」を読むと、ようやくといった感じで、穏やかな未来が暗示されていて安心できる。
終始、映像が目に浮かぶような流麗な文章で、映画を見終わったような満足感が。電子版もしっかり口絵、中のイラストも収録されており、キャラの美麗さ、描写の繊細さに見とれました。
