特典付き
短編集。
ロッキー先生4作読みましたが、いちばん飲みやすかったです。
本作はコメディ色、会話劇ぽさが強く、こちらのテイストもおもしろかったです。好きです。
(前4作は、独白が軸で静かにひたひたと盛り上がる感じだった)
なんと言っても、表題作の、おバカわんちゃんがかわいい。
天野も無表情ながら、尊をかわいいと思っていて、全く似合わない彼シャツを職場に着て行き、のろけるあたりが萌えです。
尊のギャグ顔や、天野の無表情でのジョークとか、ロッキー先生笑いもおもしろいのすごい!となりました。もっと読みたいです。
他の収録作も多様で楽しめました。
先生らしい仄暗さの中に純粋さがあったり、会話少なく、独白から関係性を推し量る作風だったり。
ロッキー先生の虜になっているので。
◾︎表題
◾︎天野(刑事)×村瀬
深夜にやってる短めのはちゃめちゃ刑事ドラマみたいな良さがありました。ねじ伏せてくる感じ。天野が警察内でゲイって認知されてる故のネタが良い。彼シャツ…
村瀬がアホ可愛い上に、天野も種類の違うアホ可愛い。村瀬のことがどんどん大好きになってる天野がアホ可愛いです。村瀬が天野のこと彼氏とか天野って呼ぶのツボ。
すごいアングルで体位を見せてくれるシーンがあって、エロ面も充実。
すっごい満足度なのに60頁ぐらいだったのか。でももっと欲しい。
◆わんちゃんおいでよ、撫でてあげるから(表題作)
これは文句なしで可愛かったです。ちょっとおバカ系の受けだけど、ロッキー先生の儚いタッチと静かな雰囲気が合わさって、けっしてくどいとは感じないキャラなんです。そして、実は刑事だった攻めの落ち着きっぷりがたまらない。無表情のままチャラ男の尊を簡単に手懐けて、でも頭の中では尊を可愛がりたい欲求でいっぱいな天野。彼のギャップが最高でした。緩い2人の日常を、もっと読んでみたいですね。
◆友情を終えるということ
モサくていじめられっ子だった幸介と、彼に手を差し伸べてあげた稜。成長するにつれて関係性が逆転し、稜が幸介にベタ惚れになっていく様子に萌えました。嬉しそうにフェラする稜の蕩けた目が可愛いんです。幸介にとって稜は神様ではあるけれど、そんな稜への愛情表現は結構苛烈。僕を手放すことは許さない、と言わんばかりの幸介の執着にも萌えました。
◆あのこの棘のぶぶん
かつて放置子だった蓮が、当時自分を保護してくれた直樹に会いに来たことで、同棲生活を始めた2人。かなりの年齢差があるけれど、もういいおじさんの直樹がずっと年下の蓮にすごく尽くされていて、それを穏やかに受け入れて過ごしている日常にほっこりしました。これももっと長く読んでみたかった作品です。
エモい短編集でした。
ロッキー先生の絵は、なんだかエロい^^
【わんちゃんおいでよ、撫でてあげるから】他
刑事・天野×フリーター・尊
薬物犯罪の捜査で見つけた尊を、
刑事の天野が一方的に気に入りつけ込む……というお話。
天野がとにかくエロい!
あっさりしているけど、雰囲気で読ませる作品だと思いました。
攻めも受けも好きなタイプだった。
【友情を終えるということ】
タ◯ちゃんカットの友達のことが好きになり、
告白して恋人になるお話です。
タ◯ちゃんの歪んだ正義感?Sっ気?
ちょっと怖いタイプの攻めでした。
【誰もが愛されたがりの】
はとこ同士のお話です。
離婚して一人ぼっちのたっくんは、
はとこで無職で七に頼ります。
七はたっくんのことが好きなので、
無償の愛を求めるたっくんを自分勝手に感じてしまいました。
これからの二人……という感じです。
【月を読む】
幼なじみの再会、執着愛です。
これからは2人の思い出が増えそう……というラスト。
【今度は僕が悪者になる】
犯罪者の親族と被害者のお話です。
短編すぎて分かりにくい部分がありましたが、
お互いを思い合っているのは分かりました。
【あのこの棘のぶぶん】
ネグレクトされていた子と保護した男のお話です。
気まぐれな親切が琴線に触れて、
一生を左右してしまった……という結末。
年下の執着愛が良かったです。
やっぱり表題作が好きですね。
でも、どのCPも一癖二癖あって面白かったです。
6カプ収録の短編集。
個人的に短編集は好き嫌いがはっきり分かれちゃいますが完全に「好き作品」でした♡
全体的に淡々としたお話が多めでした。
表題作を筆頭に、文字はちゃんとあるのになぜか異様に文字が少なく感じてしまう程
「絵」で魅せられる作品でした。
切なさやあたたかさが、背景の少なさからか表情が際立ち優しく伝わってくる感じが好きでした!
短編集特有の物足りなさも感じずキレイにお話が纏まってる感じも素敵でした。
物足りなさは感じないけど、勿論もっとこの二人のその後も見てみたいとは感じます!!
全体的にどれも好きでしたが
特に表題作と、ラストの「あのこの棘のぶぶん」は最高でした!!