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競馬の騎手と馬主、この組み合わせってもっとあってもいいように思うのですが、あんまり見ないというか、これしか知りません…
攻めの星生は「ラクシュミ」という競走馬の馬主だが、このラクシュミに騎乗したいと切望していたのが騎手の受けである清見。
星生は、ラクシュミに騎乗する代わりに負けたら好きにさせてもらうという条件をつける。。。
お話しもしっかりしていて、清見の星賞に対する負けん気から、好きという気持ちが芽生えるまでの気持ちがうまく書かれています。星賞がまたいい男なんですよね。鼻持ちならない金持ちの道楽かと思えば、最初から清見を手に入れたくて色々考えてたんだなと。甘やかしたりするんじゃなく、ちゃんと彼が騎手としての成功に導けるように。特に父親の落馬シーンを見せるところは、情を持って見せているからこそ、清見はちゃんと受け止められたのだろうし。
そしてその重要シーンが最後の菊花賞の時に繋がっているのが素晴らしい。
書き下ろしでは、二人の北海道旅行のお話も出てきます。これが清見のモダモダな気持ちもありつつ、星生の甘やかしが萌えましたです。これから騎手として、恋人としていい関係を続けてほしいなと思えるCPでした。
清見は鈍感なので、星生の気持ちも、そして亮太の気持ちも気づかないまま、それ故にややこしいことも起こります。ツラい状況にはあるものの、星生のいる場所と亮太のいる場所は違うんだ、とわかったことも実は亮太のおかげかも知れません。
物語に出てくる厩舎や、競馬場、栗東のトレセンまで出てきたのはビックリしました。知り合いが関係者で、トレセンで働く人が月曜休みなのも、知っている人は知ってるけど、そうだったなぁと懐かしく思い出しました。
お散歩できる距離に中山競馬場があり、年に数回、有馬記念には欠かさず足を運んでいます。そのためスポーツBLとしてご紹介いただいたこの作品はとても面白かったです。BLとしての萌え半分、主人公の清見が乗ることになるラクシュミ(競走馬)への萌え半分…かなぁ。
清見とラクシュミ、そしてラクシュミの馬主である星生との出会いや、清見の幼なじみである厩務員の亮太との切磋琢磨の日々、星生との駆け引きを経て、クライマックスを飾る菊花賞のレースへ――。菊花賞といえば秋のGⅠ、つい先日終わったなぁと思いつつドキドキしながら読みました。レースのシーン、そして終盤のラクシュミの様子や清見との触れ合いに涙が出ました。うう…馬って健気だなぁ。
父親の事故に対するトラウマに真正面から立ち向かって乗り越える清見がとても頼もしかったです。20歳という若い騎手なのでこれからが楽しみですね。
ちなみにタイトルの「トライアングル」は清見と星生と…ラクシュミまたは亮太の関係を指しているのだと思いますが、あまり三角関係の描写は多くなかったです。
なぜかこの本、飛ばしてたんですヨネ・・・なんでだろ?
あらすじを読んで、コンテニュー?みたいなコメディチックな話かな?と思ったんだケド、そうでもナカッタです。
いつきさんの作品の中では、やっぱり他を読んでからだったせいか、も少し書きこんで欲しいかなーと思う部分がないでもない。
心理描写もだけど、お母さんの疑惑はダイジョウブだったのかなとか、亮太との関係とか。
Hシーンも正直もの足りない。
でも馬や競馬のことがスゴク細かく書かれていて臨場感もあって、やっぱりオモシロい!
これはこれでヨカッタです♪
個人的には、攻めキャラも当て馬もあんまり好きになれなかったのが残念。
でも受けは好きだった!
鼻っ柱が強くてまっすぐで熱い、ぴょんぴょん!て跳んでるみたいな(笑)
ラクシュミとの絡みや、後編の牧童との会話なんか、ホント好きです。
ちょっといつきさんの本、いくつか読みかえしてみたくなったなー。
いつき朔夜さんの作品に対しての皆さんのレビューに触発されて読んでみました^^
いや~、面白かったです^^v
自分自身はギャンブルとしての競馬に興味はないのですが、馬と騎手が一体になって走るということに対しては興味がありまして… 父親が競馬好きということもあり、子供の頃は週末になるとJRAの場外馬券売り場へ一緒について行き自宅で競馬中継を観戦、大人になってからは大井競馬場のナイトレースを見に行ったり、東京(府中)競馬場のメモリアルスタンド(抽選に当たった)から観戦したりと、お馬さんと多少の縁があるせいかすんなりと読むことが出来ました。
今まで騎手と馬、せいぜいがとこ厩務員さんにしか目が行ったことがなかったので、馬主さんという存在に思いが至らず、新鮮でした。
人間パドックの場面で、星生が清見の肌の上に手をかざすところには、ハラハラして萌えました!
ラクシュミもいい味出してますね~。
ディアプラスHPで、GIトライアングルのSSが載っていて、こちらは星生目線で書かれているので、合わせて読むと一層ニヤつけます≧v≦