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表題作エンドレスワールド 新装版

イッキ(池田イツキ),トシミツの元相棒
龍,トシミツのいとこ

同時収録作品エンドレスワールド 新装版

トシミツ
龍,トシミツのいとこ

その他の収録作品

  • Postscript2(描き下ろし)
  • エンドレスサークル ちっぽけがいっぱい前後編

あらすじ

「明日地球が滅んでも別に構わない」なんて思って、自由奔放に毎日はしゃいで喧嘩して過ごしていたイッキは、今はこぢんまりとした町の小さな洋食屋で働いている。そんなある日、偶然店にやってきた龍から「トシミツ」の名を聞き、懐かしく思うイッキ。龍はトシミツのいとこだという。そしてトシミツが死んだと告げる龍。トシミツは自由の象徴だった――同じ想いを抱くイッキと龍は……!? ふたりのその後も同時収録。

作品情報

作品名
エンドレスワールド 新装版
著者
蛇龍どくろ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
ISBN
9784344845923
4.3

(61)

(35)

萌々

(16)

(7)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
9
得点
261
評価数
61
平均
4.3 / 5
神率
57.4%

レビュー投稿数9

夜明けさんは新装版推奨

そもそも夜明け属性さんはなかなか手を出し難い1冊なのかも(。・_・。)?な、だいぶ感情乱高下作品

旧版をちょっとしたご縁があって昔既読していたのですがやはり強烈というか、読後に渦巻く感情整理が難しかった記憶が残ってます
そこから十数年後に新装版が出るんですけど、夜明け属性ではありながら雑食の私、完全な「怖いモノ見たさ」で再会を果たします

そしてとにかく読んで良かった。。。
新装版、あって良かった。。。‼
って心から思いました(´Д⊂グスン

多分、旧版のままの終わりの方が「世界観」は全うしていたかも知れません
このお話しでしか醸せない空気感があそこにはありました

でも、私のような攻めた内容を見たがる割には結局最後は人生は明るく、優しい世界であって欲しい…という心の臓が強くないタイプにはこの新装版の終わりのイツキと龍を先生自らの筆で描いて下さった事、そしてそれをこの目で見れた事は2人への救い以上に自分自身への救いにもなりました

また新たに忘れられない記憶としてこの作品が自身の記憶に刻まれています

※とにかく色々と取扱いネタにはたくさんの地雷要素になりそうな事がある作品です
ただ、そこを真正面からかなりの現実味と感覚で表現されていると思います
特に女性絡み、ドラッグ(BLやエロ設定で登場する媚薬レベルではなく、まさしく快楽の為の抜けられない方の”ドラッグ”です)の描写は言葉を選ばずに言えば圧巻です…

それぞれ読む方によって「旧版」「新装版」の良さがある作品です
同じタイトルでこんなにも印象の変わる作品もなかなか無いのではないか?と思っています
いつか書きたい、と思っていたレビュー
結局上手くおススメ出来ませんがこの作品でしか得られない感覚がある作品です
おススメしたいか?と言われると悩む作品でもあります
でも、「知って欲しい!」と強く思う作品です

0

退廃的ってこういう…?

私の中にある昔の漫画のイメージにぴったりはまり込む雰囲気を持つ作品でした。軽く30年は超えた昔の別冊系少女漫画誌にありそうな。こういうのを退廃的って言うんでしょうか。
正直作品の感想を言語化するのは難しいです。人間らしいって何なのかなって考えてしまいますね。
これってトシミツに囚われた二人がお互いに穴を埋め合う結末って認識で良いのかな。二人が落ち着いたのは、傷を舐め合うことはしないけど、傷を見せ合ってそれが絆になっていくような関係性。ここがくっつく展開に納得しかないのに、これで良かったのかなあとモヤるのはなんでだろう…。
途中から龍の話になっていき、描き下ろしもほぼ龍に焦点が当てられてます。イツキ視点から始まったのに、最後には存在感が薄くなっていたので、もっとイツキの思いも知りたいと思いました。
萌えとは違う感覚ですが、心に残る作品だったので萌え×2にします。

0

懐古

衝撃作はあくまでも"当時の"衝撃作だったのかなぁと思ってしまったのが少し切ない。旧版もそこそこのタイムリーさで読んだ気がしますが、時代と自分の年齢と作品とがきっちり合うタイミングで読むか否かで衝撃の度合いが変わる。蛇足か否かといえば当時なら蛇足だけど、新装版再販するならこれもありかなと。後日談イッキくんはセクシーお兄さんになっていて大変良かった。それは収穫。特にデコ出しイッキくんの存在がエロス。イッキとロンとチャコの日常を先に読んで、過去編として本編を読むと萌え度が高そうな。

ムショ内のくだりが好きです。
萌〜萌2

0

メリバ?

あらかじめ作品タグでメリバだと聞いていたので覚悟して読んだのですが、本編までの読後感はとてもすっきりしたものだったので驚きました。
イツキと龍が出会えて、トシミツのことを共有できたことが人生では稀有で幸福なことだと思えたからかな。

とはいえ、作品はとても面白かったです。刑期中にトシミツが自死を選んだことは自分勝手で社会的に間違っていると思いますが、散々悪いことをしてきた彼らには今更ですね。そういったお話ではないので…。
続編を含めずとも、幸せで希望のあるお話だと思ったので、「ハッピーエンド」としても良かったんじゃないかなと思える話でした。

1

クスリ怖ぇえな

初めて読んだ作者さんの作品でした。
表紙の男の標準や視線が退廃的でゾクっとします。

始めはイッキと峰山さんのお話かと思ったんですが、違いました。
プロローグはショー・ロン・ポーの3人も本編と違っているので(ロンが長身に描かれてました)、新装版にするときに可能なら修正してくれたら良かったなぁと思います。

ヤクに侵されて死んでしまったトシミツに置いて行かれたイッキとロンのお話でした。
ヤクに蝕まれていく様子もリアルでとても怖い…クスリダメ、ゼッタイ。

そんなトシミツでもそれぞれ別の意味で好きだった2人の男が出会って、悲しみを分けあって、ずっと一緒に居る関係になって…やがて平常心で思い出として語れるようになれてホッとしました。

新装版に描かれた続編は個人的に好きです。
イッキが別人みたいに落ち着いた大人になっちゃってますが、10年あればこのくらい変わるよね人って。

ロンには伝わってなかったもしれないけど、トシミツは彼なりにロンを大事にしてたんですよね。
そんな事を大人になったイッキは感じ取っての、あの涙だったんでしょうね。

作者さんの他の作品も読んでみたくなりました!

0

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