「ま、まだ…っイッてるみ…てぇ…ッ」

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表題作エゴイズムヒート

橘叶汰(α)恋人代行のイケメンヒモ
大槻正真(Ω)結婚適齢期を迎えた社畜

同時収録作品エゴイズムヒート

江宮 α,正真のお見合い相手の女性
大槻正真 Ω,サラリーマン

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下漫画

あらすじ

結婚適齢期を迎えた社畜Ωの大槻正真は急遽、母によって見合いの席を設けられてしまう。秀でたαに気に入られ一時は前向きに考えるも悩んでいたある日、同僚にΩの繁殖力(カラダ)目当てではと助言されお断りを決意。
まずは親を説得させるため、ちょうどその頃に拾ったイケメンヒモα・橘叶汰を恋人代行として紹介することに。
あくまで恋人代行としてセックスNGとしていたのも束の間、近づけば互いのニオイに刺激され次第に抗うことはできなくなって…。

作品情報

作品名
エゴイズムヒート
著者
高見乙 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
G-Lish Comics
発売日
ISBN
9784866692630
3.8

(73)

(25)

萌々

(25)

(15)

中立

(6)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
11
得点
276
評価数
73
平均
3.8 / 5
神率
34.2%

レビュー投稿数11

一般

。攻的的確確是爛瓜,然後雖然比較舔但是感覺有點受寵攻

0

一番エゴイズムヒートしてる、エゴイストは受・正真です。

自分可哀想、頑張ってる自分えらい、親から可哀想に思われてる自分可哀想な、なんだか自己中にも思える、本作で一番エゴイズムヒートしてるΩ受・正真。
顔よし、スポーツも運動も抜群なαだからこそ、自分も家族も彼自身の体を許してあげることができなかったα攻・叶汰。
そして本作のもう一人の攻。お見合い相手の女性で、当て馬的ポジションα攻・江宮。

本編を読んでいる時はそんなに気にならなかったんですが、読み終わってみると、正真の独りよがりの正義感というか、自分さえよければいいという身の振り方に、なんだかもやもやしました。
自分が悪者になりたくないから、嘘をついて江宮を傷つけ。
江宮で失敗したからこそ、叶汰には自分から歩みよろうとしているような、実際には正義感によった独りよがりのようにも見えたわけですが、結局自分が期待する返答が得られない時は、ヒステリックを起こして部屋から締めだしてしまう。
Hシーンやヒートの時の正真は、可愛くて大満足でしたが、それ以外のところでまったく好きになることができませんでした。

オメガバースといえば、オメガ側が可哀想な、苦労してそうな描写をされることが多い様な気がしますが、本作はめずらしくαの苦悩に寄り添った、良作だったと思います。
性別に関係なく、人それぞれの苦悩があって当たり前で、αの二人も例外ではありませんでした。
叶汰と江宮さんには、幸せになってほしいですね。
江宮さんが、悔しげに吐露した言葉がすごく切なくて、本来は持っている側の立場なのに、彼女の心の弱いところ、繊細なところが覗き見えて、切なくなりました。BL作品に出てくる女性キャラクターで、ここまで幸せになって欲しいと思うキャラクターには初めて出会いました。

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設定に振り回される

ゆるゆるラブコメ、ヒモαに絆されちゃう真面目リーマンΩと思ったら、シリアス展開もありの詰め詰め!!

重いテーマもカラッと解決するので、その明るさを良しとするか、そんな簡単に…となるかで読了感変わりそう。私はというと、女αの生態が気になって気になって、それどころじゃありませんでした!!他作品で女αのtnkも腕くらいあると読んでいたので、それは見せてくれんのか!?付いてない?女αがカチカチしているのはお道具?ペニパン?いやでも射精してるし、どうゆう構造!!(実際は、ドアノブの鍵でした…頭も目も悪い)で、いつもは読み飛ばしている、冒頭のオメガバ説明文を読んで、構造が変わるのね…と一旦、落ち着く。もっとエゲつなく襲ってくれた方がいっそ楽しめるんですが(鬼畜)求められる要素ではないですよね…その後の、好きでもない人の子供を妊娠しているかもしれない恐怖、中絶に悩む姿も求めていませんが…そういう困難を二人で乗り越えるのが見どころなんでしょうね。愛を深めるよ要素になってるのが複雑な気分…
女αに襲われた時、叶汰を求めている姿には、あれ?もうそんなに絆されてたんだ?と驚き、事件を乗り越えるだけの想いの強さがあったのも驚き、既存のオメガバ設定にも振り回されちゃいました。高校時代に叶汰が体育の途中で倒れたのも、オメガバだからヒートに充てられてトラブった?と思ったけど、そんな描写もないし、なんだったんだ?とモヤモヤしながら読み進めたり、番になるために噛むシーンもあれ?ヒートセックス中じゃなくても良いんだ…とか。心臓に重病抱えているのに体育やれるんだとか、海外で受けなきゃいけないほどの難病なのに…とかは、まぁ細かいとこは良いやとスルーできたんですが…タイトルにエゴイズムが入ってるだけあって、エゴで相手を傷つけたり自分の首絞めたり、なかなかの身勝手さにときめけずも、ヘビーなトラブルも2人の愛の力で乗り切って明るくまとまっていました。

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意外とよかった

Kindleで読み放題になっていたので読んでみたのですが、想像よりかなりよかったです。

絵もストーリーもエロも良いのになんで読み放題だったんだろうと最初は思いましたが、今となってはわからんでもないです。飛び抜けて絵が綺麗なわけでもエロいわけでも設定が特殊なわけでもなく、印象にはあまり残らないと思います。良くも悪くも小綺麗にまとまってるなという印象。

でも頻繁に読み返すのってお気に入りの作品よりもこういう安定感があって「程よく好き」な作品だったりします。
(事実、私も短期間のうちに2〜3回読み返しています)

何度も読み返す作品に出会いたい方におすすめです。

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エゴイズムの先に

叶汰くんがとにかくかっこいい!さり気ない押しの強さだとか、人当りの良さだとか、顔面偏差値の高さだとか、お人好しなところだとか、とにかくかっこいい!それでも若さ故の浅慮や頼りなさや抱えている問題がありましたが、覚悟を決めてからの彼は更にかっこよさを増していました。今後の成長が楽しみで仕方ありません。
正真さんはワーカホリックなしがない会社員そのもの。ですが、そんな彼がオメガであるが故に抱えている苦悩や困難に苦しくなりました。一般的な社会感覚とオメガバ世界の感覚とが違和感なく馴染んでいるので、余計にやるせなさのようなものを感じて引き込まれました。
どちらかと言えば可愛らしさを感じる絵柄で描かれるエロがエロい!しつこくなく、かと言って物足りなさもなく、程好い濃さのエロに大満足です。
そのような感じで切なさもありつつ、徐々に打ち解けていくあたたかなお話なんだろうな、と読み進めていくと、まさかのサスペンス的展開。いや本当に怖かったです。かなりしっかりと描かれている上、画面から受ける迫力がすごくて。画面構成や画力、キャラの台詞などによるものでしょうか。とても印象的な場面でした。
怖さに圧倒されつつも何とか危機を脱したことに安心し、次なる展開に進んで最後まで辿り着きましたが、わりと引きずりました。ですが、あれは必要な展開で、あれだけ印象的だったからこそ意味のあるものになったと思います。オメガ男性をアルファ女性が襲うというオメガバならではの読み応えもありました。
それぞれがエゴイズムのままに行動してしまい、ぶつかり合って傷付け合ってしまった。でも、その結果、得られたものもある。全体的な印象はあたたかさを感じる作品です。

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