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元ヤンパパ と ヒツジ先生 よつば 3

motoyan papa to hitsuji sensei yotsuba

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表題作元ヤンパパ と ヒツジ先生 よつば 3

鳩山 京一(元ヤン・シングルファーザー)
日辻 宏明(小学校教諭)

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下マンガ

あらすじ

ほんのり切なく優しいファミリーBL、新局面を迎える第三幕!

小学校教師の日辻は、恋人の鳩山京一と、
彼の実の息子・日向を愛しながら日々を過ごしている。

鳩山がカフェの店長を任されることになり、
目まぐるしく毎日が過ぎていくなか、
同僚の先生に鳩山と一緒にいるところを見られてしまい…。

関係がバレることはなかったものの、日辻には迷いが芽生え始める。
一方、日向には新しい友人ができ、
子供の成長を感じる鳩山にもまた、ある思いが生まれて――。

ほんのり切なく優しいファミリーBL、新局面を迎える第三幕!

「それでも、オレとの未来を歩いてくれるなら――」

作品情報

作品名
元ヤンパパ と ヒツジ先生 よつば 3
著者
水稀たま 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
シリーズ
元ヤンパパ と ヒツジ先生
発売日
ISBN
9784040643120
3.9

(34)

(12)

萌々

(10)

(10)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
132
評価数
34
平均
3.9 / 5
神率
35.3%

レビュー投稿数4

家族に成っていく…

長いシリーズになりました。
だけど、新刊出ると読まずにいられない。

毎回思うのは、最初から血縁関係が有っての家族で有ることと、人と人が出会って家族に成っていく事の違いと難しさです。
血縁関係が有っても、思いやりながら生きていく事は難しい。むしろ、やってもらって当たり前じゃないですが、相互に対する優しさが持てない事も多いです。

この、京一と宏明の互いに対する優しさってすごいと思います。
宏明が、教師として働きながら児童の保護者で有る京一と付き合うのは、ほんとに困難です。まして、同性。

宏明と京一が考えて、立ち止まって自分たちの今までとこれからを見つめ直したのは正解だなぁと思いました。

いつもながら、2人のセックスは互いを好きで、好きでしてます!と言う心情が伝わるのでいーんですよね。

日向も、日々成長してるし。
きっと、なんだかんだ、日向は京一と宏明の関係はおぼろげながらも、わかっている気がします。大切に、してもらっている日々が日向の正解だし、将来的なカミングアウトにもちゃんと受け入れる準備が出来ているのではないのかなぁ…

京一と宏明と日向の未来が優しくて、尊重し合えるものだと良いと感じました。

0

ほんわかあったまる

相変わらず温かい気持ちにさせてくれる作品です。
元ヤンシングルファザー×小学校教師+かわいい息子

今回は、古い店舗を改装して自分の店・自分の城を築くーー
という、一大イベントがありました!
3人で協力して作り上げていくところにほっこり……
と思ったら、あることをきっかけに、京一にもっと日向と向き合う時間をとってほしいと考えたヒツジが距離をおこうと言い出します。

時間が経つと会いたくて恋しくてーーというヒツジの気持ちがヒシヒシと伝わってきて切なかったなぁ。
それでも京一を急かさず、じっと耐えて待つヒツジがめちゃ健気。
そして、京一の出した答えは……もちろん3人一緒の未来!
また一つ心の繋がりを深めた二人にホッと一安心^^

カフェの改装が完成し、ここが新たなスタート地点だし、
いろいろな人たちの憩いの場になればいいなと思いました。

日向は将来性バツグンで、既にとてもいい男になりつつありますね♡
フリースクールに通う山中くんとはこれからも交流していくのでしょうか?
誰にでも等しく優しく接することができる日向がとても素敵でした。


1

ようやく覚悟が決まった感じ

前巻では鳩山が何にも考えないで同棲したいと言っていて、日辻との温度差を感じて不安な感じがしてました。
今作ではようやく日辻の立場や息子の環境を考えるようになっていて安心しました。

空き店舗だったカフェ兼住居を改装してました。日辻も「子ども達の悩みを聞ける場所?」という新しい夢があるようだし、そのうち教師を辞めるのかなとちょっと思ってしまいました。

エッチは結構激しくなってましたが、相変わらずお上品でした。
まだまだ長く続きそうです。

1

よつば編がもう3巻。

元ヤンパパシリーズの5冊目、よつば編の3巻です。
よつば編は1年強で3巻発売されているので、
半年に1冊でもビックリなBL作品、他のコミックからすると異例のハイスピード刊行です。

元ヤンシングルファーザー×ゲイの小学校教諭

この子育てシリーズは、子どもが二人の仲を取り持つというよりは、
日辻先生の存在が父子を繋げて家族にしたパターン。
父子で日辻を取り合いっこしている描写も微笑ましい、すっかりファミリーですが、
小学校教師の日辻という立場を考えると、同棲しない今の状態がベストな気はします。

日辻の支えでちゃんとお父さんになった京一が、
この回では更に大黒柱として家族を支え成長する姿がカッコイイ。
だからこそ葛藤する場面も多くて、今回は特に京一に焦点を当てた一冊だと感じました。

カフェ店長を任されることになった京一、
今までの仕事をしながら、住宅付きの店を改装し開店を目指すという、
ハードな毎日ですが日辻とは変わらずあまあまで、日向も元気。

充実した毎日の中、先生とパパの関係を周りには秘密だと思っている、
日向の無意識な言葉で気が付く子供の成長。
もう日向は3年生で冬…早い子は二次性徴ですが、嫌でも子どもは成長していく。
二人の関係を日向に伝えるべきか悩む京一と、
学校で京一との関係がバレそうになり不安になる日辻。

日向や自分のこれからを考えて欲しいと、少し距離を置くことになり、
深刻な意味ではなかったのに、すれ違い…。

離れて更に実感できる存在の大きさですが、
臆病で繊細な日辻が、京一不足で積極的になるシーンなんて貴重でした。

そして、日向が小学生の間は今の状態でいることを決めた京一。
この辺りが地に足が着いた作品で、リアルな生活を考えると共感できます。

店の改装は無事終わり、目的を達成した京一。
次巻は店長になった京一に会えるのかな?
揺るぎない関係と日向の成長を見守るシリーズ、毎回優しくて温かい気持ちにさせてくれます。

※シーモア:修正なし。見えない描写です。

1

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