Renta!限定版
あんた――もしかして、オメガ?
コミック

〇〇バースって設定や世界観の自由度が高くて、作品ごとに独自色を出せるところが特徴だと思う。
面白かったりわかりづらかったり。作者様の力量/オリジナリティがはっきりわかってしまう怖さもある。
さて、本作はオメガバースと転生ものを掛け合わせた作品。
ノンケの菅田が同性の同僚中原に告られて、逃げる途中で事故に遭って目覚めたら異世界。
同性のαxΩカップルに助けてもらい、戸惑いつつ彼らを見ているうちに価値観に変化が起きてくる。
シリアスになりすぎない部分は、また元の世界に戻れるところです。
オメガバースを知った事で中原を受け入れる心が生まれた菅田は、彼と付き合うことに。
そこで勃発するのが攻x攻攻防。男のプライドがぶつかり合う。
しかし、大きな価値観の揺らぎを経た管田。受けますよ。
すぐ頭を打ってあっちの世界とこっちの世界を行ったり来たり、あっちのラブラブカップルとの会話がコミカルで抜け感もあります。
攻めの中原は優しくて、言葉でも体でもまっすぐ愛を伝えてくる。
最終的には私好みのストロングスタイル!「萌x2」で。
これは物語としてすごく面白い作品でした。
ですが、オメガバースものだと思って購入することはオススメはできません。
運命の番とかロマンチックなものはでてきません。
以下ネタバレ含みますのでご注意ください。
設定として、現実ではギラギラ仕事に生きている主人公のお話です。
ライバル視していた同僚から告白を受けるけど、同性だからと断ります。
で、事故でオメガバースの世界へトリップしちゃうという流れになります。
このオメガバースの世界には、糧にしていた仕事はなく、助けてくれた同性カップルのお互いを深く愛し合う自然な姿を目にすることになるでした。
そこには性差別はなくα、β、Ωの3つでわけられている世界で、素直な気持ちで同僚へのことを考えられるようになっていき、自分の気持ちに気づけるというお話でした。
オメガバースの世界=異世界 という非日常的なファンタジーな物語なのに、登場人物の感情はかなりリアルに描かれています。
どちらが攻めになるか話し合うとか、同性だから付き合えないとかなど葛藤がリアルで、大量のbl漫画を読む私には、自然に受け攻めが決まるのが当たり前という考えがあったので、正直上記のリアルさに面食らいました。
ファンタジー×リアルな感情 のかけあわせで、とても面白いと思いました!
ただ萌えるかと聞かれると、胸キュンはあまりしなかったかな。
この、何とも言えないラノベ風なタイトル。中二病感満載の設定に惹かれました。あーんまりラノベに親しんでるわけでは無いけども。深夜に放送されている設定がとにかく難解で、言い負かされる感満載の世界観を作る人の事をただただ凄いなぁ、とかねてから思っている私としては興味深々なのであります。
まぁ一言で言うと、肩透かし感は否めない。読み手側の予測を上回って欲しいのだ、そこはもぅ絶対に。ラノベってそういうもんでしょ?←勝手な想像。
ノンケの筈の菅田は、ゲイの中原からの真摯な告白を受け、その直後事故に遭いオメガバースの世界に飛ばされる。自身がこの世界の中でΩ性なのだと知り、男同士のカップルの自然さを見るにつけ、割と簡単に「中原と付き合うはアリかもしんない。」と、思ったところで、現実に引き戻される。ここでめでたし!でもいいのに。まぁどちらかというと、もうちょっとオメガバースの世界の中で、真実の愛を知る、くらいなとこまで頑張って欲しかったけども。それで付き合う事になってみれば上下問題が勃発。
そこで今度は中原と2人してオメガバースへと飛ばされてしまう。白黒決着か⁈と思いきや、どうやら中原もΩらしい。Ωは「ヤラれる方」と思い込んでいた菅田の、考え方に異変が起こるのは良いとして。
本書の主題としては性差も何もかも超えて、対等に愛し合うということなんだと思うんだけども。
そうなってる?大丈夫?と。ややモヤモヤさせるのだ。オメガバースは大体に於いて、その性差による差別、それを乗り越えて真実の愛に到達する、だとか。Ωでも対等に渡り合える実力や人間力を持ってして強く生きる、だとかが主題なんだと思うんだけど。菅田は何を学んだの?っていう。さらに何度もバンバン2人が飛ばされる意味あったのか⁈とか、その世界で寄り添って仲良く生きている「こーちゃん」と「けい」のことも気にかかる。彼らは何処の誰ともわからない中原と菅田に親切過ぎるのだ。良い子たち過ぎる。
あとがきで、彼らがBL漫画の世界に生きる2人なのだとやんわり種明かしされているので、彼等の世界はその漫画の終わりで詰んでいる、という事が分かるのだかけれど。つまり、どうもならない。というある意味切ないラスト。
菅田と中原がこの世界に飛んだ事によって、もっと何か、成長とか、感じさせて欲しかったなぁ。うーん。
それともう一つ、中原が出来るバンカーだというのに前髪バッサーは気になります。そこはスッキリさせといて欲しい。
渦井先生の過去の御本はだいたい読ませていただいていてます。
それぞれに楽しんでますが、今回初のオメガバース!
って思っていたら…ん?( ,,`・ω・´)ンンン?ちょっと待ってww
現実世界とオメガバ世界を行ったり来たりしてる(笑)
一般的なオメガバのお話ではないので、ちょいと難しい
面白いんだけど…面白いんだけどオメガバースをメインで考えていたらちょっと裏切られた(笑)
キライじゃないです。むしろ面白い✨
オメガバ世界で世話になるケイ×こーちゃんの二人もいい味してます
あと攻の髪型がどうして鬼〇郎なんだろう←
受攻ともにマウント取りあってるのも面白かった♥
fleurさんのweb連載時から、大好きで……
発売日と同時にお迎えしました。
ファンタジー要素が強いですが、ファンタジー要素の中に「人を好きになるということ」の意味を感じることの出来る、素敵な作品です♡
オメガバースがテーマではありますが、オメガバースではありません(読めば分かります!!)
描き下ろし(おまけ??)で「えっ……!?」というような4コマ漫画が収録されておりましたので、web連載でこの作品を知っている方も絶対に楽しむことが出来ると思います(*°꒳°)
