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表題作海辺のリゾートで殺人を

阿久津昇平,30歳,取材で同行するフリーライター
相良瑞樹,25歳,偽名で参加の人見知り会社員

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

豪華客船で無人島へ向かい、島の高級
リゾートホテルで優雅なバカンスを過ごす――
そんな夢のようなツアーに招待された10組20名の男女。
抽選に当たりツアーに参加した
地味なサラリーマン・瑞樹は心弾ませ船に乗ると、
他の乗客は大企業の御曹司や警察官僚に
裁判長など、クセ者揃いのセレブばかり。
最初からたじろぐ瑞樹だったが、
旅の取材で同行するフリーライター・阿久津と
知り合い、意気投合する。
無事に島に到着して、阿久津と楽しいランチを
過ごした直後、ツアー客の一人がプールで溺死!!
突然の出来事に呆然とする瑞樹だが、
この事故は他殺ではないかという疑惑が
出てきて――!?

作品情報

作品名
海辺のリゾートで殺人を
著者
楠田雅紀 
イラスト
夏河シオリ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199009914
3.7

(109)

(46)

萌々

(25)

(17)

中立

(12)

趣味じゃない

(9)

レビュー数
19
得点
393
評価数
109
平均
3.7 / 5
神率
42.2%

レビュー投稿数19

何を、言っても

ネタバレになりそうで…
だいぶ積んでおいたのをようやく読んだのだけれども、面白かった。BL✕ミステリーありだなと思った。

0

物語として面白いけど

皆さんの書かれているように、オチは書かないとして…

ミステリー仕立ての恋愛小説として読むと、ちょっと違和感が残ります。というか、コレが男女ものだったとしてもそれなりに面白いんでは?と思ったからです。
それくらい、違和感なく物語が進んでいくんです。

登場人物の背景や設定、BLであることの意義?みたいなものが(最終的に受けと攻めはくっつくので、一応あるんですが)薄すぎて。
ちょっと安易に男性同士モノにしましたよ、という印象を持った作品でした。
瑞樹が男性である必然性、もしくは阿久津が男性である必然性、が欲しかったなと。

0

拍子抜けした…

 ミステリーものとして評判が良いようなので期待して手に取りましたが、真相にガッカリしました。以下個人的な辛口感想になります。

 真夏の豪華リゾートツアーに参加したら、事件に巻き込まれて…というよくあるライトミステリーものです。参加したメンバー達は現実にもいそうなアクの強い人ばかりで、掛け合いは面白かったので、後半まで合間に入るソフトなBLではダレつつ、それでも事件の結末が気になって読み進めましたが、まさかこんなエンディングが待ち構えていたとは。。

 途中過程で他のメンバーに比べて、主人公や恋人候補と思われる相手の影が薄かったり、クローズドサークルものや連続事件ものとしては緊迫感も無いところは気になったり、一部のキャラが意味深に匂わすシーンもありましたが、「まさかそんな展開では無いだろう…」とたかを括っていたら、そうだったので驚きました。展開が読めると、ミステリーとしての面白さは半減してしまって…。

 真相はミステリー好きなら、どこかで見た設定のオンパレードだし、トリックはITで説明されると面白くないです。種明かしの全容に拍子抜けしました。
ミステリーとしての派手な手法が使用されるほど、作家さんの力量によって出来栄えが変わってくるなーと感じました。目新しさのないよく使われる手法でもあるので、余計に物足りなかったです。ミステリーを普段見ない、読まない人や苦手なライト層向けだと感じました。
 作家さんが描きたかったであろうテーマも、社会問題提起に至るほどの重みや訴えかけられるものが感じられず、個人的な悲劇と戒めで終わってしまった印象が惜しかった。描き方次第では女性としてグッとくるものがあったと思うのに。。

 コロナで夏のバカンスを楽しめなかったので、本格的ミステリーを味わいつつリゾート気分を…という夢から一気に覚めてしまいました。
BLもミステリーもどっちもどっち感があり、残念でした。
少数派かもしれませんが、本格的BLミステリーが読みたいです。

5

絶対にネタバレを見ずに読んでください。

すごかった!すごいミステリー略してすごミスですね。

絶対ネタバレ見ないで読んでほしい!
私も本の裏のあらすじしか見ずに読みました。

ツアー客がとんでもないメンバーばかりだな、あれ?この職業ってもしかして?と思ってたら…。
いかん!何を書いてもネタバレになりそうで。

もうグイグイ引き込まれて夢中で読んで最後の数十ページは涙と鼻水が止まらず。

初めての作家さんでしたが本当に読み応えがあったし、話としてもすごい!

最後まで読むと、あの時のあの台詞はそうなのか!とかやたら姿を消してたのは…とか納得です。

はぁ、レビューも見ないで読んで良かった。

1

普通に楽しめました!

最後まで面白く読了しました。
皆さんはどんな評価かな~と覗きに来て、低めの評価もそれなりで、どれどれとチェックした所、なるほどねえと納得できる内容でしたw

これね~、ミステリーが好きで、ミステリーに一家言持っていて、ミステリーとして読んだらあまり評価高く出来ないのも仕方ないと思います。
リアルで考えて有るか無いかで読むと、「ちょっとどうかね~」って部分あるんですよ確かに。

でもミステリーとして読まずにですね、
2時間のサスペンスもので、結構現実的に考えるとオカシイ所あっても楽しめちゃったりする感覚とか、水戸〇門とか必〇仕〇人みたいな「情がめちゃくちゃ幅効かせてる」タイプだったりとか、あるいはT〇ICKのような「変な部分も楽しんじゃう」という感じで読むと楽しめると思います。
それか、アメコミヒーロー好きな人も楽しめるんじゃないかな?ヒーローは悪人に対して何をするでしょうか。そしてその後日常には戻れるんでしょうか?というね。

あとね、どこがとは言いませんが、「手のひら返し感」があるんですよこの話。
その時はテ〇ム・〇ートンの映画ぽいなとも思いました。〇ィム・バー〇ンの映画って登場人物自体は全く何も変わってないのに、周りの評価がある事をきっかけに180度変わったりするんですよ。そりゃもう人間不信になるぐらいw
昔は何でこんな極端な群像描写するんだろう?と思っていたのですが、もしかしてティム自身が手のひら返しを受けた事があるのかもしれないな、等と考えるようにもなりました。

話ずれすぎた。
とにかくですね、正統派ミステリーを期待して読むとがっかりするかもしれませんので、その点気を付けると良いと思います。

1

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