恋するヒマもない警察学校24時!!

koisuru hima mo nai keisatsugakkou 24ji

恋するヒマもない警察学校24時!!
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×211
  • 萌8
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

99

レビュー数
12
得点
110
評価数
29
平均
3.9 / 5
神率
27.6%
著者
楠田雅紀 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
麻々原絵里依 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784199010446

あらすじ

柔剣道に逮捕術と、6ヶ月の息つく暇もない
訓練漬けの日々――厳格な警察学校に、
憧れと期待を胸に入学した朝陽。そこで
十年ぶりに幼馴染みの尊と再会!!
ところが成績トップで総代となった尊は、
周りが驚くほど朝陽にだけ辛辣で当たりがきつい。
憧れだけで警官になる奴に市民は守れない――
尊に理不尽に否定され憤る朝陽。実は十年前、
親友の失踪事件をきっかけに二人は喧嘩別れをして!?

表題作恋するヒマもない警察学校24時!!

天羽尊,22歳,神奈川県警察学校,巡査
日野朝陽,22歳,神奈川県警察学校,巡査

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数12

尊の変化にびっくり!二人の青春成長物語。

流星〜(泣)
読んでるうちにまるで自分の友達が行方不明になったかのような気持ちになりました。

確かに警察官を目指す青春成長物語です。
とても読み応えがありました。

10年間苦しみ続けた尊。自分を責め続けて。その要因の一つは朝陽でもあると思うんですが。
子供だったから仕方ないですよね。まさか朝陽もそこまで尊を追い詰めていたとは知らず…。

入校式で再会し。
尊は別人のようになっていて。
朝陽がいつまでも元同級生で幼馴染みで同じ警察官を目指す仲間なのに。とこだわるのがしつこいな、と思ってたのですが…。そこに尊は救われたんですね。
尊にどれだけキツく当たられても、尊を悪く思えなくて応援したりかばったり。

少しずつ距離を縮めていく二人。
尊がまたまた別人のようになって!

同じ苦しみ、子供時代の自分、今の自分を知っていて、さらに支えてくれるのは朝陽だけ。

二人で流星の行方不明の痕跡を必死に探して推理して。
悲しい結果だったけれど、一緒に泣いて。
まだ自分を責める尊に、誰も悪くないんだともう理解できた朝陽が言い聞かせて。
二人で流星の前で誓って。

朝陽にだけは激甘に豹変した尊には正直びっくりしました。しかし、初めての恋なんですよね。
とっても熱くて情熱的で真面目に迫って。
なのにまさかの一ヶ月!?待つんかーい!
俺はお前のものになるつもりで来たんだよ!一晩で大丈夫だよ!

恋人同士としても警察官としても始まったばかりの二人。甘い時間を持てるといいですね。

警察官を目指すきっかけは同じ一つの事件だった。
けれど思いは正反対で。だけど目指すものは同じ。
尊が優秀すぎたのも辛い過去の自責の念からなのかと思うと辛いですが、最後は解決して将来を見据えて良かったですね。

0

過去の辛すぎる経験を乗り越えての幸せが染みる

警察学校モノって事で、舞台が最初から私のツボな作品とタイトルで分かってはいましたが、拝読して大好きが詰まりまくった作品だなぁとなりました。
小学生時代の同級生との苦い思い出と、ツラい経験が蘇る再会。
すれ違う2人、分かち合う痛み…からの溺愛✨
はぁ♥めっちゃ良かったです
過去のツラい経験と共に拗らせまくってる2人が、全部分かちあって思いを交わすシーンも最高でしたが、私は蝶に…蝶々に泣かされました
蝶々に泣かされて、2人に泣かされて、感動しまくって、最後の温泉で…まさかの1か月後宣言。
いや、そりゃキレるわ。
最後に笑わせて頂きました

0

いっぱい泣いた

小学校の遠足で同級生が行方不明になってしまい、
それ以来仲違いをしていた二人の再会もの。

当時班長だった攻めが重い責任を感じていて、
あの時の自分の行動が正しかったのかどうかを
自問し続けていたのが辛かった。
子供に責任はないし、
攻めの行動も間違ってないとわかっていても
「もしあの時…」と考えてしまう攻めが、
避けていた当時の同級生達との再会や受けの言葉で救われていく姿に涙。
お仕事ものとしても楽しかったです。

恋愛要素では
お出かけに誘ったり、受けにアプローチする攻めのたどたどしさが
甘酸っぱくて可愛かった。
そして告白後は更に甘々熱烈になる攻めも良かった。
物言いがストレートな攻めは愛情表現もストレートで、
そんな攻めにタジタジな受け、
そして照れる受けを可愛い…と思っている攻めが微笑ましい。

1

ミステリーBL

考え方は違えど警察官を目指して厳しい訓練に耐え切磋琢磨する姿は眩しい。ただ尊と朝陽の過去が重かった。2人が入校した事で過去が動き出し、その展開には背筋が凍る思いでした。
朝陽は勿論、責任感の強さゆえに自分を責める尊に胸が痛くなりました。最初はすれ違った2人だけど、向き合って朝陽が一緒に居て良かった。微妙になった2人の関係が動き出し、想いが通じてからの2人はめちゃめちゃ甘かった。今回は攻めの尊に萌えました!朝陽を好きすぎて可愛い!ミステリーとしてもBLとしてもしっかり楽しめる作品

1

警察学校のことが分かります。

警察学校!ちょうど今読みたかった!商売上手~とポチり。
完全に某作品の影響ですがw
学校での様子が詳しく書かれてまして、そこは楽しく読みました。

内容は主にキャラにもやもや。
朝陽はあんなことがあって、今までいっぱいいっぱい考えてきたはずなのに、中身の成長が足りてない気がします。
当事者っぽさが感じられないんですよね…。
人によるといえばそれまでだけど、違和感がめっちゃある。
あんなことがあったのに、まだそんな甘いこと言ってんの!?ってツッコミがずっと頭の中で回ってたんです。
とにかく朝陽の考え方がねー、普通の小学生ならこれでいーけど巡査だよ。正直むかむか。

それでも最後にスカっとさせてくれることを期待して頑張りましたが…。
初々しいできたてカップルは可愛かったけど、
被害者の前で告白ってただの自己満足だし!
朝陽は成長しないままだし!超もやもや!
で、この嫌な気持ちを吹き飛ばしてくれるほどの展開がありません。

二度読んだら警察学校の描写に新鮮味がなくって、
そうなると楽しいとこが全然なくって。
ツッコミどころがたくさん出てきて萌えはなくって。
何か別のスカっとする物語を今すぐ読みたい感じ。

警察学校のことが分かったのは良かったです。

4

タイトルはコメディっぽいのですが

お話はいたってシリアス。
そんで、ちょっとばかり重苦しい気配が詰まっている。
でも私はこのお話、面白かったんです。
と言うのも「友人が犯罪の被害者になってしまった子どもって、こんな風に感じるんだろうなぁ」と思ったから。
天羽も日野もとてもリアルに感じました。

小学校の行事で行った山で、班行動の途中に友達が行方不明になってしまう。
これはショックですよ。
日野は捜索&捜査に来た警官を頼もしく感じ、延いては『市民の為に活動する』警官になろうとする。方や天羽は、大挙して来た警官が友人を見つけ出せないだけではなく、事故か事件かもわからない状況から『事件を解決できる能力を有する』警官になろうとする。
こうして、小学生の時に同じ班で、同じ事件を経験した2人が10年の時を経て、警察学校でまたしても同じクラスになるんです。

それだけじゃないんですね。
当時2人は友人がいなくなった直後に、天羽は「戻って教師に知らせるべき」と主張し、日野は「自分たちで探してみよう」という意見だったんです。
結果として天羽の意見が通るのですが、本当にそうするのが正しかったのかは誰にもわからない訳です。だって友人は見つからないのですから。
子どもの日野と天羽は反発し合います。そしてわだかまりを残したまま天羽は転校しちゃうんですね。
そして、再会。

重っ苦しいです。
いや、重っ苦しくて当然です。
警察学校という、規律に沿いトップダウンの組織体制を体に叩き込む日常が、さらに抑圧感を高めちゃいますしね。

だからこそ、このお話の後半部分が効いたんです!
ラストに向けて萌えた萌えた。
抑圧された、いや~な気持ちが一気に浄化される様でした。
子どもがらみの事件が書かれるため『萌え爆発』にはならなかったんですが、私、楠田さんの書かれたお話でこれが一番好きかもしれません。

2

恋するヒマはあったらしい

タイトル買い。明るいタイトルと爽やかな表紙にワクワクしながら読み始めると、導入から気分が落ちるエピソード。前半はストレスゲージをじわ伸びさせるエピソードの連続で、読むのがしんどい。後半からは面白くなってくれて良かった。

子供時代に事件の関係者となった二人が、警察学校で再会して……?というお話。

主人公の朝陽はたぶんイイ子。一般的に本音でなく建前として言われることを、常に本気で言っている。こんなに世間知らずなまま警察の狭い世界に入って大丈夫かと心配になる。

尊は言っていることは分かるが(全面同意はしない)中身が見え辛かった。朝陽視点な上、前半は出番があまりなく、朝陽の記憶と想像の中で描写されることも多かったので、尊本人から直接人間性が見えてくるまでが長い。

そんな状態だったので、朝陽がゲイじゃないのに……なんて言いながら尊への恋心を自覚する流れに説得力を感じなかった。
が、ここをスルーすると後半からは楽しくなってくる。

朝陽と尊の接触が増え、不快なアクセントになっていた花岡の出番が減り、過去の事件にも動きが。結末までの数々のご都合感はさておき、決着を付けてから告白して、という四角四面な尊らしさは良かった。

くっついてからの甘々は、それまでの低糖度っぷりを取り戻すかのように長めで、ご褒美のようなおまけのような感じ。
BL描写の割合は好みで、特に過不足は感じなかった。

舞台設定には萌えが詰まっているはずなのに、前半がとても惜しい。
警察学校の日常は興味深く読み応えを感じるが、母親・花岡・ネット民・モブと小さな悪意が点在しており、澱んだ不快さが発散されることなく蓄積していく。

特に花岡は一人でBLの受けのように吠えていて、彼の主張から朝陽の言動の違和感が浮き上がる悪影響を及ぼしていた。二人とも班や連帯について今一度考えてみて欲しい……。
ここが違っていれば大好きな作品になっていたかもしれない。

とはいえ恋愛描写に関係のない訓練等もしっかり書かれていて、何度も「へー」と思えた点は好き。
事件絡みで勢いが出てきてからは良かったし、心を開いてからの尊は魅力的。すとんと腑に落ちるものでなくても、ストーリーのBLとの絡ませ方・書き方そのものは好き。

好きと嫌いが混在していて評価に困る。読み返すことはないので萌かな。

2

ストーリー8.5割、ラブ1.5割

楠田先生の新作は警察学校が舞台ということで、どんなお話になるのか楽しみにしていました。

今回は舞台柄?ラブ要素は控えめで、その分、最後にお互い"同性は初めてエッチ"が盛り込まれています。相手への滾る思いも触れたい欲望も抑えてきた者同士、ドッカーンと弾けるようなどエロス!…とまではいかなかったのは(個人的に)、ちょっと残念だったかなァ。

というのも、攻め受けは小学生の頃、同級生が行方不明になってしまった未解決事件の当事者。二人とも同じ痛みを抱えていても、その向き合い方は両極端でした。

事件以来二人の繋がりは途切れ、地元神奈川県警の警察学校入校式で再会。採用試験・学力試験ともにトップの成績だった天羽は総代を任され、かつて同級生だった朝陽にはなんの感慨もなさそうに厳しく接してくる。いや、あの、一応俺たち、同級生だったよな…?なリアクションの朝陽と冷徹天羽が、恋人同士になるまでのお話なのですが。

警察学校での人間模様がなんとも幼く感じてしまったんですよね…。もっとこう、ストイックなイメージを期待していたので、天羽の「ここを幼稚園だとでも思っているのか!」っていうセリフに深くうなづいてしまいました。

天羽と朝陽が未だ解決していない事件を引き摺りながら、いわば私情を交えて警察官を目指すっていう描き方はBLらしくてすごく好きです。今では難しいバランス感覚を求められるのかとは思うのですが、そこにラブを絡めると不謹慎では…っていうね。わたしはその線をスッコーンと越えてしまうところに萌えてきたクチなので、もっと後ろめたさとか昏い欲望とかを感じたかったかな〜なんて。

楠田先生、近年の作品ではちょっと真面目さというか折目正しい作風が際立つので、闇系は不似合いなのかもしれないなぁ。本作では朝陽の人を信じる優しいところが、作品を明るく健全な方向に引っ張っていってくれて救われます。

作家様でいえば初期の白衣やアゲハ蝶や理系彼氏のような作品に萌えていたんですが、最近はストーリー性にますます磨きがかかってきた分、個人的に萌えるという感じではなくなってきたようで寂しいかも…。

麻々原先生とのタッグはめちゃくちゃお似合いだと思います。お二人とも品行方正な清潔感がありますよね。

願わくば、二人が警察官として中堅どころになった頃に訪れる人生のターニングポイントを物語として読んでみたい。職業、恋愛、そしてその先を二人がどう受けとめて決断していくのか、妄想が広がります。

1

隠された悔恨と苦悩

今回は元同級生でもある警察学校の同期入学生のお話です。 

すれ違いの原因となった小学生失踪事件を絡めつつ
2人が心を通わせるまで。

受様は大学を卒業したこの春
警察官になるために神奈川県警察学校に入学します。

受様が警察官になりたいと思ったのは
小学生の時にある事件に遭遇した出来事が発端です。

その事件とは小学6年生の秋の遠足で
一緒に行動していた友人が林の中で行方不明となった
「小学生行方不明事件」です。

受様は後にいたはずの友人がいないと気づいた時、
その場で探し続けたいと主張しますが、
班長始め他の2人は先生への報告を優先し、
全員で集合場所に引き返す事になります。

事態を知った教師は林に入って友人を探し
警察も加わった山全体の大規模な捜索を経ても
いなくなった友人は見つからず、
捜索隊はその山狩りで殺害され埋められたとみられる
成人男性の死体を発見する事となります。

今も友人の行方はようとして知れず
殺人事件が解決したという話もききません。

受様は小学生の話を馬鹿にせず、
真剣に聞いてくれた担当刑事に憧れ
警察官になりたいと思うようになったのです。

そして意気揚々と学校の門をくぐった受様は
思いがけない再会を果たすことになります。
それは件の遠足で班長を務めた攻様との再会でした♪

かつての攻様は学年一小柄だったのに
今の攻様は受様より頭半分高く体格の良い男前で
慶応卒で採用試験満点トップ入学という
今期の逸材なっていたのです。

受様は件の事件時をきっかけに仲たがいしていましたが
再会した以上は和やかな関係を築きこうと
受様は当時の態度を謝罪しますが

受様が警察官を目指した理由を知った攻様からは
辛辣な事はが放たれます。

結局何も解決していないだろう。
警官なんか全然頼りにならない。
だったら俺がしっかりと頼れる警官になってやる。

それが攻様の志望動機だったのです。
受様とは正反対の志望動機を口にした攻様の言葉の底に
怒りを感じた受様は呆然としてしまいます。

果たして受様は無事に
6ケ月の学校生活を終えられるのでしょうか!?

警察学校と過去の失踪事件を絡めながら
それによって大きく道を違えてしまった同級生同士の
恋物語になります。

舞台は2人が入学した警察学校で
警官になるための半年間を共に切磋琢磨する中で
2人が警官を目指した事件の影が見え隠れしつつ
展開していきます。

警察学校では「できない」事は許されず
厳しく徹底的な練習が繰り返され
成績の悪い者、ついていけない者、適性の無い者は
脱落していくのです。

受様は出来る者が手助けするのを当然と思いますが
攻様は1人でできるべきであると助ける事を良しとせず
様々な面で攻様は折り合いが悪くなります。

対立関係のような2人が
どうやったら恋仲になるかとハラハラ&ワクワク、
とっても楽しく読ませて頂きました。

小学生と言う子供時代に友人を失うことになった2人ですが
攻様は当時から賢く、班長としての責任感と相まって
自分にできることで警察に協力までしていました。

0

警察学校のお話!

BLとしては珍しい題材でとても興味深く読ませて頂きました。「警察学校24時」どこかで聞いたような(笑)警察BL大好きな私としてはワクワク感しかありません。麻々原さんの描くカッコいい制服姿の2人の表紙も眼福でした。

警察学校では教室の事を教場というとか学生ではなくてもう巡査という階級であり警察手帳も持っていて学校というより訓練所的な場所だそうです。勉強になりました。少し前にTVドラマでもありましたが、なかなか厳しい世界で適性がない者をふるい落とす、という面もあります。

とはいえ学校ものは色んなキャラがいて面白い。私のイチオシは花岡君。優秀だけど万年2位でプライドが高い。かませ犬感もありますが好きなタイプです。良い受けの素質があると思う。脇役だけど。いつも成績1位の攻め、天羽君も優秀でストイックでイケメンの堅物で将来素敵な刑事になる素質充分の人です。しかし過去の同級生の行方不明事件で重いものを背負ってしまいある種のトラウマになっています。

過去の事件のミステリー部分とか警察学校の訓練の日々の様子は面白かったのですが、残念なことに受けの朝陽にあまり魅力を感じませんでした。警察官志望のわりに考えが甘いし勘も鈍いし魅力的な攻めの相手役としては物足りない。警察なのに「人を疑うのが苦手」とかぬるい事言ってんなあ!と感じます。警察に入ったら階級社会なので犯人どころか同僚同士でも手柄を奪いあったりしそうなのに大丈夫か?と思います。

ともあれこういうBLジャンルは大好きなので、警察BLがこれからバンバン増えるといいなあと思いました。

1

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う