SS付き電子限定版
一度フラれた親友と、恋人になんてなれるわけない!?
はあーーーー...なんって素敵な「じれもだ」愛!
私の中の「好きダム」決壊。。
こちら、Kindle unlimitedにて拝読しました。
もっと早く出会っていたかった気もする...!
これから何度も何度も読み返す「大大大好きな一作」の中に、
しっかり留め置かれる一作になりました。
古澤エノ先生の美麗な挿絵、高校時代の彼らや再会後の姿も
最高にキラキラ輝いていてカッコよくて✨
一途な受けの片想い(途中からは、無自覚な両片思い)×再会、
そして選手ではないけれどスポーツ(サッカー)も絡む
川琴先生の現代ものです。
以下あらすじなしで、感想(というより、ただただ興奮)のみを。
先生、絶滅危惧(絶滅してる?)の「イヤホン半分こ」男子、
私も大好きです!!(エノ先生のイラストも最高...)
はーーーー、心をぎゅぎゅっと掴まれて、甘くて甘い気分に浸ってしまう。
ショッキングな試合中の事故、どんな時でも支えたいと願う健気な侑志が
攻めに寄り添う様子、ドキドキの「片想い相手」の家へのお泊まり、キス、
そしてその後の切ない関係の拗れと侑志の決意...
尺を長く取り、丁寧に丁寧に描かれた「高校時代の彼ら」の様子に、
「これぞ青春!」と思う全てが詰まってました。
侑志が高校で初めて清光に声をかけることができた日のように、
295ページ(SSも含めて)全編通して、
桜舞うような爽やかさ(&じれもだ!)を感じる一作でした。
何より、受け・侑志の小学生時代から(!)の長い長い片想い、
山より高く海より深く、宇宙より広いんじゃないか...というぐらいの
愛・愛・愛に心、掴まれまくり。
二人の友人・拓海がナイスすぎるアシストをしてくれてるのに、
それでもまだゴールを決められない二人(主に清光)に
「んもーーーーっ!」と思ったりもしたけれど。
小学3年生の時に彼を知ってから、
高校生になって友人になるまで6年、
切ない別れから再会までに8年、付き合うまでもモタモタ、じれじれ...
そんな”時間がかかっちゃう”ところも含めて、
不器用でウブで一生懸命な二人が愛おしい。
恋の切なさ、甘酸っぱさ、キラキラしたところや
ぐちゃぐちゃになる感情、全部が全部詰まってました...・:*+
すわ当て馬か!と思ったレオくんが(本当に当て馬ではあったけれど)
爽やかに告白して、潔く引き下がる様子なんかも素敵で
ときめく✨
電子限定SSは、高校の時からずと二人を静かに見守り、
最後はナイスアシスト(なのになかなかゴールは決めてもらえなかったけれど笑)をした
拓海視点のお話。これもじーんとする良いお話でした...
親友で、仕事仲間で、大好きな恋人でもある。
そんな”特別”な二人の長い長い年月をかけての恋物語、
心に刻まれる最高に素敵な焦れもだでした!
読みながらちょっと泣いてしまった//
侑志ー...!良かったね!と、私がもし彼らの同級生だったなら、
背中をパン!と叩いて喜び合いたいです( ̄∀ ̄)(清光に怒られそうですが!笑)
小学校の時からの初恋のひと。
サッカーの選手でかっこよくて優しくて、大好き。
ずっと心で追いかけて、彼がスポーツ特待で行く高校にも受験して入って、サッカー部のマネージャーになって。
でも卒業式直前にアクシデント的に告白してしまう。
彼が困ってたから自分から離れる。
安心して。ずっと友達だから。そう言いながら連絡するのをやめる。
同窓会も、OB会も、全部スルー。
そうやって8年を過ごして、なのに今。
社会人チームの専属理学療養士とそのチームの担当者として再会することになり…
よくあるパターンだと、再会後どう恋愛が始まっていくのかが中心で過去の恋心は事実のみさらっと書かれるのが多いと思うんです。
でも本作は珍しく、高校時代の片想いとそれでも楽しくて幸せで、という時間にかなり多くのページが割かれてる。
再会後はまあお決まりの誤解があって…
…はともかくも、私的に首を傾げたのは攻めの清光がやけに積極的な男になっている所。
こういうひとだったっけ?だったの?という違和感が拭えない。
展開としては、一途で真面目で誠実な侑志の初恋が遂に実るわけだからAll良かったね、な訳だけど。
2人が結ばれるシーンは萌えを越えて感動しました。とても良かった。
当て馬にもさせてもらえなかったレオや、実はキーマンだった拓海の存在感をもっと生かせたら…と思います。「萌」で。
読むのは2作目の作家先生です。
読んだ一作目は「宵越しの恋」。
小説ってシリアス激重が多くて、読むのにエネルギーが要るので頻繁に読む気になれない……でもがっつり読み込めて没頭できる小説を読みたい……というジレンマを抱えつつ読んだ本作、いやーちゃんと落ち着くのかヒヤヒヤしたけど、、、総じてよかった!!
再会系ではあるのですが、攻め様・清光さん、侑志さんに向く恋愛感情を最後ギリギリまで自覚できないという……ドッキドキでしたよ、このまま博愛男に諦める侑志さん見ることになったらどうしよう!?!?ってね……
自分を好きでいてくれる侑志さんの気持ちが心地よいとか言い出した時には傲慢自分勝手攻め(私の軽い地雷)を覚悟しましたが。。。最後は覚醒してくれてよかったです!!
いやー、拓海さんは自ら手を挙げたとはいえ、当て馬二人使ってるようなもんですからね、贅沢すぎよ清光さん。
清光の振る舞いにはドキドキしましたけど、侑志さんの一途の極み感とか、二人が心酔しきったエッシーンとかすごくよかった!!
侑志さんはゲイじゃなくて「ある一人(清光さん)しか好きになったことない」ということなんですね。おかげで終始清光さんの行動に踊らされてて微笑ましいやらですわ。でも清光さんに迷惑かけないようにとか嫌われないようにとか、ほんとに一途でね……健気すぎて泣けてきたわ
エッシーンの方はですね、肌を合わせてる(ほんとに合わせてるだけ)の段階から二人とも気持ちよくなってるのがすごい伝わってきて何でかこちらも暖かみを感じてしまうエッシーンでした。読んでてあんなに幸せなエッシーンも珍しくない??私がそういう気分だっただけだろうか。。。
前作もそうでしたが、思いが通じてからのほっこり幸せ描写が幸せですごく読んでて楽しい小説でした。
他の作品も見てみたいと思います!!
挿絵買いです。
初恋再会モノなのですが、とにかくじれったくて
私はやきもきしてしまいました。
清光はサッカー一筋で生きてきた人間だから、恋というものを知らなくて
そんな清光に恋をしていた侑志は、告白するつもりじゃなかったのに
ちょっとしたきっかけがあって清光に告白します。
そこで色々とあって二人は高校卒業後に疎遠になります。
その後も侑志はずっと清光のことが好きで8年後二人は再会します。
そしてー…。
この二人はレオと拓海がいなかったら
絶対にくっつかなかっただろうなぁ…。
特に、拓海があれこれ裏で手をまわしてくれたから
二人は再会することになるし(これについては清光が必死だったこともあるけど)
その後二人で話し合うようにと助け舟出してくれたのも拓海だし。
ほんと…拓海がいなければどうなっていたことか…。
清光は恋愛したことがなかったから仕方ないのかもしれないけど
とにかく色々とひどくて笑ってしまいました。
侑志も健気だけど頑固で、あーもう!ってとてもじれったかったです。
親友から恋人に変わった後の、二人の初めてのお話も書かれているのですが
今までがスローペースだった分、ここもスローペースで、
それがこの二人にはすごく良いなと思いました。
じれじれした恋のお話を読みたい人にはおすすめの作品です。
川琴ゆい華先生の作品を読むのは、二冊目。
ゴールが見えているのに中々進まない
「焦れ」が萌・・と、姐さんたちが書いてます。
川琴作品の魅力は、焦れる悶えが魅力。だから、進捗テンポが遅い。
著者の進捗リズムに合わないと、本をぶん投げたくなる。
でもその衝動を抑えて、サーっと読み
その後に再読すると、リズムに合わせやすくなっているので、
川琴作品は、サッと一読+じっくり再読、をしたら味わえると 私なりの読み方を会得。
この作品も、本当は、とっくに相愛になっているのに、
主人公が恥ずかしくて逃げ出してしまったので、
8年後の再会まで恋の火種だけになって埋もれてしまう。
再会しても、主人公がまた逃げまくるので、スッキリ落ちない。
言い訳の巻き添えを食った人達に、物凄く迷惑をかける主人公。
こういうすれ違いをゲーム感覚で楽しむ作品。
ちょっと読書に待つ体力が必要です。
焦れる恋を今している人には、良い参考書になるかも。
主人公は、物凄く好きな癖に、本人の前では素直になれない。
人気の萌の在りかを探す読書は面白かったけど、我慢しすぎて読後暫く頭痛がした。