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主人公は、フォルド王国の12番目の王子フィンレイ。母親が平民であるため王位継承権は無い。
祖父母の商いを手伝ったり野山で狩りを楽しむなど、実家でのびのび育っていたフィンレイのもとに唐突に結婚話が舞い込む。
縁談の相手が、国の行事に参加した10歳のときに一目惚れした地方領主のフレデリックと聞き、舞い上がるような気持ちになる、というところから始まるお話。
非常にわかりやすく展開していくお話で、微に入り細に入り描写も的確で大変読みやすかったです。
とにかくキャラがいいです。
フィンレイは賢くて真面目な努力家で、おおらかで視野が広いので、読んでいて気持ちがいいですし、自然と応援したくなります。
領主の妻となったからには領地のことをもっとよく知りたいと勉強したり、庶民のなかで育った事もあってわけへだてなく振る舞ったり、子供達の心を開いて仲良くなっていく様子も、なにもかもが百点満点ですし、性格が素直なのも好感度が高いです。
すぐに警戒をといた執事のギルモアに家政婦長のローリー、双子の世話で半死半生だったナニー、領主補佐役のマーティン、3人の子供達もみんなフィンレイが好きになっているのに、当のフレデリックがなかなか素直じゃなくて、むむむと思っていたら、後半にものすごいデレが入ってからの終盤には溺愛甘々でこちらが照れました。
フレデリックに対しては思うところが少しありますが、フィンレイが彼を好きだと言っているし幸せそうだし、まあいいか、となりました(誰目線)。
馬にまたがったまま猟銃で無頼漢を襲撃した場面などもあり、とにかくフィンレイ祭りな本です。
シリーズ化されていることを知らなかったので、続巻購入予定です。
なんでだ?なぜフィンレイの気さくで素直な心に気づかないの!
華やかさとは違う可憐な美しさに魅了されないの?フレデリックあんたは大ばか者だよ。
フレデリックを嫌っている王太子からの提案によって結婚することが決まったふたり。
フィンレイは何度か挨拶を交わしたことがあるフレデリックに何年もずっと憧れており、喜んで嫁いでいきます。
でも、疑い深く当主としての経験から慎重になっているフレデリックはきちんと話もせずただ式を挙げます。
そして同じ城に住むだけでなるべくフィンレイと顔を合わせようとはしません。もちろん子供たちにも構ってくれるなという姿勢。
この前半の部分の 攻めに虐げられる受け って大好きなのでフィンレイの気持ちを考えると涙が止まらなかったです。
もちろん名倉先生なのでストーリーはあまり重すぎず、この後きっと良い事起きるはず!とずっと希望が見え安心して読めました。
こんなに愛されるべき素晴らしい子を誰か早くかわいがってあげて欲しい。
この作品はやっぱりフィンレイの魅力に尽きると思います。
彼がただ変化を待っているだけではなく出来る事を見つけ、置かれている状況で当主の嫁として有益な行動を取る姿に感動しました。
甘くて読後感はスッキリです。寝る前に読むと幸せな気持ちのまま眠れます。
作者様買いです。
絆され攻めと一途受け。
いつもは名倉先生の書かれる「受けのことが好きすぎて様子のおかしくなる攻め(笑)」が大好きなのですが、今作は受けであるフィンレイのキャラがすごく良かった…!
初っ端から、野鳥狩りをしている場面で驚きました。
狩りが好きで得意な受け様って、けっこう珍しい気がします(攻めにはいそうだけど)。
しかも狩りができるだけじゃなくて、解体・組み立てまでできちゃうんです。
ワイルド! (゚∇゚ノノ"
以下、内容を軽く。↓
母親と共に街暮らしをしていた、第12王子のフィンレイ。
彼は10歳の時、行事のために赴いた王宮で年上地方領主フレデリックに一目惚れします。フィンレイの初恋(*´艸`*)
そして18歳になったある日、突然兄である王太子から王宮に呼び出され、結婚を命じられます。結婚相手はなんと一目惚れしたあの人、フレデリック!
驚きながらも弾む心を抑えきれずに嫁いでゆくのですが。
フィンレイが王太子の差し金で間諜として来たと思い込んでいるフレデリックは、フィンレイに対し冷たく接します。
大好きな人に冷たくされる悲しみを抱えながらも、フィンレイは一生懸命に領主と領地のために尽くしていきー
と続くお話。
序盤は、大好きな人に、邪険に思われ悲しむフィンレイの姿が痛ましくて可哀想で( ; ; )
でも、ただ落ち込むだけではないのが、このフィンレイのすごいところ!
健気に一途にフレデリックのことを思い、本を借りて領地のことを勉強しようとしたり、フレデリックが引き取った甥っ子たちと遊んだり、懸命にコミュニケーションを取ろうとするんですね。
なかなか懐いてくれなかった9歳のライアンが、思いがけず銃の手入れに興味を持ってくれ、フィンレイとの関係が変わり始めるところでは思わず「よかったねえ」と声が。
お下がりの衣装も喜んで着て、懸命に領地のことを勉強し、子供たちとも仲良くなろうとコミュニケーションを取る。フレデリックの方が一回り以上も(13歳差!)年上なのに、涙ぐましい努力をするフィンレイの方が精神的に大人に見えたりしました。
そんなフィンレイの姿を目の当たりにして、徐々に認識を変え、フィンレイを信頼し愛するようになっていく攻め様に、ニヤニヤが止まりませんでしたよ〜( ̄∀ ̄)
「嫁いできてくれて、ありがとう」のシーンでの二人の口づけのイラストを見た時は、不覚にも涙が…
そしてそして…!終盤のフレデリックの危機に駆けつけた時のフィンレイの格好良さといったら!!もう映画を見ているようにドキドキしちゃいました。
このシーンがあったからこその「神」評価といっても過言ではないかも。
普通なら危機に陥るのは受けで、それを颯爽と助けにくる攻めーという構図だと思うんですよ。
それがね、馬に乗って猟銃構えて、攻め様の危機を間一髪、救う受け様。
格好良すぎるよ…!
ラブシーンでの恥じらう姿とのギャップにも、もうめっためたに激萌えしました。
かっこ良く活躍する受け様を見たい方、ここに!ここにフィンレイがいますよ〜!( ̄∀ ̄)と叫びたい✨
もちろん、絆され攻めが好きな方にもぜひぜひ読んでいただきたい一作でした◎
問題提起的な事案が少ない代わりに感情描写が豊かで、元々しっかりとした人物像の受けのフィンレイの心の揺れがとても分かりやすく、読み手の心を揺さぶる様に描かれているなと思いました。
勿論攻めのフレデリックの感情の変化も同様です。
フレデリックは民にも慕われている有能な領主だけど、兎に角フィンレイが出来過ぎなほど人間的に素晴らしく、受けにしておくのが勿体ない!
フレデリックに嫁がずあのまま母親の実家で過ごして大人になって、気立てのいいどこぞの娘さんと結婚したとしても幸せな家庭を築いていたんだろうなと思うのに、そんなフィンレイにずっと恋心を抱かれて、嫁いできてからも一生懸命夫のために動いて、笑って泣いてしてくれるとか堪りませんね。
猟銃は最後にああ使う為にあったんだなと納得しましたが、個人的な感想で申し訳ないですが狩った後の動物の描写で苦手な部分がありました。そこだけが唯一マイナスな気分になりましたが、続編も出ているようなので読んでみたい位には楽しかったです。
こちらの作品の続編も読みましたが、やっぱり甘くない〜の方に戻ってしまいます。だって、続編の穏やかでない〜があまりにもフィンレイが可哀想で可哀想で…。
甘くない新婚生活は、フレデリックとフィンレイの結婚から物語が始まります。この結婚生活はタイトル通り甘くない。夫のフレデリックがフィンレイの兄と確執があってフィンレイを冷遇するんです。フィンレイにとってフレデリックは初恋の相手でウキウキしていたのに、それを知ったフィンレイの落ち込みようはこっちまで泣けてきました。
しかしフィンレイは王子とは言え市井育ちで、庶民に近い生活をしてきています。生活も明るくハツラツとしていて前向きで、それでいて健気。ハッキリ言って好感度高い嫁なのです^ ^
そんな性格のフィンレイなので、使用人たちやフレデリックの子どもたち(義理です)と仲良くなって、ついにはフレデリックとも心を通わせていきます。
フィンレイを毛嫌いしていたフレデリックも、フィンレイの人柄を知るうちにどんどん好きになっていくんですよーーー!この過程がニヤニヤ。フレデリックがフィンレイにハマっていく様がとても楽しいです。
フィンレイの兄がフレデリックに嫁がせたのは、フレデリックを陥れるためで、その片棒をフィンレイに担がそうとするんですが、フィンレイは兄と夫との間に挟まれて心身共に衰弱していきます。マジでクソな兄です。王都にいるときはフィンレイと全く関わりも無かったのに!(怒)
でも、フレデリックがフィンレイを兄の陰謀から守ってくれて嬉しいハッピーエンドです♪
フレデリックはフィンレイにメロメロ溺愛です。子どもたちもフィンレイにすごく懐いていて、完全に幸せ家族。この展開を待っていたので嬉しいです^ ^
フィンレイの頑張りを応援したくなる、そんな作品でした。フィンレイは見た目も性格もかわいいんです。最初こそ読むのが辛かったですが、フレデリックがフィンレイに惹かれていくにつれて、読むのが楽しくなっていきました。もっとラブラブとイチャイチャを見たかったです。物足りなかった!
元気なれる作品です。めっちゃおススメです^ ^
