「ドロドロにとけて混ざるまで愛しあいたい」ポルノ作家の溺愛と執着

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表題作とろけて開いて 続

獄本龍之介
武田治,小説家
夏目貴文
編集者

その他の収録作品

  • 結んだら、ほどかないで(描き下ろし)
  • カバー下 あとがき

あらすじ

十年越しの想いを成就させ、晴れてポルノ作家獄本と恋人同士になった編集の夏目。
連日甘く激しくとろけるまで可愛がられ、あまりの溺愛に気後れしながらも幸せを感じていた。
そんなある日、二人が手がけた純文学作品に映画化の話が舞い込む。
喜ぶ夏目とは反対に、官能小説の執筆に忙しいとどこか不機嫌な獄本。
願っても無いチャンスに話だけでもと約束を取り付けるが、映画のプロデューサーとして現れたのは、夏目のかつての同級生・芥川だった――…
大人気シリーズ待望の続刊、ポルノ作家の“溺愛と執着"

作品情報

作品名
とろけて開いて 続
著者
しゅがーぺろぺろ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オーバーラップ
レーベル
リキューレコミックス
シリーズ
とろけて開いて
発売日
電子発売日
ISBN
9784865547160
4.4

(149)

(82)

萌々

(50)

(13)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
17
得点
652
評価数
149
平均
4.4 / 5
神率
55%

レビュー投稿数17

色々なことがあるけれど

『とろけて開いて』の続編です。
まさか続編を読めると思っていなかったので、すごくうれしいです(*´ー`*)


恋人同士になった夏目と獄本先生。
甘々な日常を過ごしている二人ですが
今回は夏目の高校の同級生(芥川)が出てきてひと波乱あります。

それ以外にも獄本先生ってエッチの時に夏目の前を触らなくて
そのことを夏目が言うと「今まで抱いた女は中が一番反応よかったが」と言います。
これは最低すぎてびっくりしました。
普通の神経してたらこんなこと絶対言わないだろってことを
どうして獄本先生は言ってしまうのか理解に悩みました。

その後も芥川の件と、映画化の件が重なってもめて
ああぁぁ…と読むのが辛くなりました。
不器用同士が恋愛するとこうなるんだな…と…。
でも、最後はハッピーエンドだし途中辛かった分
とてもとても甘い最後で幸せな気持ちになれました。

素敵なお話を読めてよかったです。

0

エロいだけじゃない

前作に引き続きエロてんこ盛り!なのだけど。
お互いにずっと好きだったと伝えあった後も
本心を明かすことが出来ずすれ違ったり
その関係に不安を感じてしまったり。
そしてまた、改めて相手が大事だと気付いたり。
エロではない部分にしっかりと山場があったのでそれに引っ張られることなく楽しめました。

前作を読んでからだいぶ日が経ってしまったので読み返してから今作を読んだのですが
夏目はめちゃくちゃ色気が増しているなと感じて
独占欲が強くなる獄本の気持ちがわかる気がしました。
でも夏目がそんな風に艶っぽくなったのは獄本への愛があるからなので
なんだかんだ丸く収まり、幸せになる結末がとても微笑ましかったです。

描き下ろしまでたーっぷりラブラブで、最後まで楽しめる作品でした。

1

ヒロイン顔の主人公と執着イケメン作家攻め

前巻を復習してから読みました。

獄本がポルノ作品を書くようになったのは夏目に惚れたから、ヒロインのモデルは夏目だとようやくしっくり納得しました(今頃!?)

前巻ではあまりの理不尽なエロと無闇矢鱈なエロに目がくらみしっかり読めてなかったなと反省しました。

こちらは二人の気持ちが通じ合いお付き合いして一年。
純文学作品の方も好調で映画化のお話が来ます。

獄本はいつもエッチは一方的で夏目の前を触らず触らせず、女を抱くように後ろでいかせようとしますね。
そこが気になってました。
いつまでこのやり方?と。

夏目も獄本のポルノ作品への思い入れをわかっておらず。

そこに夏目の中学時代の知り合いの映画プロデューサーの芥川も現れすれ違う夏目と獄本。

無事に和解したら夏目はエッチに積極的で!
そしてもう二人の関係を隠すのも忘れるほど独占欲をむき出しにする獄本。

良かったのですが。
やはりエロに目がくらんで読み落としてる所がないか心配です。

夏目もいつもヒロインみたいな表情で、あれ?男である意味や必要ってあったっけ?と疑問が。

2

エロもラブも良かった

続編の今作は、エロとお互いを想い合うラブがいいバランスで、面白かったです!

先生の純文学作品が映画化される企画が持ち上がり、そこに絡む受けの同級生がプロデューサーとして当て馬ポジションで登場。先生は不安から強引なセッ◯スをしてしまい、受けに心ないことを言ってしまう。拗れる二人だったが、お互いに自分の気持ちに素直になって、ハピエン!

受けの同級生が少し不憫。彼の横恋慕は二人の絆を深めるいいエッセンスでしたね。
昔のようにまた手紙を送り合うのが素敵でした。末長くお幸せに!

2

あま/えろ

作品情報のプレイの項目、圧巻ですね( ´ ▽ ` )

甘さもえろさも、お腹いっぱい堪能させてもらいました。
先生にライバル登場!?です。
先生の嫉妬を拝めた上に、さらに確かなものになった先生と夏目くんの愛に大満足。
当て馬キャラの芥川も良かった。悪人でないところが好ましい。「とろけて開いて」のどえろいけど、優しい世界観が好きです。

夏目くんの下がり眉笑顔がとても可愛い〜。
芥川の想いは、最後、昇華できたのだろうな。芥川の顔が幸せそうで何より(^_^)

前作では、個人的にえろにばかり目がいったのです。でも今回は、先生の傲慢攻めなのにヘタれなところ、夏目くんの純情でありながら淫らなところにと、たっぷりキャラ萌えしました♡
先生の溺愛っぷり本当最高。

読後、満腹になれる素敵な一冊♬

5

エロい♡可愛い♡これぞ官能BL♡♡

いやぁ、もぉ隅から隅までエロくて可愛くてとろけましたねぇぇぇ~~~( ///⊃ω⊂)ウキャ

そしてストーリーは初っぱなから、エロいは 不穏な空気は流れるは で・・・ドキドキしっぱなしでした!
見事にしゅがーぺろぺろ先生の手のひらの上で、コロコロ コロコロ転がされまくりましたやんかっ!
もうクラクラ~~~♡
今回は特に表情のアップがたまりませんっ! 『目』、『鼻からくちびる』へ。
もうハートをキュンキュン掴まれてしまいました。
『とろけて開いて』そして『ひとつに溶け合って』
武田(獄本)先生(攻め)、前巻ではあんなにクールで表情が読めなかったのに、やっと本来の姿を出してくれたんですね!
それも「二回も失敗したくないから」
いよっ漢らしいっ。

表紙で二人が絡んでるその『受け』のお尻を、スーツの腕が・・・。
いやぁ、この表紙からして素晴らしい。
ドキドキドキドキと、ページを捲る度に新たな展開が。もぉ息をもつかせぬこの二人の愛の形が一体どうなって行くのか!!
映画化のプロデューサーであり、『受け』の同窓生の芥川くん、実に良い味・配役でしたねぇ。いやが上にもにも盛り上がってしまいました。
彼は最後にあんな事を言ってますが、私は絶対にヤってると思います(なんちって)。
彼にも中学からの拗らせた恋を、例え一時でも叶えさせて上げたいぃ(⸝⸝⸝•́ω•̀⸝⸝⸝)

これだけエロくて、でも全然厭らしくなくて・・・。
これはしゅがーぺろぺろ先生の持って居られる『品』が物を言うのでしょうね。
(いや、めっちゃエロいんですけどね)
何回も書いちゃいますが、本当にアップの表情が凄いんです!
これだけでもヨダレが・・・。
『受け』の夏目くんのまぁ可愛いこと♡
特に涙をいっぱいためた『瞳』これだけでやられてしまいます!
そして『攻め』の先生の着物姿のまぁカッコイイことと言ったら! 惚れてまうやろぉ~~~♡
人目もはばからず、キスに抱擁に!
えぇわぁァァァ!♡♡

ラスト(描き下ろし)『結んだら、ほどかないで』本当に本当にそう♡
愛を誓い合った二人
永遠に幸せになって欲しい♡♡

1

ぶつかって深まる愛

〖DMM電子書籍〗
修正 : 濃霧
カバー折り返し : 著者コメント
カバー下 : イラスト、あとがき
帯 : あり
裏表紙 : なし
カバーデザイン : 円と球さん
電子限定特典 : 描き下ろし漫画2P(旅館にて)
備考 :
ひと言 : 「正岡さんと芥川くんって…」と苦笑していた前作の芥川くんがまさかここで出てくるとは…

〖紙媒体〗
未読

2

1度目の失敗、2度目は…

前作同様えろす全開でしたが、夏目の悩みと登場人物が増えたことでストーリーの方の比重が若干上がっていました。
夏目の高校の同級生・芥川参戦です。

先生と夏目は相変わらずのあまあまっぷりですが、それと同時に夏目は自分がものすごく淫乱になってしまったこと(これは前回も悩んでましたね)と、恋人同士になったはずなのに先生が今も自分を被写体としてだけ見ているような気持ちになってしまいます。
淫乱に関しては先生的に「最高」だと思うのですが、夏目は素直に受け入れられなくてもやもや。たしかに高校時代、奥手な眼鏡くんだった夏目なので、大学も6年間のリーマン時代もそんな感じだったのかな?だとすると受け入れる前に立ちはだかる恥の壁が相当手強そうです。
被写体の方は完全に先生が悪い。先生的には恋人とのプレイの一環、ちょっとした遊びのスパイスのつもりでも、夏目のようなビギナーにはそんな含みの部分は通じないわけで、「参考にしたい」なんて言われたら「ひ、被写体!」ってそのままの意味にしか取れないですよね。
どの作品を読んでも思うことですが、恋人同士になったから通じるものではなくて、常に「報連相」大事。言葉で気持ちを伝えないと、いくら思っていても伝わりませんもんね。

参戦してきた芥川ですが、この子がもうちょっと活躍してくれるかと思ってました。
結局高校時代の気持ちも封印したまま。あそこまで先生に恨まれ、警戒されるなら、せめてあのときの気持ちくらい伝えていたら昇華できたかもしれないのに、殴られ損です。
先生は1度目の失敗を生かして2度目は頑張ったけど、チャンスを2度とも失敗してしまった芥川…。先生に再会する前だったらとか想像しましたが、それでも無理か…。タイミングだなあ。
最後に出てくる芥川の回想シーン。ここ、必見です。
美しい。青春とはこんなにも美しいものだったのね…、と切なくなること間違いなしです。

長くなりましたが、前作を通して思ったこと。
夏目って両性具有?と思うようなからだの構造をしていませんか?
たまに白ボカシの上に女性的な何かが描かれていることがあって…。
前作ではそこをひたすらこねくり回す先生が描かれていたし、でもそんなパーツは男性にはないし…。うーむ。

2

前作よりも好みかも

とろけて開いての続編。
獄本先生がすっかり恋の病にかかっている。
夏目を溺愛して、執着して、浮かれて、ヘタレて、ヘタレて、必死で、余裕がなくて。
前作よりもだいぶ余裕がない獄本先生のヘタレさがパワーアップしていて、読んでいてちょっと可愛いななんて。
あまりにデリカシーがなさすぎる、過去に関係を持った女性と比べての無神経な発言には引っ叩きたくなってしまいましたけれど、獄本先生による獄本百面相が楽しめます。
先生ったら、こんなにコミカルな表情も出来るんですね。
夏目からしてみれば、獄本という人は憧れの存在であって、大好きな作品を書く作家でもあって、尊敬する恋人でもあって…と、おそらくかなり美化しているというか、大人の男だと思っているのではないかなと思うのです。
ただ、そんなに先生は大人じゃないんだなあ。
多分、夏目の方が大人だと思いますし、すごく不器用で可愛い人なんです。
そこに気付けるまでがちょっと長かったですね。

めでたくくっついて甘い時間を過ごす恋人達に訪れる試練といえば、誤解と思い込みとすれ違い。
そして当て馬キャラクターの登場…と、定番が盛り沢山。
個人的になのですが、今回当て馬として登場した、夏目の同級生だった芥川がどうにもツボにハマりまして。
どう見ても、過去のあの射抜くような視線は夏目に向けてのものじゃないですか。
第1話後半の、カーテンが風に舞う中での目線が美しくてすごく好き。
好きな相手の好きな人を奪っては、好きな相手の反応をじっくりと見つめていたい。
それって、かなり歪んだ感情ですし、叶うことはなさそうな想いなのですけれど、なんだか妙に心惹かれるというか…なんだろうこの気持ち。
うーん、芥川が主役の作品が読みたくなってしまったな。
芥川にも幸せになってほしい。

と、そんな一波乱を乗り越えて更に想い合う2人。
官能小説は獄本先生からの壮大なラブレターだったんですね。
そして夏目からのはじめての官能小説への感想の手紙と、夏目が贈った武田治名義の本への手紙に対しての先生からの返事の手紙のやり取り。
前作でも描かれていた手紙のやり取りが今作でも登場するのが良いですねえ。

しかし、ベッドシーンがパワーアップしていて驚き。
プレイの数がすごいことになっているのですけれど、私は描き下ろしの2人の幸せが伝わるシンプルな抱きしめ合ってのプレイが1番好きでした。
「愛してる」「僕もっ!」が可愛すぎますね。
後味の良いハッピーエンドな続編でした。

4

攻めが一途

相変わらずのエロエロで、読んでいる時は思わず背後を気にしてしまいました。ww

今回はちょっとした事からのすれ違いがありましたが、獄本の表情を見る限りは夏目の事が大好きだというのが分かって全く心配はいりませんでしたね。

夏目が酔ってもしかしてという展開もありましたが、想像の範囲内で安心しました。

今回は夏目の同級生の芥川が取り引き先の当て馬として、軽く引っ掻き回してくれてました。
彼は策士だったけど、きっと昔から夏目が好きだったんだろうと思うとちょっと切なかったです。

エッチの最中に過去の情事と比べる発言はいただけなかったけど、天然な夏目に振り回される獄本はとても一途で新鮮でした。

お互いの誤解も解けた後のエッチも凄かったけど、最後には周りに隠すこと無くイチャイチャする2人が幸せそうでとても良かったです。

2

前作に続きとろとろです

とにかくエロを期待しちゃうこの作品 笑
今回も前作に負けず劣らずとろけてました〜

今作で変わったのが先生の印象かな。前作ではちょっと強面でどっしりと構えた男らしい印象だったのですが、今回は夏目に好意を持つライバル的存在が登場したりで少し余裕の無いところだったり、嫉妬心だったりで以前より表情に変化があり、なんか可愛いらしいっておもってしまいました。
夏目と芥川が話してる横で目を見開いてる先生はなんだか小さく見えて可愛い…

そして当て馬役?な芥川ですが、めちゃカッコイイし最初は謎めいていて良い奴なのか悪いやつなのか…と探り探りでしたが、実はめっちゃ純愛だったしで好きになってしまいました…先生ごめん笑
先生が、夏目との最中に言ってしまった女の人と比較するような言葉にはさすがに言っちゃいけない一言!と思ってしまいました。

そして相変わらずイチャイチャの2人、特に最後の書店でのイチャイチャには、さすがに人前だぞ〜と注意したくなる程でした笑
エロもたっぷりで見応え十分でしたし、期待を裏切らない続刊で満足です!

2

十年越しの想い成就の、その後。

ラブラブなふたりの前に新キャラが登場!
先生の純文学作品の映画化を進めるプロデューサー・芥川です。
実は中学時代、夏目の同級生だった芥川は、夏目との再会を喜びとても親しげに接してきます。

それを見ていた先生は、嫉妬まかせに夏目を抱きつぶすのです。
何度もイかされ、「たすけてッ」と懇願する夏目がどエロい…///
激しくて、ねちっこくて、ちょっと意地悪だけど、恋人の独占欲を感じられるこんなエッチも悪くないと思います。
けれど夏目は、どんどん快楽に溺れていく自分に後ろめたさを感じているからか、身体はとろとろなのにどこか複雑な様子でした。

散々中イキさせられまくった後、遠慮がちにどうして前を触ってくれないのかと尋ねれば、
「今までに抱いた女性は…」
と、まるで夏目と女性を重ねているような、女性扱いしているような言い方をされてしまいます。
この言葉の所為で、いまだに官能小説の被写体にされているのではないかという疑念がさらに深くなっちゃったんだと思います。
たしかに男女の情事を書くのに、前を愛撫する必要はないもんね。

こうしてふたりの関係がぎくしゃくしているタイミングで、夏目が芥川にお持ち帰りされ…
ますます心がすれ違ってしまうのでした。


どうなっちゃうの〜!?ってハラハラしたけど、まさか先生があんな態度に出るとは思わなかった。
床に膝をつき、そっと夏目の手に縋り…それはそれは真摯な態度で許しを乞うのです。
夏目を繋ぎ止めるためなら官能小説の執筆さえやめると。
もうね、これでもかというほど必死な先生の姿にノックアウト!
普段が強引で俺様なだけに、狡いくらい健気に感じました。

その後の仲直りエッチでは、これまでになく積極的な夏目が見れました♡
そして最後には、このふたりにとって大切なアイテムである「手紙」のやりとりがあり、ほっこりするエンドでした。


さて、先生に一発殴られてあっさりフェードアウトした当て馬の芥川。
この物語では完全に脇役ですが、彼もまたなかなかストーリーのある人間なんですよね。
好きな人の好きな人を奪っちゃう、BL界では十分主役になりうるやつ。
中学時代の回想で、女の子とキスしながら夏目を見つめるシーンは、青さと痛さに溢れてて心に残っています。
こっちとくっついても良かったのに〜と思うほどの当て馬ではないのだけれど、彼のこともほっとけないというかなんというか。
どこかで幸せになってほしいと思いました。


ストーリー的には萌だけど、エッチシーンがとろっとろで凄まじかったので萌2で。

5

色々グレードアップ

前作よりもそりゃもうっ!とろけ具合も開き具合もグレードアップしてました♡ストーリーも主人公2人のお互いを思う重めの愛情が前作よりも伝わって来ましたし。がっ!個人的に引っかかる点が⋯作者様の作風なのか、他の攻めキャラの雄っぽさを際立たせる為なのかは分かりかねますが、受けキャラが必要以上に女っぽ過ぎる気がしてならないのです、修正がtnkの形状でなければショートヘアの貧乳♀キャラに見えなくもないかなぁ〜?なんて思ったりしました。あくまでも個人的にですが。

3

謎の好みの問題にに引っかかったけどよかった

夏目くんってば武田先生の重版のたびにファンレターを渡してるの可愛すぎませんか?獄本先生が嫉妬してしまうのもわかる。
前を触らずイかせることが快感を味わわせている証拠だと思っている先生ですが、前を触らないことが今まで抱いた女たちと同じ男としての夏目くんを認めていないことにもなるのかとなるほどと思いました。
先生は小説のために夏目くんを抱くようなことを言っているときがありますが、先生の書く官能小説自体が夏目くんへのラブレターなのだとしたら、ラブレターを書くためにもっと愛し合いたいということですかね?
当て馬で芥川くんが出てきますが、あまりに夏目くんが先生のことしか見えていないのでカップルのイチャイチャ痴話げんかに巻き込まれただけで不憫ですね。
芥川くんにも幸せをあげてほしい。素敵な相手が現れますように。

あと、本当にこの作者さんの描くえっちシーン良いですね。熱くなった顔以外に、夏目くんの肩や手にも熱が集まっている感じや汁や吐息もとてもいい。
ただ、私個人のよくわからない好みの問題で、お風呂での泡まみれセックスの際に泡まみれであろう手を口に突っ込む描写が苦手なので(アナルに指入れるのは別にいい)その時だけちょっと困惑しましたが、大半の方はそんなところには引っ掛からないと思うので安心してすけべも楽しめるのではないかと思います。
本当に読んでよかったです。続編出してくれてありがとうの気持ちでいっぱいです。

4

迫力増しつつ基軸そのまま

今日発売と知り即購入しました。試し読みだけでも前作から更に盛り上がっていることが伺えます!そして紙電子同時発売は有難い…!

前作もレビュー出来ないくらい好きでした。
続編になって迫力を増しつつ淫靡さも残し基軸そのままなのがとても良かったです。
夏目は見た目女の子だし手足長いのですが、大好きな先生に対してもハッキリ不満言うし先生の上に乗るし、かと思えば「○◯してしました…」とプルプルしちゃうのが堪らなく可愛い。行為シーンもかなりバリエーションが増えて腰つきがエロい…
先生は今回不機嫌強面より夏目好きモード全開なのも可愛かったです。嫉妬する真っ黒な顔も良い!完全に振り回されてます。

夏目が先生の作品を大大大好きなのは間違いなく、何度も悩むのは先生という生身の人間相手だからこそ。自分の性質が暴かれる羞恥と戸惑い、相手にちゃんと自分の気持ちを伝えることは、本に書いてあって知ってはいても実際行動に移すのは難しいです。
二人打ち解けつつ初心に帰った、ニコニコ可愛くて良いラストでした。
そして表紙のパープルとピンク美しすぎます。

7

先生の執拗な官能攻めにとろけてしまって、夏目ったらトッロトロです。

ええ。相変わらず、先生はヘタレです。夏目を手に入れて有頂天になって。浮かれていたのも束の間。今度は夏目に当て馬が。
先生の作品を映画化するというプロデューサーは、夏目の高校時代の同級生・芥川だった。芥川はその昔、夏目が想いを寄せていた女子と付き合っていて。人知れず夏目は失恋していたのだが。ふわりと描かれている感じでは、BLあるある、芥川の狙いはそもそも夏目だったんですよねえ。先回りして女子を寝取るというヤツですね。
しかし。芥川の目論みはうまく行かず。再会した今も、想いを遂げる事なく退場します。
ただ、悔しくて。酔った勢いで悪戯に夏目にキスマを付けたりはしますけど。
気が気では無い先生は、嫉妬に狂って夏目を抱き潰す。
ん?いやいや、そもそも本編ずーっと。夏目、抱き潰されてますから‼︎
いやらしく開発されて、すぐさま乱れまくる夏目はエロい。夏目自身もそんなはしたない自分を自覚していて。恥ずかしいと思っているし。先生の官能小説をもぅ他人事とは思えなくなっていて。読めば疼く。けれど、『未だに官能小説の被写体にされているみたいで。嫌だ…。』と感じてもいる。だってもぅ恋人同士の筈なのに。
いや、被写体ってなんだ⁈ モルモットとか、被検体とか、そういうことを言いたかったんだろうし、大枠ではあながち間違いでも無いんだろうけども。
うーん。先生がどんな気持ちで、浮かれまくって、君を抱いていたのか、思いも至らなかったのだろうか?夏目よ。私はこっそり夏目に耳打ちしてあげたい。
『先生は、君が思ってるよりずっと。ヘタレなのだよ。』と。
もちろん。夏目は自分でその事に気付く。先生の本心、真心に気付く。
いつも俺様で。落ち着いた和服の先生が、往年の月9ばりに息せきって駆けつける姿は、可愛いかったです。先生 いつもだけど、必死過ぎる。必死な姿がどうにも可愛い。
先生は10年前、変なプライドと緊張から夏目を逃してしまった。(前作参照)
だからもう二度と失敗出来ない、次は二度と離さないと決めている。
芥川が「一度目も二度目も失敗しちゃったな…。」というのと対照的に。
後半はこれまた先生のガツガツっぷりが。二度と離さないどころか、もう外でも何処でも自分の気持ちに素直になり過ぎ。ははっ。けれどもそんな先生を相手にする夏目も素直に大胆に乱れます。エッチぃです。
先生の描く「聖母で娼婦」とは夏目のこと。楚々とした佇まいなのに。エロい。
ところで。相変わらず、夏目の口が小さ過ぎて。一応舐めたりはしてますけど、絶対先生のは入らないよね⁈って、余計な心配をしてしまいます。

修正はまっ白抜き。ですが、とにかく夏目の乱れっぷりがエロいので。エッロエロに見えます。

9

えっ!すごい!前作を超えてる!?

いやー、良かったです。
あとがきを読んでなるほど!と思ったのですが、前作は武田×夏目が恋を実らせる話でしたが、今回は獄本×夏目のハッピーエンドを描いたお話になっています。


幸せな日々を送る二人に、純文学作品の映画化の話が舞い込みます。
喜ぶ夏目に反し、乗り気じゃない獄本。
映画のプロデューサーとして現れたのは、夏目の中学の同級生・芥川でーー…!

馴れ馴れしい芥川に嫉妬して、激しく夏目を抱く獄本。
後ろだけでイくことを強いる理由を聞かれて、「今まで抱いた女は中が一番反応良かったが…」って。
それはデリカシーなさ過ぎですよ!
せっかくキュンキュンしてたのに〜!!

獄本とすれ違ってしまった夏目は、芥川と二人で飲みに行き、気付くと裸でベッドの上。
しかも、首にはキスマークが!

まさか!?という展開に、心臓がドキドキしました。
そして夏目は、嫉妬に狂った獄本に小説を朗読させられながら酷く抱かれます。
結局、獄本は小説の被写体としての自分しか見ていないのではないか?と悩む夏目。
なぜ、純文学が売れた今でも官能小説を描き続けるのか?という疑問が夏目の中にあるのだと思います。

獄本がどんな思いで10年もの間、官能小説を書き綴ってきたのか……
10年前、夏目に想いを返せなかった後悔……
前作では読み取れなかった獄本の感情が溢れるほどに伝わってきて、その度に切なくなりました。
10年前から今なお書き続けている官能小説は、獄本から夏目へのラブレターなのだと思います。

夏目を取り返すために芥川を殴るところ、手を取って連れ去るところ、全てが映画のようにドラマチックでした。
「嫌ならもう官能小説は書かない だから誰のものにもならないでくれ」と、必死にすがる獄本の思いが健気で泣けます( ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )

獄本の小説で自慰をしてしまい、作品を汚してしまったと言って泣く夏目の純粋さたるや。
快楽に溺れる自分との葛藤が切ないんだけど可愛くて、泣き顔にも見惚れてしまいました。
いや、確実に前作より可愛さ増してるよ!

そして、仲直りHがヤバいくらいエロかった♡
夏目が想像の斜め上行くエロさで、多分獄本の小説超えてるな。
言葉で身体で、めっちゃ煽ります。
私の中では、本年度No. 1のエロさでした\(//∇//)\

恥ずかしがって書けなかったファンレターを獄本に渡し、夏目はやっとどちらの「先生」も受け入れられたのだと思います。
人目をはばからずキスして抱き合う二人が眩しくて、キュンを通り越して苦しくなりました。

芥川も決して悪い奴ではなかった。
「もう、苦しくない?」というセリフには、グッときてしまいました。彼にも幸せになってもらいたい。

ストーリー、心理描写、エロ、全てにおいて前作を上回っていると思います!とても素敵な作品でした。

11

カモミールおばさん

初めてコメントさせていただきます。
初めてでこのようなコメントを差し上げるのは心苦しいのですが、レビュー内で「極本」と書かれておりますが、正しくは「獄本」かと存じます。些事ですが、大変失礼ながらコメントさせていただきました。
差し出がましく意見させていただき、申し訳ございません。

いつも、ぷれぱーるさんのレビューを楽しみに拝見させていただいております。特に、この「とろけて~」の続編はぷれぱーるさんのレビューを拝見して、購読を決めました。他書籍もよく参考にさせていただいております。レビューの言葉選びも素晴らしく、自身でレビューするときの参考にもさせていただいております。
これからも楽しみにしております。まもなく白露といえど、残暑といって差し支えない気温です。どうぞ、お身体お気をつけて。

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